概要
ポプラ社から発行されたシリーズで、同社の人気シリーズ「かいけつゾロリ」とは同じ世界観となっている。
基本的にはゾロリが悪事を企み、ポイポイ達にちょっかいを出しては、ほうれんそうマンに逆襲され退治される、『アンパンマン』などと同じく典型的な勧善懲悪物の絵本である。
しかし絵本の世界な為か、ゾロリの企む悪事は時折どこか滑稽な物が有り、やられては泣き喚く悪役ながらどこか憎めないキャラクター像であるゾロリは、良い子であるポイポイより次第に子供たちに人気を獲得していったらしく、単独シリーズを獲得するに至った。
テレビアニメ版の『ゾロリ』ではこれらについては一切触れられておらず、最初から無かった設定にされている。
登場キャラクター
ポイポイ
豚の男の子。ほうれんそうを食べると、ピンクのお顔・緑のマントのほうれんそうマンに変身し、数倍のパワーが出せる。名前や能力はポパイのパロディかと思われる。
年齢は初登場時6歳、最終的に小学2年生。
ゾロリ
本作では悪役としての登場。ゾロリ城に1人で住んでいる。『ゾロリ』シリーズで見られる股旅姿は、「ゆうれいじょう」の最終ページのみの登場である。年齢は初登場の時点で99~100歳(!)、最終巻『ゆうれいじょう』で102歳の誕生日を迎える。
最終回でポイポイカップルにゾロリ城を明け渡し、いたずらの王者になるべく飛び出し、『かいけつゾロリ』第1作に繋がっていく。が、最近はゾロリ本人もその目的を忘れがちである。
ポンチ
狸の男の子。泳げない。
シマオ
大柄な虎の男の子。
イヌジ
スミレちゃん
うさぎの女の子で本作のヒロイン。ロリコンゾロリに狙われる。
さゆり先生
ポイポイ達の担任で、ゾロリの憧れの的。
ようかい学校の先生
「ようかいじま」で初登場し、『ゾロリ』シリーズにも準レギュラーとして登場している。
ゾロリママ(ゾロリーヌ)
『ゾロリ』シリーズにも登場するゾロリのママ。ただし、設定は若干異なっている。
シリーズ一覧
番号 | タイトル | 初版 |
---|---|---|
1 | へんし~ん ほうれんそうマン | 1984年11月 |
2 | ほうれんそうマン よいこの1年生 | 1985年3月 |
3 | ほうれんそうマンのおばけやしき | 1985年7月 |
4 | ほうれんそうマンのじどうしゃレース | 1985年12月 |
5 | ほうれんそうマンのようかいじま | 1986年7月 |
6 | ほうれんそうマンのようかいがっこう | 1987年2月 |
7 | ほうれんそうマンのゆうれいじょう | 1987年6月 |