巌裕次郎

いわおゆうじろう

漫画『アクタージュact-age』の登場人物。舞台演出家。演劇界の重鎮の1人。

「感情ってのは臭うもんだからよ俺が欲しいのは臭ぇ役者だけだ」

「お前ら意味のある喧嘩だけしろよ俺の貴重な時間潰すんじゃねーよ」

概要

漫画『アクタージュact-age』の登場人物。老いて未だ評価高き舞台演出家。演劇界の重鎮。

黒山の勧めで夜凪を自身最後の舞台演目「銀河鉄道の夜」の主演カムパネルラに配役する。

舞台役者の業界では指導中に木刀が来るので注意と噂になっている。

劇団天球の舞台演出家。禿げて眉もヒゲも白く杖を持ってる老年だが指導は確か。

明神阿良也を見出し実力派の役者として育て上げた。

今回の演目「銀河鉄道の夜」を最後の舞台としている。

理由は寄る年波に勝てないとのこと……表向きは。

その実、膵臓に悪性腫瘍が見つかり余命幾ばくもないらしい。

劇団員には明かさず、死を自覚する死者の役カムパネルラをやる夜凪にだけその事を教える。

自身の体感する死を夜凪に伝え、最期の演出をするために。

何故皆に伝えないのか、何故治療に専念しないのかを夜凪が訊ねると

「俺が演出家でお前が役者だからだ」

「俺はな夜凪演劇をやるために生まれてきたろくでなしだよ」

「俺の死で舞台が良くなりゃそれでいい」

そう言って夜凪を黙らせた。

これから夜凪と共犯者。演出家の最期としての覚悟で彼女を演出する。

劇団の皆を導くために。

現役時代の星アリサが自分の舞台で精神に異常をきたし女優を引退したことを後悔しており『役者でやないとやっていけない人間』を集め劇団天球を結成した。

家族は過去は居たそうだが演劇に没頭する裕次郎についていけず離れていったらしい。

最後まで付き添った黒山墨字を追い出し孤独の中自分の舞台監督としての意人生に幸福を感じながら病死。

モデルは蜷川幸雄では？と言われている。