概要
広島県庄原市にあるJR西日本の駅で、1935(昭和10)年に三神線(現在の芸備線)の駅として開業した。新見駅管理の無人駅である。
木造の駅舎が残存しているが、現存する部分はかつての待合室部分に過ぎず、左側に事務室が存在していた。簡易委託化に伴い解体されている。
簡易委託時代は近くの菅簡易郵便局で200円区間の乗車券を販売していた。これは上りだと隣の東城駅、下りだと2つ先の小奴可駅までの乗車券となり、いわゆる「超過疎区間」からの脱出は出来ない。
平均利用客数は2011(平成23)年度から7年連続0人である。
駅周辺の川には、昔「帝国製鉄株式会社」の原料の調達のために使用されたトロッコ鉄橋の残骸が今も架かったまま残されている。
駅構造
1面1線の地上駅。かつては対向式2面2線であったが駅舎反対側のホームは廃止となり、本線から乖離され錆びた線路だけが残されている。駅構内には貨物側線の跡のほか、全農の米貯蔵庫が残されている。