キュロットスカート

きゅろっとすかーと

ズボン風に仕立てた、股下のあるスカート。

概要

裾にむかって広がっていたり、ゆったりとした作りになっており、一見スカートに見えるキュロット（膝くらいの丈のズボン）のこと。

現在では太腿くらいのショート丈のものも多くみられる。女性用(女児用)のものがそう呼ばれ、同様の作りの男児用半ズボンもあるが、キュロットとは呼ばない。

また、裾の広がりがないものは、ハーフパンツやショートパンツに分類される。

キュロットスカート(culotte skirt)という言葉は、フランス語のculotteと英語のskirtとを組み合わせた和製外来語。フランス語ではジュップキュロット(jupe culotte)という（jupeは“スカート”の意）。

19世紀後半に、女性が乗馬しやすいスカートとして考案された。ディバイデッドスカート（二股になったパンツスカート）の一種。

なお、膝丈より長い裾がゆったりとしたワイドパンツは「ガウチョパンツ」「スカンツ」「スカーチョ」などに分類され、キュロットスカートとは別物なので注意。

pixivにおいてこのタグが付けられているイラストは意外に少ない。

二次元ではスカートと同様に両サイドをつまむ、隙間からパンチラしないか気にするなどの描写がなされることが多く、見える場合は隙パン、股下が引っ掛かった状態で上にめくれる、風で股下が横にずれてクロッチが見えてしまう等のマニアックな描写がなされる。鉄壁スカートと茶巾のコンボなど生易しい。

スカートと比べて下着が見えにくく、活動的な遊びに向くことから女児（およびその親）に人気。

昭和最末期から平成初期(バブル期)に流行した。その後衰退したが2010年代前半ごろから復興の兆しを見せ、ショートパンツと並んで女児および若い女性に人気のファッションとなった。

下に穿くキュロットペチがかわいかったり、種類（ラップキュロット、プリーツキュロット、ティアードキュロット、etc…）が豊富でアレンジしやすかったり、ミニスカートに見た目が似ていたりと、萌え要素たっぷりの衣装である。

また、企業によっては女性従業員の制服にキュロットスカートを採用しているケースもある。