概要
第2世代移動通信システムは、第1世代移動通信システムの後継としてデジタル化された移動体通信システムのこと。 英語の「2nd Generation」から、「2G」などとも略される。1990年代以降普及した。
アナログ方式だった第1世代移動通信システムは通話しかできなかったが、デジタル化によりパケット通信の技術が取り入れられ、SMSやインターネット接続サービスへの対応など高機能化した。しかし通信速度は非常に遅く、通話音質は悪かった(PHSやCDMAOneはPDCやGSMより帯域幅が広く通話音質の良さを売りにしていた)。
日本では独自に電波利用効率を改善したPDCが主流だったが、世界的にはGSMが主流である。GSMは電波の利用効率が悪い、通話の暗号化に脆弱性があるなどの問題が多々あったにもかかわらず、最終的に第3世代移動通信システムに相当するデータ転送速度が出せるまで拡張がなされ、2010年代に入っても携帯電話方式の中で最も使われている。
日本では2012年にNTTドコモのmovaが停波し、2Gの時代に終止符を打った。
関連タグ
PHS...広義では2Gに含まれる。