概要
CV:勝杏里
聖剣伝説3に登場する本作の黒幕の1人である竜帝の(おそらく)本来の姿。
12年前にドラゴンたちを率いて世界大戦を引き起こした張本人であり、本拠地であるドラゴンズホーウにてフォルセナのリチャード王子、黄金の騎士ロキと戦い、ロキと相討ちになって深い谷底へと共に落下していった。
肉体は死んだものの精神はまだ生きており、後にドラゴンズホールを訪れた紅蓮の魔導師と取引を交わし、闇の魔力を当たる代わりに命の半分をもらい復活を果たす。しかし人間一人の命では全盛期の力を取り戻すには程遠いため、マナの剣を利用して神獣たちの力を取り込み、一気に完全復活を目論む。
デュラン、アンジェラを主人公に選んだ場合ラスボスとなる。マナの剣に吸収した神獣の力を取り込んだことで以前よりも大幅なパワーアップを遂げ、“マナの女神”を倒した自身を神を越えた存在=“超神”と称し、如何なる存在も自分を斃せる者などいないと豪語する。
全身像が画面に収まり切れない程のその体躯は、3体のラスボスたちの中では最も巨大な体躯であり、生命力(HP)もずば抜けて高い。そして最も恐ろしいのがその攻撃力の高さであり、属性の影響を受けない頭突き攻撃を一発食らうだけでHPが半分以下になる事もある。
戦闘時はその巨大な体躯を生かした攻撃と画面全体が攻撃範囲の炎のブレス『フレア』や自身の属性を変化させ弱点を変化させるなど、攻守ともに長けた自身の特性を生かして主人公たちと最後の死闘を演じる。
しかし借り物の力では主人公たちの心にある『希望』というマナの剣を折ることはできず、敗北を喫する。肉体も精神も滅び、今度こそこの世界から完全に消滅した。
黒幕たちの中では比較的これといった悲劇的なバックボーンなどが存在しないため、最も純粋悪と言えるキャラクター。
デュラン・アンジェラ以外が主人公の場合は終盤で別の敵対勢力に人知れず暗殺される。
余談
尚、「ヒュージドラゴン」とはSFCオリジナル版におけるNTT出版の攻略本である『完全攻略編』において表記された名前であり、ゲーム中では変身した際には「巨大な竜」（恐らくこれをそのまま英訳したものと思われる）、ターゲット選択時には「竜帝」と表示される。Switch/PS4リメイク版では「ヒュージドラゴン」が正式名称となっている。
かつてサービスが展開されていた「サークルオブマナ」でも、1年4か月(サービスの期間が2年半だったので半分以上の期間がイベントに充てられた)の長きに渡って続いた神獣イベントで最後の敵として登場しただけでなく、後期にあたる並行世界編ではよりパワーアップした形態である神竜へと変貌を遂げた。
