ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

糸谷哲郎の編集履歴

2020-04-07 13:57:16 バージョン

糸谷哲郎

いとだにてつろう

日本の将棋棋士八段。第27期(2014年度)竜王。

概要

糸谷哲郎は日本の将棋棋士。1988年10月5日生まれ。広島県広島市出身。森信雄七段門下(同門に村山聖九段、山崎隆之八段ら12名)。棋士番号は260。関西所属であり、豊島将之竜王名人村田顕弘六段、稲葉陽八段とともに「関西若手四天王」と呼ばれる棋士の一人。

竜王戦は2組、順位戦はA級6位(2020年より)。


棋歴

1998年9月、6級で奨励会に入会。同期入会に広瀬章人八段、佐藤天彦九段、高崎一生六段、戸辺誠七段らがおり、奨励会時代に「平成のチャイルドブランド」としてとりあげられたこともある。2006年4月、四段昇段(プロ入り)。


2006年、第37回新人王戦に奨励会員として出場、途中で四段昇段を果たしながら決勝で横山泰明四段を2連勝で破り棋戦初優勝。このような事例は森内俊之九段以来2人目である。


第59回・第60回(2009年・2010年)NHK杯戦で2年連続で勝ち上がり決勝進出(2年共に羽生善治NHK杯に敗れ、準優勝に終わる)。2009年の準決勝では渡辺明竜王を短手数で破り早々に番組が終了してしまった(そのため放送時間の後ろに久々に臨時番組が挿入された)。また2010年の準決勝では丸山忠久九段を39手で破ったが、これはNHK杯戦本戦の最短手数記録である。


2011年度、第19期銀河戦では準決勝で羽生二冠に勝つも、決勝で渡辺竜王に敗れ準優勝に終わる。


2014年度、第27期竜王戦ではランキング戦3組優勝。そのまま決勝トーナメントを勝ち進み、挑戦者決定三番勝負で羽生名人を2勝1敗で破り初タイトル挑戦を決める。また竜王挑戦により七段昇段。森内竜王との番勝負では4勝1敗で破り、初タイトルを獲得した。また竜王獲得により八段昇段。

翌年の第28期竜王戦では渡辺棋王に1勝4敗で破れ、竜王位失冠。


2016年度、第64期王座戦挑戦者決定戦で佐藤天名人に勝ち挑戦権獲得。羽生王座との番勝負は3連敗で敗退する。


2017年度、第76期B級1組順位戦では、8勝2敗の成績でA級昇級を決めた。


余談

棋風は居飛車党で早見え早指し。得意戦法は角換わり系統。

大阪大学文学部卒業。後に大学院にも進学。一時期休学するも、2017年3月に大学院修士課程を修了、修士(文学)の学位を授与された。

2006年5月1日のプロデビュー戦(第78期棋聖戦一次予選)で橋本崇載六段に勝利。終局直後に橋本六段が「強すぎる。怪物だ!」と叫んだことから、ニックネームは「怪物」「怪物くん」。しかし2010年代半ば頃からは一部のファンの間で「ダニー(先生)」という愛称も使われるようになり、一般メディアでもこちらの愛称を用いることが出てきている。

大のスイーツ好きで、関西将棋会館の棋士室を訪れる際はスイーツを差し入れることが多いという。


奨励会時代には、佐藤天1級との対局で棋譜並べの癖が出てしまったのか取った駒を相手の駒台に置いてしまった。当時の奨励会幹事であった井上慶太八段に自ら申告し、裁定の結果反則負けとされた。


関連タグ

将棋 棋士 竜王戦 怪物くん ダニー スイーツ

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました