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ジャック・オ・ランタンの編集履歴

2011-09-10 14:17:21 バージョン

ジャック・オ・ランタン

あくまをだましたあくりょう

西洋の亡霊の一種。 その昔、悪魔を口八丁で丸めこんで契約して地獄に落ちないようになった悪党。 生前は悪行の限りを尽くし、死後に地獄へ行くも契約の効果によって現世に舞い戻る。 以後カボチャの被りモノと、同じ形の提灯を提げて闇をを彷徨っているという。 ハロウィンのカボチャ提灯はココに由来する。

ジャック・オ・ランタン【Jack-o'-Lantern】とは、アイルランド及びスコットランドに伝わる鬼火のような存在。

普通の火の玉の姿、または光る衣装を身に纏うカボチャ頭の男の姿をしている。


ある悪党の逸話

 ジャック・オ・ランタンにはとある逸話が存在する。


 あるところにウィルという悪党がいた。

 ウィルはある日、人間の手によって木に吊るされた悪魔を見つける。

 悪魔は救いを求めたが彼はすぐには助けず、「自分が死後に地獄に落ちないよう取り計らえ」と契約を持ちかけた。悪魔は渋々これに応じると、ウィルは悪魔を解放する。

 ウィルは生きている間に悪行の限りを尽くすが遺恨によって殺され、死後になって天国の門の管理者であるペテロ地獄行きを通告される。しかしウィルは、今度は言葉巧みにペテロを言い包め、もう一度人間として生まれ変わることに成功する。だが、第二の人生も結局は悪行三昧を繰り返し、死後になってペテロから激昂されて天国にも地獄にも行けなくなってしまう。

 これを憐れんだウィルと契約した悪魔は、彼に煉獄が宿った石炭を与え、ウィルはその石炭をカブをくりぬいて作った提灯に収め、天国と煉獄の狭間である現世を彷徨い続けているという。


 以上はウィル・オ・ウィプスの逸話であるが、ジャック・オ・ランタンはこの逸話の派生形に位置しており、イギリススコットランドでは現在でもカボチャではなくカブの提灯をハロウィンに用いている地方がある。

ハロウィンにカボチャ提灯を玄関前に提げると、善霊を呼び寄せ、悪霊を避けると言われている。


 イラストタグとしては、カボチャ頭の男か、ハロウィンに作られるカボチャのロウソク立てを指している場合が多い。


関連タグ

幽霊 悪霊

ハロウィン カボチャ ジャックランタン

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