概要
Twitterにて「リアルおそ松さんに会った」という嘘か本当か怪しい内容の漫画を投稿した人物をなんJ民が叩いて生まれた語である。詳細はなんJwikiの当該項目を参照。「嘘松さん」とも。
元々のツイート内容におそ松さん要素が含まれていたことから命名されただけで作品内容と関係があるわけではない(命名当初はツイート内に登場するおそ松さん似の人物を「嘘松」、ツイート主を「嘘松腐女子」と呼んでいたようだが、その後後者のほうを「嘘松」と呼ぶようになった)。
この語が生まれる以前(『おそ松さん』放送以前)から「自作のフィクションを実際に見聞きした話と称して語る行為」あるいは「実在したと称する人物を用いて自己の主張を語る手法」は「創作実話」と一部では呼ばれており、「嘘松」「嘘松さん」はこれの同義語といえる。
創作実話で頻繁に用いられた「マックの女子高生」「聞いた話なんだけど」などは「ばっちゃが言ってた」と同様の扱いを受けるに至っている。
嘘松の根源にあるのは過大な承認欲求であり、発信者は女性が多い傾向にある。
一度バズればリツイートやコメントを稼げるが、あまりに見え透いた嘘は逆に叩かれ、最悪アカウント閉鎖に追い込まれる事もある。
この場合は自業自得としか言いようがない。
テンプレート
嘘松には下記のような文やシチュエーションが頻繁に用いられる。
- 「聞いた話なんだけど」
- 「寝ぼけてたんだけど」
- 「~って話、する?」
- 「それでは聞いてください」
- 「拍手喝采でした」
- 「お互い握手した」
- 「スタンディングオベーション」
- 「何かに目覚めそうになった」
- 萌えミリに理解のある元大日本帝国軍人
- 鋭い洞察を披露する公共交通機関で遭遇した幼児
- 颯爽と現れクレーマーを撃退していったイケメン・美人・外国人
- マックやスタバで遭遇した女子高生・サラリーマンの会話
- 幼稚園や学校で子供がしたとされる巧妙な会話
- その他、自分の株を上げるような武勇伝
例文
【元のお話】
長年連れ添った老夫婦の片方が先立ってしまった。
無理に遺骨を持って飛行機に乗ろうとしたら、
CA(添乗員)さんが座席を設けてくれるという粋なはからいをしてくれた。
【嘘松風に変換】
知りあいから聞いた話なんだけど奥さんのお葬式後に遺骨を実家に運んでる途中
乗務員が「隣の席を開けております。お連れ様はどちらですか?」って言って
奥さんの分の飲み物も用意してくれて他の乗客みんなで拍手喝采した。
関連タグ
スカッとジャパン:扱っている内容が「嘘松」的であるとしてTwitterでは「嘘松ジャパン」とも呼ばれている