鬼殺隊の中で最も位が高い九名の剣士
その名を―――――――柱
※この記事は物語に関するネタバレ情報を含みます。 |
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概要
漫画『鬼滅の刃』における、古より人食い鬼から人を守ってきた鬼狩りの組織、『鬼殺隊』の最高位に立つ剣士達の総称。
基本的には各人が極めた全集中の呼吸の流派に従い”○柱”という肩書を持ち、階級を示す際は手の甲にその柱名が浮かび上がる。
「柱」という漢字の画数が九画である為、定員は九名。一般隊士とは隔絶した強さを持っており、文字通り鬼殺隊を支える柱となっている。
彼ら・彼女らの日輪刀には、刃元に『悪鬼滅殺』の四文字が刻まれた特別な意匠が施されているため、一目でその席位を周囲に知らしめる事ができる。
立場的にも、当主・産屋敷耀哉との謁見や、半年に一度開かれる“柱合会議”への参席を許されており、現場指揮などの裁量権も有している(ただし、あくまで強さを基準に選ばれているため、指揮官として有能な人物ばかりではない)。
柱合会議でのお館様への挨拶は早い者勝ちらしく、会議の前はソワソワしているらしい(アニメ第22話次回予告、大正コソコソ噂話より)。
最上級隊士の特権として、給料は無限に欲しいだけ貰うことができる。また、独自の屋敷を都合されている者もいる。
戦死や引退等の理由で空席となった場合、階級が甲で、実力を持つ者の中から選ばれる。なお、その実力の選定基準については『十二鬼月を倒す』、もしくは『鬼を五十体倒す』、この二つが存在する。
現風柱の不死川実弥の回想から推察するに、この内の十二鬼月を倒すという基準については、必ずしも一人で達成する必要はないようであるが、実際のところは不明。
一面では十二鬼月と対となる剣士たちであり、この百余年間、柱が下弦の六鬼を狩っては、上弦の六鬼が柱を敗死させている。
ちなみに柱内での序列は特になく、基本的には最年長である“岩柱”がまとめ役になることが多いが、実力的に言っても、岩柱が最強である。
アニメ第23話において、当代の柱達は産屋敷耀哉から「始まりの呼吸の剣士達」に匹敵する精鋭が揃っていると評されており、実際に多数の犠牲者を出しながらも百年来一鬼も倒す事が出来ていなかった上弦の六鬼全てを殲滅する成果を挙げた。
“柱”の剣士一覧
- 水柱・冨岡義勇(とみおか ぎゆう)
それは、誰よりも冷静に判断し、鬼を断つ者
炭治郎が最初に出会った鬼殺隊士。炭治郎に鬼殺隊としての生き方を示す。
- 蟲柱・胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ)
それは、誰よりも軽やかに舞い、毒を刺す者
蝶の髪飾りを付けた女剣士。一見おっとりと丁寧な対応をしているが……。
- 炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)
それは、誰よりも熱く、誇り高き精神を持つ者
炎のように逆立った髪を持つ男剣士。
溌剌と明朗快活な態度で、裁判では真っ先に炭治郎の斬首を主張する。
- 音柱・宇髄天元(うずい てんげん)
それは、誰よりも派手に戦場を駆ける者
輝石を打ち付けたようなパンクファッション風の服装と化粧が特徴の男剣士。
派手なことが好みらしく「派手に」が口癖。
- 恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)
それは、誰よりもときめきに胸を高鳴らせる者
頬を染めた可憐な容姿の女剣士。胸が少々肌蹴ている。
周囲のあらゆるものにときめき「素敵」と零す恋多き女性。
- 岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい)
それは、誰よりも慈悲の涙を流す者
数珠を持つ手を合わせ、「南無阿弥陀仏」の文字で染められた羽織を着た巨漢。
瞳孔の映らない両目から涙を流し、殺して救うことを唱え続ける。
- 霞柱・時透無一郎(ときとう むいちろう)
それは、誰よりも剣技の才を持つ者
小柄で黒長髪の少年。柱の中では最年少。
常に茫洋として人の話を聞いておらず、関係の無いことばかり考えている。
- 蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ おばない)
それは、誰よりも鋭き眼光を持ち、鬼を穿つ者
口元に包帯を巻き、首に蛇を這わせている。オッドアイ。
蛇のようにネチネチした性格だが、状況は冷静に把握している模様。
- 風柱・不死川実弥(しなずがわ さねみ)
それは、誰よりも鬼を滅する執念を持つ者
眼を血走らせた、全身傷だらけの男。傷は度々増えているらしい。
かなり短気で気性が荒く、柱合会議では静止の声も聞かず禰豆子に刀を振るう。
元“柱”
- 元水柱・鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)
炭治郎と義勇の師であり、義勇の依頼で炭治郎を鬼狩りの剣士として育てた。
常に天狗の面を付けている。
- 元鳴柱・桑島慈悟郎(くわじま じごろう)
善逸の師で、彼の資質を見抜き雷の呼吸の剣士として育てた。
雷オヤジを絵に描いたような人物でとても厳しいが、同時に弟子想いな人物。
- 元花柱・胡蝶カナエ(こちょう かなえ)
蟲柱・胡蝶しのぶの姉で、彼女の継子である栗花落カナヲにとってしのぶと同様に育ての親であり、かつての師でもある。ある鬼との戦いで命を落とし、既に故人。
- 元炎柱・煉獄槇寿郎(れんごく しんじゅろう)
炎柱・煉獄杏寿郎の父。彼と弟の千寿郎を跡継ぎとして育てていたが、ある出来事がきっかけでやる気を無くし、やさぐれてしまう。
継子(つぐこ)
柱にその才覚を見込まれ、次期柱として期待をかけられた若輩の剣士。柱と行動を共にし、直々に修練が行われる。
基本的には柱と同じ呼吸を扱うことが望ましいが、違う呼吸の使い手であっても認められれば継子になることは可能。
恋柱である甘露寺蜜璃は継子から柱になっており、胡蝶しのぶの継子である栗花落カナヲは柱に近い高い戦闘力を有している。
痣(あざ)
遊郭での妓夫太郎戦で炭治郎が最初に発現させ、続いて刀鍛冶の里での戦いで無一郎と蜜璃が発現させたのを契機に、柱合会議にて柱達の知る所となった。
『心拍数が二百を超える』『体温が三十九度以上になる』という一定の条件を満たすと身体に鬼の紋様に似た『痣』が発現する。
痣が発現した者は身体能力が飛躍的に上がり、鬼から受けたダメージが通常では考えられない速さで回復する。これにより、上弦の鬼のような強力な鬼とも戦えるようになる。
詳細はこちらを参照→痣者(ネタバレ注意)
かまぼこ隊
主人公である竈門炭治郎と我妻善逸と嘴平伊之助の三人をまとめた非公式の愛称。
『階級が甲である』と『鬼を五十体倒す』という目標こそ達成していないため厳密には柱という階級にはあてはまらない。
しかし、三人は宇髄と共に百年以上鬼殺隊が滅することができなかった上弦の鬼、上弦の陸を倒し、生還している。
その時の死闘で炭治郎は痣を発現させ、その後の刀鍛冶の里での戦いでは蜜璃、無一郎と共に上弦の鬼たちを討ち果たした。
更に無限城での猗窩座との交戦時、共闘していた冨岡義勇が心中で炭治郎の実力を認めていることから、非公式ながらも事実上、炭治郎は柱と同格の戦力であると思われる。
同様に善逸、伊之助も上弦の鬼とそれぞれ交戦して辛くも勝利しており、痣は発現していないものの、その実力は柱の戦闘力に近しいものと考えられる。
関連イラスト
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アニメ
アニプレックスがYouTubeにアップしてくれた鬼滅の刃関連動画の中で柱揃い踏みのものを掲載。
柱解禁Pv
二十二話次回予告
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椿鬼奴…テレビ番組で酒柱を自称している