「あんたが宇宙の彼方に吹っ飛んで行きそうなときは、手を伸ばして、髪の毛の先っぽだけでも掴めるくらいに……でっかい男に、きっと成長してみせますから」
「そのとき触れたものが愛おしくて、あの泣き顔を笑顔にしてやりたくなったんだ」
概要
スマホアプリ『あんさんぶるスターズ!』に登場するキャラクター、真白友也×日々樹渉のBLカップリングに付けられるタグ。
両者とも演劇部に所属しており、1年生×3年生の後輩×先輩カップリングでもある。
新章で追加されたクラブ活動でも二人とも「いきものクラブ(アニマルズ)」と「劇団 ドラマティカ」所属となっている。
二人の出会いは4月に友也が演劇部に入部した時点になるが、友也は中学三年生の時に夢ノ咲学院の制服を不法に入手して渉の舞台を観劇しており、『眠れる森の美女』で主役を演じた渉に関して「もう、うっとりしちゃったよ!俺の、女神さまだよ〜♪」と、その容姿と演技力に惚れ惚れしていた。
その後、無事学院に入学し意気揚々と演劇部の門戸を叩いたが、憧れていた渉が大の奇人変人であることを知る。女装を強要されるなどの奇行に入部直後から振り回され、「俺の女神さまだと思ったのにこんな頭のおかしい変態だったなんて」「騙した」「俺の気持ちを弄んだ」などと暴言を吐きまくるが、当の渉はまったく怯む様子もなく「騙したのではなく魔法をかけたのです」と伝えている。その後も時たま女神ネタでからっているようだ。
関係が大きく動き出すのは冬以降で、常に「日々樹渉」を演じている渉の内面を友也だけが垣間見た『対決!華麗なる怪盗VS探偵団』が転機となって、友也の渉に対する認識が変わっていく。
その後の卒業時期を描いた『スカウト!透明と仮面』では秋までの関係性が完全に逆転しており、渉が友也を追い掛け回す構図から友也が渉に歩み寄るかたちへと変わっている。
とは言いつつ、春の公演会を描いた『公演!悲喜劇のロミオとジュリエット』でも渉にキスをされそうになる友也の幻覚スチル(そしてプロデュースコースではそのことを思い出して赤面している)があったりと、二人の関係性を楽しむことが出来るストーリーは一年を通じて多い。
また『Link♪ここから始まるシンフォニア』では友也の登場はないが、渉の過去について触れられており、北斗や英智ですら渉から過去の話をされたことはないと判明した。つまり、渉が自ら昔語りをしたのは今のところ友也に対してのみである。
天才が故に他者から遠い存在として扱われることが多かった渉からすると、友也は「日々樹渉になりたい」と自分に手を伸ばしてくれた貴重な存在の一人。
友也は他の夢ノ咲一年生の例に漏れず大きな成長を見せるキャラクターなので、渉との関わり方だけを見てもそれが如実に感じられる。今後も「渉を『ただの人間』として扱ってくれる人物」の筆頭として、友也と渉の関係が描かれていくことだろう。
ちなみに、嵐は渉のことで思い悩む友也に「それは恋ね、間違いないわ」と発言している。その台詞の後すぐに話題が変わったため友也の反応は見られなかった。