中里毅

なかざとたけし

中里毅とは、「頭文字D」に登場するキャラクターである。

概要

妙義ナイトキッズのリーダーである。

かつてはS13シルビア乗りであったが、ドラマCD「黒い稲妻・新たなる不敗伝説」にて、妙義山に現れた相模ナンバーの白いR32GT-R乗り島村栄吉にパワー差で圧倒された末に惨敗した事をきっかけに、相手と同じR32 GT-Rに乗り換えたと説明されている。

以来「遊びだけ」のドリフト走行に疑問を抱き、確実にタイムが出せるグリップ走行にこだわっている。

BNR32の特性を活かした豪快な走りが身上だが、メンタル面ではムラがありキレやすく、だいたいの勝負で敗因となっている。

藤原拓海とのバトルでは、スタート直後のストレートでわざとアクセルを緩めて待ったり、負けても車のせいにはせず腕の差を認めるなど、正々堂々としている。姑息な手を用いるのが当然と考えている、同じチームの庄司慎吾とはかつては反目しあっていたが、後に和解している（詳細→庄司慎吾）。

高橋啓介との交流戦の敗北を引き摺った中での岩城清次とのバトルでは、自身のドライビングへの迷いからか普段通りの走りが鳴りを潜め、プッシングアンダーを誘発して右フロントを破損して敗北。チームのステッカーを切り裂かれるという屈辱を味わった。

神奈川最終戦では、慎吾と共にギャラリーとして再登場している。

このように原作ではバトルに負けることがほとんどでありあまり良いところを見せられていないが、高橋涼介からは「でかいクチたたくだけあってうまい」、高橋啓介からも「(ヘビーなGT-Rでのダウンヒルについて)中里もすげー根性してるぜ」と評価されており、決してヘタというわけではない。

藤原拓海戦では、印象的な台詞を連続で吐いている。

「全身の血が沸騰したようなこのハイテンション!これこそバトルだ!」

「低いギアからの加速は他のどんなクルマよりも得意なんだよ　この瞬間がたまんねーぜ！」

「剛性たっぷりのボディはビクともしねぇ！」

「サーキットで最強のマシンは公道でも最強だぜ！」

「リアサイドについてるRのバッジは不敗神話のRだ!」

また藤原に敗北した後の台詞やアニメのOP映像から、「板金王」「板金7万円コース」などさんざんネタにされている。