1・2期に登場したキャラクター達
------------音楽が失われた大地、ムジカ・ムンド。そこではかつての名曲を閉じ込めたモンストロがさまよっていた。モンストロを治療し、音楽の記憶を蘇えらせるそんな使命を持ったムジカ・ドクターたちの物語-----------
(公式サイトより)
スチームパンク的な「ムジカ・ムンド」という架空の世界で、忘れ去られた「ムジカ(音楽)」達が「モンストロ(ロボット)」になり、彷徨っている。モンストロたちを救出・治療するために活躍するムジカ・ドクター達の成長を描く物語である。
放送期間は、1期のみ4月~9月、2~7期は4月~8月であり、10~翌年3月までは過去シーズンの再放送である。
番組構成
特別回を除き、毎回の構成は決まっている。
→モンストロ発見
→モンストロ解明のきっかけとなるテーマのイメージ映像
→手がかりを発見
→本来のテーマに近いイメージ映像
→ピッコリーノ号・メロトロン号の乗組員による演奏
→原曲の演奏とイラストによる曲の紹介(第3期からピリオドモンストロの性質上、廃止されていたが、シーズン6から復活した)
→エンディング
という構造で毎話進んでいく。
クラシック曲のみならず、往年のヒットJ-POPや親御さん世代の歌謡曲、世界の民族音楽など幅広い分野がテーマとなる。
登場人物
第1期・第2期から登場
主人公。モンストロを治療するムジカ・ドクター。ピッコリーノ号での生活はあまり良くないがムジカ・ドクターの腕は確か。口癖は「マルコポーロ」。3期でレギュラーを外れてしまったが第3期6話「スライド」でピリオド・モンストロ「トロンボ」をメロトロン号の皆と協力して修理した
今作のヒロイン。ムジカ・ムンドにある村に住んでいたが、モンストロを治療するために降り立ったドットーレ達と出会い、ムジカ・ドクターになる為に強引に仲間入りした。
唯一の全期にわたってレギュラー。
ドットーレの助手を務めている少年。年少だがムジカ・ドクターの見習い。
- ぺぺ (サンコンJr)〈楽器:打楽器〉
ピッコリーノ号の機関士。
- ローリー司令官 (ROLLY) <楽器:ギター>
ムジカ・アカデミーの学園長。ピッコリーノ号のメンバーの上司にあたる。アリーナの存在を知ってすぐに下船させるべきと厳しい態度を取っているものも、ドッドーレにムジカ・ムンドの歴史を学ばせるように促したりとサポートし、第1期23話「リズム・リズム・リズム」でレプリカのモンストロを使っての試験でアリーナの功績を認め、ムジカ・アカデミーの入学を許可した。
「おじさん」と言うとギターをかき鳴らしながらキレる。
第3期では髪が伸び、ボサボサになっている。
- モレッティ (森啓一郎)
連絡官。ローリー司令官と常に行動している。冷静沈着で表情も変えないが、気付かれないようローリー司令官の真似をするお茶目な面も。
- フランチェスカ (天内千尋)
かつて、ドットーレ達とピッコリーノ号に搭乗していたムジカ・ドクターの見習いの少女。
ムジカ・アカデミーを卒業し、ムジカ・ドクターの最終研修に入る予定である。
アリーナにかつて起きた大災害テンペスタの事を教える。
パイロット版ではアリーナのポジションであった。
- ビアンカ (谷内里早) <楽器:ヴァイオリン>
第2期から登場。アリーナの同級生であり親友。たまに現れてモンストロの修理を協力してくれる。正体は秘密結社「ガルディアーノ」のメンバーの一人で、モンストロのエテルナ抜きの犯人かと思われていたが、エテルナを回復させるために活動をしていた事が後に判明する。
第3期から登場
メロトロン号の船長であり3期からの主人公。様々なモンストロを治療してきた凄腕のムジカ・ドクターで、ピリオドモンストロの発掘を「男のロマン」と称し熱を注いでいる。
- エリオット (戸松恵哉) <楽器:鍵盤楽器>
リヒャルト船長の助手を務めている少年。助手の仕事以外にもモンストロスキャナーでピリオド・モンストロの解析を仕事としている。ローリー司令官の一人息子。
4期では青年へ成長している。
- ポン・ジョルノ (ASA-CHANG) <楽器:打楽器>
メロトロン号のパイロットでドラムの専門家。ピリオドモンストロの発掘を担当している。楽器の専門家たちのリーダー的な存在。
- ゴーシュ <楽器:チェロ>
メロトロン号の乗組員の1人であるチェロの専門家。ピリオドモンストロの絵を描き、記録する業務をしている。
- ゴンドリー <楽器:管楽器>
メロトロン号の乗組員の1人。3期から登場しているのだが喋った事があまりなく、演奏でしか登場していない事が多い。
- 楽器の専門家たち
メロトロンに搭乗している楽器の専門家たち。リヒャルト船長に呼び出されてピリオドモンストロの治療に協力してくれる。かなり個性的な人達ばかり。名前は演じている俳優の名前やチーム名から取られている。
ミルコ <楽器:リコーダー>
ミスターエイチ <楽器:ピアノ>
ティコ <楽器:スティールパン>
アガ <楽器:三味線>
カーシャ <楽器:タブラ>
グラジーオ <楽器:バグパイプ>
レニーオ <楽器:マリンバ>
タニッチ <楽器:クラリネット>
DJワンツー <楽器:ターンテーブル>
セン <楽器:ハーモニカ>
シルヴァ <楽器:タンバリン>
エリック <楽器:トランペット>
ヨシダール・カーン <楽器:シタール>
ケトール <楽器:ティンパニ>
クララ <楽器:テルミン>
モリカワ <楽器:箏>
第4期から登場
- ドクトル・ジョー(ミスターグレープフルーツ) (オダギリジョー)
ブートラジオを介してピリオドモンストロの事を教える謎の男。ROLLY司令官の同期。
第5期から登場
- レオ (奥田弦)〈楽器:ピアノ〉
アリーナと共にムジカ・ドクター最終試験に挑む候補生。上から目線の言動が多く初対面からアリーナと喧嘩ばかりする。
- ルチオ (ケンタロウ)〈楽器:チェロ〉
アリーナと共にムジカ・ドクター最終試験に挑む候補生。モンストロの写真を集めるのが趣味。
- ブルーノ (武嶋聡)〈楽器:サックス〉
ムジカ・ドクター最終試験用の船「アポロン5号」の機関士。怒るとかなりコワイ。
- ルネッタ (佐藤奏)〈楽器:打楽器〉
ブルーノの機関士助手。
- ハッチ (ハッチハッチェル)〈楽器:バンジョー、バイオリン〉
アポロン5号を追いかける小さな貧乏楽団の団長。
- ピッピ (西條妃華)〈楽器:ピアノなどの銀盤楽器〉
アポロン5号を追いかける小さな貧乏楽団の看板娘。
なお、5期とその後放送された特別編をもってアリーナが番組から卒業。
主人公が交代し、続く6・7期からはピッピと新キャラクターのフローラ(後述)のダブルヒロインとなる。
第6期・7期から登場
- フローラ・ミラネッティ (高沢英)〈楽器:ボーカル・サックス〉
もう一人の主人公である新人研修生。名家のお嬢様であるが、シーズン序盤は自分に自信がなく、どこかオドオドしていた。しかし『アイドル』(シーズン6,7話)の回で、山口百恵のプレイバックPart2を歌いあげたことをきっかけに、かっこいいムジカ・ドクターになると決め、少しずつ積極的な性格へと変わっていく。実は両親に黙って家を抜け出していた事がシリーズ後半で発覚し、実家へ強制的に返されてしまうが、彼女自身とローリー司令官の熱心な説得によってベルガンド号に復帰することになった。
ベルカント号の船長を務める新米ムジカ・ドクター。男気溢れる熱血キャラクターだが、天然ボケをかますこともしばしば。『ミラージュボール』という道具を使って、モンストロがいた土地の記憶を引き出すことができる。口癖は「ワーオ!」
- ロッソ (長岡亮介)〈楽器:ギター〉
ベルカント号の機関士。どこか抜けているジュリオ船長とは反対のしっかり者であり、曲によってはボーカルも担当する。ファルセットの使い手でもある。その過去は謎が多く、ジュリオによるとドクター時代は『ポッソ』という人物(作中ではイラストのシルエットのみ描写されていた)と二人組デュオで活動をしていたのだが、ある日突然解散してしまったという。
- ジャンゴ (近藤利樹)〈楽器:ウクレレ〉
シーズン6の11話『謎の少年』から登場。大阪弁で話す謎のウクレレ少年。家族とはぐれ、空腹にで倒れていたところをジュリオ達が発見し、その後、ピッピの紹介で、欠員状態だったハッチェル楽団に加入した。フローラにひとめ惚れしている。続くシーズン7では、成長した姿で再登場している。
- マーティ (マーティ・ホロベック)〈楽器:ベース〉
7期から登場。ベルカント号に雇われたシェフ。凄腕料理人だが、ウッドベースからエレキベースまで使いこなすベースの達人でもある。好きな言葉は「がんばるぞ!」
全期を通して
冒頭のイントロダクション他、モンストロ治療のヒントにつながる動画のタイトルを読み上げてくれる。
その他
ムジカ・ムンドに存在する音楽の記憶装置。リンク参照。
- ピリオドモンストロ
第3期から登場。楽器の記憶装置。
- ディストミスト
第7期から登場。ムジカ・ムンドに発生する砂嵐のような霧であり、飲み込まれると旅人は心を惑わされて彷徨い、モンストロに至っては完全に壊れてしまい記憶している音楽そのものが消滅してしまう。