概要
『那田蜘蛛山編』では当初、カナヲは禰豆子を『鬼』として認識し、討伐しようとし、これに禰豆子は逃げようとするも鎹鴉からの伝令によりカナヲは刀を納めて、討つのを止めた。
その後、兄の竈門炭治郎とは異なり、禰豆子はカナヲとの絡みは特になかった。
以下、単行本未収録202話のネタバレ注意
鬼へと変貌した炭治郎を必死に止めようとする禰豆子をカナヲは遠くから様子を見て「可哀想に」と呟いた。
そして、しのぶに託された藤の花で作った薬を炭治郎に打ち込んだカナヲは「炭治郎だめだよ 早く戻ってきて 禰豆子ちゃん泣かせたらだめだよ…」と涙を流しながら倒れ、それを見ていた禰豆子は思わず「カナヲちゃん」と叫んだ。
『カナヲの声』から発せられた『禰豆子という名前』は炭治郎の暴走を止める切っ掛けとなった。
話題となる事が無かった二人だが、お互いに『ちゃん付け』と呼んだ事が読者の心に印象を与えた。
また、禰豆子が人間に戻る最中で見た記憶では、いつも入っていた背負い箱の中を笑顔で覗くアオイ、きよ、すみ、なほと共にカナヲが映されており、鬼であった頃からカナヲは禰豆子を受け入れていた様である。