概要
『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』とは、ゲーム会社レベルファイブ原作によるゲームシリーズ『イナズマイレブン』の最新作。
同シリーズでは『イナズマイレブン』、『イナズマイレブン2 脅威の侵略者』、『イナズマイレブン3 世界への挑戦!!』、『イナズマイレブンGO』、『イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン』、『イナズマイレブンGO ギャラクシー』に続く第7作目の作品となる。
ゲームの対応機種はニンテンドースイッチ、プレイステーション4、スマートフォン(iOS/Android)。
元々のタイトルは2016年7月27日の『LEVEL 5 Vision 2016 -New Heroes-』で発表された「イナズマイレブンアレスの天秤」で、度重なる延期の末2019年発売予定になっていたが、2019年9月27日の開発ブログにてイナズマイレブン新作のサブタイトルを「英雄たちのグレートロード」、「外注先との共同開発」から「社内中心での開発」といった体制の変更で配信・発売時期を2020年春に延期することを発表した。
詳しい経緯は後述を参照。
2019年12月25日より公式サイトのビジュアルが更新されたが、タイトルロゴのデザインやゲームシステムの情報は公開されておらず、発売・配信日に「春」が削除されたことから、年内でも遅くなるか来年以降へまた繰り下げる可能性が高い。
現段階では開発ブログ内での説明だけで、「アレスの天秤」のドラマをベースに、旧シリーズのキャラたちも登場するプラスαのエピソードを加えて作り変える予定で、ゲームシステムは旧シリーズのDSの様に選手の位置をコントローラー(もしくはマウス)によって指示する自由度の高いゲーム性になり、eスポーツ的な展開を含め、対戦・選手集めなどハクスラ(Hack&Slash)要素を強化した新しいタイプのRPGになると説明している(アレスの天秤時から発売したイレブンバンド、イレブンライセンスなどの玩具連動も有り)。
続編の「オリオンの刻印」のストーリーとキャラクターも導入されるかは不明。
ゲームの発売延期について
当初2017年10月21日に放送された『イナズマウォーカーVol.8』では2018年夏予定、2018年6月14日には2018年秋予定、同年10月12日には今冬に延期していた。
度重なる発売日の延期については2018年12月25日に限定公開された公式見解の動画内で日野社長が開発の現状を明かしており、「外注先との共同開発でトラブルが発生し、満足できるクオリティの完成に間に合わないため、新しい外注先との開発の仕切り直し(意訳)」により実質の発売予定は2019年5月以降あたり(仮に遅くて年末)になると説明。
その動画内では新情報として旧雷門、チーム・オーガ、大海原中、陽花戸中をゲームに登場すると発表。
また続編「オリオンの刻印」を本作の要素とDLCとして追加する他、タイトル変更も検討していた。
しかしDSやストライカーズとは異なる新たなゲームシステムの開発と調整に困難を極めているらしく、2018年の「TGS2018」での試遊出展では操作性が悪いという意見が少なからずあったため、2019年の「次世代WHF'19 Summer」での試遊出展を「満足に遊んで頂くには不十分である」という理由で中止した(開発ブログ内ではグラフィック・システム面のクオリティが十分届いていなかったと説明)。
2019年9月以降も発売日決定の目処が付いておらず、そのまま月刊コロコロコミックのコミカライズも2019年10月号で連載終了(オリオンの刻印の連載は無し)、「オリオンの刻印」のアニメも9月末に終了する事態となってしまった。
なおアニメージュ2019年10月号のQ&Aではアニメ終了後もネット配信といった他媒体でプロジェクトを継続していくと表明しているが、公式サイト、イナズマウォーカーの配信(2019年3月から休止状態)や開発ブログの更新が滞っている為に不安視するファンも多かった。
2020年3月19日の日野社長のツイートによるとゲームエンジンの切り替えで開発が難航しており、4月までには発売時期などの方針を発表する予定だと明かしている。
一方で一部では日野社長が別作品の方に力を注いでおり、中小規模のレベルファイブが2度も開発を仕切り直した上で年内にゲームを発売できる可能性は考えられないことや、アニメ終了前にタカラトミーとの玩具展開も事実上打ち切られているため、たとえ発売が決まっても玩具復活の望みは低いと諦めムードが高まっているが・・・。
関連項目
表記ゆれ:英雄たちのグレートロード
略称:イナズマイレブンEGR/イナズマEGR/イナイレEGR/イナグレ
イナズマイレブンアレスの天秤 イナズマイレブンオリオンの刻印