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スキールニルの編集履歴

2020-04-29 17:57:54 バージョン

スキールニル

すきーるにる

北欧神話に登場する英雄または神々の特使。

概要

北欧神話『スキールニルの歌』『スノリのエッダ』といったエピソードに登場する英雄で、名前は『輝ける者』の意味。

フレイの従者で彼とは幼馴染の関係にあるが、原典の神話においては出自が謎に包まれており、どの種族に該当するかは全くの不明である。しかし、神々でもなければ妖精でもないと自称している事から、人間ではないかと思われる。

主人であるフレイからは難行を乗り越えられるように、炎も乗り越える名馬と賢者が振るえばひとりでにどんな物でも切り倒せる輝ける「勝利の剣」(ドイツ語でジークシュベルト。レーヴァテインという説もあり)を与えられている。代償としてフレイはラグナロクは鹿の角一本でスルトに挑まねばならなくなった。

また、オーディンからドヴェルグの作ったグレイプニルを回収を命じられたエピソードもある。

フレイはヴァン神族、オーディンはアース神族を代表する神性である為、彼らから宝物を授けられたり、特使と働いている事から相当高位の存在であるのが窺い知れる。


『スノリのエッダ』ではスカジに命じられて、悩めるフレイの相談相手に乗ったところ、ヨトゥンヘイムに住むこの世で最も美しいと称されるゲルズを好きになったとの事だったが、ヨトゥンヘイムには強い巨人達が住んでおり、おまけにゲルズの館は炎に包まれていて常人ではとても辿り着ける場所ではなかったので、フレイは上述の強力な装備を与えて彼をヨトゥンヘイムに遣わした。

ゲルズの館に辿り着いたスキールニルは神々の若さの象徴である黄金の林檎やオーディンの持つ黄金の腕輪でゲルズの機嫌を取ろうと試みたり、剣で脅すなどしても全く彼女が相手にしないので、最終手段として、「嫁に来なければ神々でさえ震え上がる程の呪いのルーンを与える」と脅迫した事から、彼女は結婚を承諾したという。


余談

  • なお、フレイの持っていた剣が眩い光を放つという伝承や、フレイの妻であるゲルドが腕から輝きを放つという伝承、そしてスキールニルの名前の由来が『輝けるもの』など何かと『輝き』に纏わる伝承に関わりがある。
    • これらは彼の美しさを比喩したものなのか、それとも何らかの神性の伝承が変化して誕生した英雄だからなのかは不明。
    • また、ガンバンテインという魔術を跳ね除ける魔杖を持っており、一説には勝利の剣やガンバンテインもレーヴァテインと同じ起源の武器ではないかとも言われている。

関連タグ

北欧神話 フレイ ゲルド マンドリカルド(Fate):彼の実装前の真名予想では候補に挙がっていた。

スヴィプダグル:同じく勝利の剣を使ったとされる英雄。

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