概要
SARS(さあず)は、危険なウイルス感染症の一つである。新型のコロナウイルスが感染することで肺炎を起こす。正式な病名は重症急性呼吸器症候群(じゅうしょうきゅうせいこきゅうきしょうこうぐん)。
かつてアジア(特に中国と香港)とカナダで流行していたが、現在は終息している。ちなみに日本では発生していない。
SARS患者の咳やくしゃみに含まれる唾液が口に入ることで感染する。
主な症状は発熱と激しい咳。胃腸症状(嘔吐・下痢)を伴う人もいる。ひどい場合は呼吸困難を起こして死亡する。致死率は高く(平均10%)、特に高齢者が危険。