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クロスオーバーSUVの編集履歴

2020-04-10 19:05:38 バージョン

クロスオーバーSUV

くろすおーばーゆーてぃりてぃびーくる

はしご形フレームを持つ(狭義の)SUVに対し、モノコック構造を持つクロスカントリ―志向の乗用車のこと。

定義

ピックアップトラックをベースにしたSUVや、はしご形(ラダー)フレームを持つ本格的なオフロードカー(クロスカントリー車)に対し、モノコック車体の乗用車をベースに車高を高めにとるなどしてクロスカントリー車風に仕立てた自動車のこと。


クロスオーバーSUVはあくまで乗用車であって、貨物車であるSUVの派生ジャンルではないのだが、日本や欧州では本来のSUVが浸透しておらず、クロスカントリー車も減少しているため、一般的に「SUV」と言えばこの手の車両を指すことが多い。SUV本来の定義からすれば少しおかしいのだが、こうなったのは、各メーカーが付加価値をつけるため、クロスカントリー志向の乗用車を「SUV」と銘打って売り込んだためである。


特徴

乗用車であるため乗り心地がよく、燃費もよく、舗装道路での走行性能やハンドリングに優れる。優秀な4WDシステム、トラクションアシストデバイスなどを装備することにより、凍結路や濡れた路面ではむしろ本格的なSUVより走りやすい車種も多い。


通常は悪路での走破性は重視されないため二輪駆動モデルがしばしば設定されるが、このジャンルの先駆者であるスバルは舗装路と悪路走破性の両立のため四輪駆動にこだわっている。


砂漠や荒野のようなクロカンが得意とする本格的なオフロードでは、(たとえスバル車であっても)クロスオーバーSUVだとモノコックボディが歪んでしまう危険性もあるので使えないが、都市部に住んでいてもそのような目に遭うことはなく、せいぜいぬかるんだ道や雪道の走行を想定すれば十分なため、実用的にはクロカンに対して圧倒的な優位性を持っている。


ポルシェカイエンのような高級車から、スズキハスラーのような軽自動車まで、スバル・フォレスターのような古典的クロスオーバー車から、トヨタアクアX-URBANのようにFFコンパクトカーに大径ホイールを履かせ車高を少し上げただけの「なんちゃってSUV」と揶揄されるクルマまで、幅広い車種が展開されている。


なおクロカン車でオンロード寄りの性能を持ったものを「ライトクロカン」と言い、ランドローバー・レンジローバー(3代目以前)などがその典型である。乗用車から発展したクロスオーバーSUVとは構造上異なるため区別されることがあるが、スズキ・エスクード(3代目以前)などライトクロカンとクロスオーバーSUVのどちらにも分類される中間的なモデルもあり、レンジローバーやエスクードも4代目以降は完全なクロスオーバーSUVに舵を切っている。


歴史

この手の車種、すなわちクロスカントリー志向の乗用車の起源をたどると、1972年東北電力の要請で開発された富士重工業の「レオーネエステートバン4WD」に行き着く。当時の4WD車はジープランドクルーザーのような幌付きのトラックタイプの自動車しかなく、冬は寒く騒音や振動も激しく大変な忍耐を要求されるものであった。冬の林道を巡回するのに適した車として、悪路の走破性を幾分妥協するかわりに、乗用車としての快適性を有する乗用車ベースの4WD車への需要が見出されたのである。


しかしレオーネは走破性が重視されているという点で古典的なクロスオーバーSUVの元祖と言え、商品性を重視したクロスオーバーSUVの起源としては、1983年に発売されたジープ・チェロキーXJがこれに該当すると思われる。XJチェロキーは高い悪路走破性を備えつつも二輪駆動も設定され、都会的なスタイルと手ごろな価格から世界的に大ヒットした。


1997年のレクサスRX(トヨタ・ハリアー)は。「高級クロスオーバーSUV」という新たなジャンルを開拓し、世界中の名だたる自動車メーカーがこれに追随することになった。


以降、セダンステーションワゴン、クロカン車の市場を侵食し、スバルをはじめ三菱ランドローバーなどのようにクロスオーバーSUVを中心とするラインナップを持つメーカーも今や珍しくなくなった。

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