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盗作の編集履歴

2020-03-18 09:38:29 バージョン

盗作

とうさく

自分の作品ではない【他者の作品】をトレースなどしたもの、あるいは現物をさも自分の作品であるかのように扱ったり、発表すること。

概要

どう足掻いても著作権の侵害であり、クリエイターとして在る上でやってはいけない行為。

もし判明した場合、Pixiv運営側から速攻アカウント停止処分が下される。


なお、当該作品が『本当に盗作であるか』の確証が無いまま安易に付けたりはしないよう注意してもらいたい(冤罪ダメ、ゼッタイ)。たとえネタのつもりであっても盗作のレッテル貼りはシャレにならない。また、盗作であるという明確な証拠がある場合はタグをつけるより速やかにPixiv運営に通報しましょう。


通報ページは作品ページ下部の「●●●」アイコンに格納されたメニュー項目の「問題を報告」からアクセスできます。


例外

例外として、ネタで自分で自分の絵にこのタグを付けている場合もある


安易な盗作・パクリ呼ばわりは禁物

タグ概要にもあるように、盗作という行為には「人の手柄をさも自分の手柄であるかのように振舞う」という意味合いが強く含まれている。


しかし、制作者本人に悪意がないにもかかわらず、類似点をあげつらって制作者を盗作者呼ばわりし、悪人と決め付けて攻撃することはやめてもらいたい。


パクリの項目においても詳しく述べられているが、作品の内容やジャンル問わず、他人の作品を見て刺激を受けることにより、新たな作品のインスピレーションを得ることは一般的によくあることで、その結果先行作品との何がしかの類似が生じていたとしても、それだけで盗作に問われることはない。


そもそも、日本国内において著作権が「親告罪」であると定められている以上、盗作された可能性のある作品の作者本人が盗作した疑いのある人物を法的に訴えかつ裁判所に罪と認定されない限りは、著作権侵害は罪として立件されない。つまり、第三者がどれだけ疑惑の当人を責めようがなんの解決にもならないのである。


何より、そうした一方的な決め付けによる盗作認定が横行すると創作活動の萎縮にも繋がりかねず、著作権制度の趣旨に反する事態になってしまいかねない。


なお、著作権切れ・パブリックドメイン・著作権フリーなど勝手にコピーしても問題にならないものもある。

ただし、ライセンスフリーは著作権者への使用許諾申請や使用料の支払いを免除しているだけで、著作権を放棄しているわけではないので、勝手に手を加えるなどした場合、著作者人格権の侵害に問われる場合があることに注意。また、著作権切れといっても自分の作品になるわけではないので、勝手に自作のクレジットをつけてはいけない。


関連する話

先発優先提言事件

「先発優先」とは、2002年頃にとある小説サイトの管理人が提唱した概念だが、その内容は


既に世に出ている作品と設定や表現が似てるものは先行作品を尊重して消すべき


という、著作権の根本を否定する根拠もへったくれもない暴論である。

この暴論を振りかざし、自サイトにリンクしていた別の小説サイトの管理人を自作小説の盗作者とみなし、削除を要求して一方的かつ執拗に攻撃した事件がこの先発優先提言事件である。


全ては被害に遭った小説サイトの管理人がネット上で盗作の疑いをかけられたことに端を発する。

第三者の検証によって被害者が誰の目にも無実であることは明らかにされており、削除する必要は全くなかった。

にもかかわらず、盗作されたと主張する側及びその取り巻きが執拗に作品を削除させるよう迫り、相手が従わないと見るや上述の提言を大々的に掲げて賛同者を募った上で、再三に渡り削除を要求し続けた。それでも無実を主張し続ける被害者に対し、大多数の提言賛同ユーザーによる脅迫や誹謗中傷などの数の暴力で更なる圧力をかけ続けたのである。


この事件の最大のポイントは、この提言が「個人の作品を抹消するためだけの意図で作られた」という点である。つまりこの提言それ自体が、著作権法の趣旨に反する性質のものであった。


ところが困ったことに、この提言がWEBで守るべきマナーとして拡散されたことによって提言の内容を頭から信じてしまう人々も多くなり、ネットのあちこちでトラブルが起こるようになってしまった。個人攻撃のために作った間違った概念を一般的なマナーとして誤認させたという点も非常に悪質である。


現在は提言を提唱した全員が提言の誤りを認めて撤回・謝罪し、提言を使わないように強く呼びかけている。

(外部リンク:オリジナルジュネ小説サイト間における作品内容の重複、その対処について考える集い跡地)



2020年オリンピックエンブレム問題

近年発生した盗作疑惑の中でも知名度の高い問題。

2015年7月24日、2020年東京五輪のエンブレムが満を持して発表されたものの、デザインがベルギーの劇場ロゴに似ているとして騒動になった。7月31日には、劇場ロゴのデザイナーがエンブレムの使用差止めを申し立て。大会組織委員会は原案を公表し「劇場ロゴと似ていない」と説明するも、使用例として示したイメージ画像の中で写真の無断使用があったことが判明し、火に油を注ぐ結果となった。


エンブレムとは無関係ではあるが、デザイン担当者S氏が手掛けたトートバッグのデザインにも盗用疑惑が持ち上がり、実際に第三者のデザインをトレースしていたとしてS氏が謝罪。ただし、トレースを行ったのは共同制作者であり、S氏の責任はアートディレクターとしての監督不行き届きであるとした。問題のトートバッグは飲料メーカーのプレゼントキャンペーン用だったが、トレースが確認されたものはお蔵入りになっている。


その後、9月1日にはエンブレムが白紙撤回。2016年2月に劇場ロゴのデザイナーが訴えを取り下げ、4月25日には新エンブレムも決まり、騒動は一応収束した。


問題となったエンブレムが本当に盗作だったかどうかは、今なお不明確なままである。S氏の過去の作品についても盛んに検証が行われたが、ただの言いがかりに近い盗作認定があったことも否定できない。一方、写真の無断使用やトートバッグの件など、疑惑を深めるだけの材料があったことも事実である。果たしてエンブレムは盗作だったのか、一体どこからが盗作になるのかなど、みなさんも真剣に考えてみてほしい。


関連タグ

佐野研二郎 その師匠、佐藤可士和(例のテプラが貼られたコーヒーメーカー) クロスハンター

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