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ケートスの編集履歴

2020-05-13 09:05:44 バージョン

ケートス

けーとす

ギリシャ神話に登場する鯨の化け物。

概要

本来は鯨やアザラシ等の海獣を指す言葉であり、鯨類を指す Cetacean も Cetus / Ketos が由来である。海の女神ケートーも語源は同じである。


ギリシャ神話に登場する化け鯨であり神獣イルカの様な大きく膨れた胴体にの頭部を持ち、下半身がで尾鰭が扇形で2つに分かれた姿を持つ。


その出自については様々な説があり、ゼウス或いはポセイドンによって生み出されたとも、テュポーンエキドナの間に設けられた子供ともいわれている。

アンドロメダのくじら

エチオペア人の王国の王妃であるカシオペアが自分の美しい容姿をヘラや海のニュンペー達よりも美しいなどと誇示してしまった為にポセイドンの怒りを買ってしまい、王国を滅ぼすための使者として送り込まれたという神話が一番有名。このとき王女であるアンドロメダが生贄に捧げられたが、エチオピアに立ち寄ったペルセウスによって討伐されている(討伐の経緯は諸説あるが、最も有名なのはメデューサの首を掲げてケートスを石に変えたというもの)。


東洋の竜やマカラのデザインに影響を与えたという意見もある。


また、ティアマト神に共通点を見出す資料も少なからず存在し、ケートスの名称を「ティアマト」としている媒体も少なくはない。特に星座を取り扱っている書籍ではそれが顕著である。


余談

・エキドナの息子とされるが、時系列的には辻褄が全く合わない。というのもエキドナの父親はペルセウスがメドゥーサの首を狩った時に生まれたクリュサオルであり、ケートスがペルセウスと遭遇した時と時間が大きく空いていない為。

このため、創作においては時空歪曲などの設定を加えて書くことも多い。


シーサーペントのイメージからか、ドラゴンとして扱われることもある。


関連項目

ギリシャ神話 ポセイドン ペルセウス くじら座

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