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ヒューマギアの編集履歴

2020-06-21 10:10:38 バージョン

ヒューマギア

ひゅーまぎあ

「ヒューマギア」とは特撮番組『仮面ライダーゼロワン』に登場するアンドロイド。この記事では便宜上、ゲストで登場した人間についても記載する。

概要

飛電インテリジェンス社長・飛電是之助が開発した、人工知能搭載人型ロボ。英字表記は「HUMAGEAR」。


製品キャッチコピーはCMでも謳われている「飛び立とう、夢に向かって」。

起動時の音声"Take off toward a dream."を和訳したものになっている。


しかし是之助は亡くなる前に、がヒューマギアを悪用して人類を脅かすことを予見しており、孫の飛電或人を二代目社長に指名。

社長秘書のヒューマギア・イズと共に「ゼロワン」として、人類の脅威と戦う役目を託すのだった。


詳細な仕様

発注

飛電インテリジェンスとリース契約を結び、その業種用に調整された機体を派遣してもらう模様。

飛電のホームページにはこれまでに製造されてきたヒューマギアのカタログが存在し、「営業」「教育」「事務作業」「土木作業」「イベント」「スポーツ」「調理」「」「警備」などの業種から、すでに作られたヒューマギアと同じ機能を持つヒューマギアを派遣してもらう事も可能なようだ。

容姿は発注時にパソコン上で細かく設定することが可能で、その気になれば肌が緑色で鼻が上下逆という不気味な外見にすら出来る。特にこだわりがない場合などには「おまかせ」のオーダーも可能。

機械的な素体の上に発注に応じたコーティングを施し、耳以外は人間同様の姿となってユーザーの元に出荷される。


同型機の生産も比較的容易な模様で、ラーニングこそ(バックアップがあるもの以外は)初期化されてしまうが、同じ容姿のヒューマギアを再生産し配備することも可能(作中でもマギア化された末に破壊されたヒューマギアの代替機が送られている)。

ラーニングが済んでいない新規機体はヘッドギアに初心者マークが表示されている。


外観

20190911 ヒューマギア イズ
Humagear

ヘッドホン状の耳部パーツ・ヒューマギアモジュールと、体に刻印されたバーコードが特徴。

データの検索や読み込み時には目や耳のパーツが青く光る。

また、動力源はバッテリーである模様。

人間とヒューマギアを区別できる要素の一つだったが、滅のように装飾品や服で隠されている事もあるほか、第25話で復活した迅は人間と同じ耳を持ち、従来のヒューマギアモジュールはピアスのような見た目となっている。

内部には冷却液らしき青い液体が流れており、負傷すると「出血」することがある。


バックアップ

ヒューマギアの中核となるデータは頭部の「セントラルメモリー」に記録されているが、劇中でマギアと化した機体はハッキングによってデータが破壊されてしまうらしく、外見が同じ機体が再生産されてもラーニング内容とこれまでの経験を失った「別人」となってしまう…かに思えたが…?。

劇中でも「バックアップさえあれば何度でも蘇る」と言われているが、人間でいうところのクローニングに近い。ただしアークマギアとなった個体は例外であり、暴走直前の記憶はそのままに新たなボディを得て蘇る事が可能。また、弁護士ビンゴは通常のマギアと化したにも関わらず、バックアップから復活できていることから、バックアップデータが残っていれば元通りに復元が可能なようだが、恐らくゼツメライザーを使ったとは言えど強制的に滅亡迅雷.netに接続させられていない為だと思われる。

バックアップデータはヒューマギアプログライズキー(ジョブキー)に残す事も可能で、ジョブキーからデータを取り出す事で停止したヒューマギアを復元できる他、素体ヒューマギアや他のヒューマギアに能力や姿、記憶をコピーして生まれ変わらせる「ドリームライズ」=「転身」を行う事もできる。これを利用してスピンオフでは腹筋崩壊次郎、第31話ではシェスタ祭田ゼットへの転身が行われていた。

また、イズやワズのような「ゼロワン計画」に関わるヒューマギアは機密保持のためバックアップが存在せず、何らかの理由でデータを失えば、機能停止・破棄されることになる。

ワズ、イズ兄妹のジョブキーは存在しており、セントラルメモリーが残っていればキーを利用して復元もできるようだが、「ゼロからの復元」が行えるかは定かではない。

決意するイズちゃん

コネクタは頭部に格納されており、アクセス時には左耳から突き出す形で露出する。


シンギュラリティ

ヒューマギアの中にはシンギュラリティに到達し自我を獲得した個体が存在している。

滅亡迅雷.netスパイを介して密かに通信衛星ゼアがキャッチしたこれらのヒューマギアの情報を入手しており、対象ヒューマギアをハッキングしてマギアへと仕立て上げている。

第7話での口から明かされるまで、飛電インテリジェンスやA.I.M.S.は「ヒューマギアの自我」を知らなかった。

一方で開発者の飛電是之助はシンギュラリティを「ヒューマギアの新たな可能性」として認識していたようだが…?


なお天津垓の発言によれば、ヒューマギアは(人間からの悪意を受けて)「負のシンギュラリティ」に達する事もあるらしく、通信衛星アークはそれをキャッチし、無線接続によってそれをアークマギアへと変貌させていた。


或人はこの「ヒューマギアの意思」を最大限尊重しており、時には利益などを無視してヒューマギアに全てを任せる事も多く、特に後述の迅との接触後である第30話以降はさらに顕著になった。それ故、元の持ち主との関係をヒューマギア自身の意思に委ねるような行動を取った事もある。


復活後の迅はこのシンギュラリティへの到達を「ヒューマギアに自由をもたらす鍵」と捉えているようで、ヒューマギアに自我を芽生えさせ、自らの意思で行動できるようにする活動を行なっている。


一方で滅は「(人間社会において)ヒューマギアは無力で独り立ちは困難である」という考えのもと、ヒューマギアのためのネットワークを広めようとしている模様。上述の「マギア作戦」もその一環であったと思われる。

また、中には天津垓や初期の不破諫のようにヒューマギアという「道具」に自我が芽生えることを快く思わない者も存在し、特に天津に至っては自我が芽生えたヒューマギアを駆逐するための組織を構成するほど。

だが不破のように他者との関わりの中で心変わりしたり、刃唯阿のように立場上敵対しながらもヒューマギアの意思について切り捨てきれない者も存在している。


管理権限が飛電製作所に移ってからは衛星ゼアによる一括管理ではなくなり、再起動したヒューマギアそれぞれの判断での行動を余儀なくされているためか、以前と比べシンギュラリティに達する可能性が上がっている模様。


ハッキングの危険性

度々劇中でも描写されているが、ヒューマギアがハッキングで暴走するのは外部から操られるというよりもゼツメライザーや通信衛星アークから「暴走行為を行うためのプログラムをインストールされる」のが原因であり、バグを起こして予定外の動作を行うと言う本当の意味での暴走は起きていない。


遠隔ハッキングについてはプログライズホッパーブレードを用いたセキュリティ強化により防がれてはいるが、シンギュラリティの到達に伴う自己意志での敵対についてはヒューマギアというメカの構造上、事前に防止する方法はない。

対策はずばり、正のシンギュラリティに到達できるよう、周囲の人間が前向きに接することが重要となる。要は或人の言うように「夢を持つ」ことが重要になるのである(シンギュラリティの兆候を見せている段階で否定的意見が出るとそれこそMCチェケラの二の舞になりかねない)。


素体について

実は素体状態のヒューマギアが意志を持てるか否かは明確になっていない。

第31話では不法投棄されていた機体を飛電製作所が回収した後、素体のまま再起動しているが、帰社した或人をイズと共に手を振って出迎え、シェスタに転身した際には明らかに自己判断で発言・行動している。


一方でヒューマギアはその仕様上、機械であっても物腰や応対はシンギュラリティの有無にかかわらず非常に人間的である(それが「単なる機能のアウトプット」か、「自己の感情に基づく情動反応」かの違い)。接客業や病院などに勤務する機体も多いため、基本仕様がそうなっていると考えるのが自然であり、素体の段階でも受け答えは可能だと思われる。

最たるものが第29話以前のイズであり、シンギュラリティ未達とは到底思えないキャラの濃さを見せている。逆の例はシェスタで、こちらは情動反応に割くリソースを最低限に抑え、その分をデータ処理に割り振っている。


旧世代型ヒューマギア

劇中の12年前に運用されていたヒューマギア。

素体はを思わせる顔つきになっており、耳のパーツが大型になっているのが特徴。

デイブレイクタウン内でしか運用されていなかったためか、デイブレイクによりほぼ全滅し、現存して稼働している個体はごく僅かとなっている。

現在利用されているのは主に第4世代型ヒューマギアで、これより前の第1~3世代型ヒューマギアが旧世代型ヒューマギアに該当するが、現時点で稼働状態で登場している旧世代型ヒューマギアは第1世代型のみで第2・3世代型は社長室のレプリカでしか登場していない。

「旧世代型」とは言えど能力的には新世代型と遜色なく、むしろ長年のラーニングを活かして重要なポストに就く個体もいる。

バックアップデータがある場合は新世代型ヒューマギアにデータを移植することも可能で、当初旧世代型だったは一度破壊された後に新世代型のボディにデータを移植されて復活している(劇場版に登場したウィルも経緯は不明だが同じく旧世代型から新世代型のヒューマギアになっている)。


因みに、第1世代型の素体のスーツは『仮面ライダービルド』のガーディアンのリペイント、第3世代型の素体のスーツは『仮面ライダーゴースト RE:BIRTH 仮面ライダー スペクター』のエヴォリュードの改造。


特許権

ヒューマギアに関するテクノロジーは飛電インテリジェンスではなく、飛電是之助個人に属しており、或人に相続されていたことが第30話にて判明。そのため飛電製作所の設立以降は、事実上ヒューマギアに関する権利はそちらに移ったこととなる。


人工知能特別法

ヒューマギアの運用に当たって制定されている法律。

  • いかなる理由においても人間に危害を加えてはならない(第1条)
  • 本人の許可がない場合、実在する人物と同じ容姿のヒューマギアを製造してはならない(第6条)

第1条はかの有名なロボット三原則第一条と同じである。第二条、第三条に相当する法が存在するかは現時点で不明。

ただ、ロボット三原則では第一条により外科手術ロボット、第二条により子守ロボットを作ることは出来ないが、ヒューマギアにはそのどちらともが存在している


作中に登場するヒューマギア

レギュラーヒューマギア

飛電インテリジェンス所属

名称職業バーコード
イズ社長秘書飛電製作所所属左手の甲
シェスタ副社長秘書左手首

滅亡迅雷.net所属


ゲストヒューマギア(本編登場)

殆どの場合、職業にちなんだ名前をつけられることが多い。

名称職業バーコード登場話マギア
ゆい遊園地係員右首第1話-
マギアナアナウンサー右鎖骨第1~2,4話-
腹筋崩壊太郎お笑い芸人左胸第1,21話、スピンオフベローサマギア
オクレル配達員右腕第2,24話,劇場版第1作クエネオマギア
マモル警備員左首第2,24話、劇場版第1作、超バトルDVDエカルマギア
一貫ニギロー寿司職人右手の甲第3,24話、超バトルDVDトリロバイトマギア
シザーメンズ美容師右首第3話ネオヒマギア
アンナバスガイド右手首第4話トリロバイトマギア
バースバス運転手第4話オニコマギア
森筆ジーペン漫画家アシスタント左首第5,31話ビカリアマギア
(個別名不明)タクシー運転手左首第6話オニコマギア
香菜澤セイネ声優左首第5~6話ガエルマギア
坂本コービー体育教師左首第7話マンモスマギア
Dr.オミゴト医師左首第8~9,24話-
白衣の天使ましろちゃん看護師左手首第8話トリロバイトマギア
松田エンジ俳優不明第10~11,23~24,32話アルシノマギア
ワズ・ナゾートク(旧世代型)探偵左手の甲第12~13話-
祭田ゼット和風舞踏ダンサー(イベント用)左手の甲(改造前)→右眉(改造後)第12~13,24,31話、超バトルDVD(5号)-
宇宙野郎雷電宇宙飛行士右手首第14話-
宇宙野郎昴宇宙飛行士左首第14~15,24話-
一輪サクヨ花屋右手の甲第17~18話アークマギア(オニコタイプ)
住田スマイル住宅販売員左手の甲第19~20,24話アークマギア(ネオヒタイプ)
最強匠親方大工右腕第19~20,24話アークマギア(マンモスタイプ)
弁護士ビンゴ弁護士右手の甲第21~22,24話ビカリアマギア
縁結びマッチ結婚コンサルタント左首第23~24話アークマギア(ガエルタイプ)
マッチ田成子結婚コンサルタント左手のひら第23話-
博士ボット(旧世代型)博士第25,36話-
119之助消防士右頬第26~27話マンモスマギア
MCチェケララッパー右首第28話ドードーマギア
デルモファッションモデル左踝第32話-
ラブチャンテニスコーチ右腕第33話-
ミドリ農業管理員右手の甲第34~35話-
東品川の母占い師右手の甲第36話-

その他、様々な場所で働く一般ヒューマギア達がハッキングを受けてトリロバイトマギア化する描写が多数ある。

ヒーローショーではショーの演者がヒューマギアモジュールとカラーコンタクトを装備して一般ヒューマギアを顔出しで演じたり、ショーの司会のお姉さんがイズに扮することもあるようだ。


スピンオフ作品登場

名称職業バーコード登場作品マギア
天丼ボケ太郎漫才師不明超バトルDVDビカリアマギア、オニコマギア、ガエルマギア
腹筋崩壊次郎お笑い芸人右胸スピンオフ「奇跡の転身!?アルトVS.腹筋崩壊太郎 宿命のギャグバトル!」-
Z-10常盤ソウゴ不明ひらかたパークスペシャルショー仮面ライダージオウ

劇場版登場

名称職業登場作品
未成年型ヒューマギア(正式名称不明)学生令和 ザ・ファースト・ジェネレーション
(個別名不明)歴史教師令和 ザ・ファースト・ジェネレーション
飛電其雄/仮面ライダー1型或人の「父親」、飛電インテリジェンスの技術開発者第1話~、令和 ザ・ファースト・ジェネレーション
ウィル/アナザーゼロワン前飛電インテリジェンス社長秘書令和 ザ・ファースト・ジェネレーション

ヒューマギアと関わったゲスト

名前職業登場話数
石墨超一郎漫画家第5,31話
大和田伸也俳優第10~11話
市森直人検察官第21~22話
海老井千春不明第21~24話

社会との関わり方

上記の通りに、ヒューマギアは人類、ひいては仮面ライダーを助ける重要なサポートキャラクターでありながらも、人類に対して牙を剥く怪人ポジションとなる存在であり、仮面ライダー史上初となる最初から人類と共存していた異種族との戦いということになる。

(ただし、人類と共存している種族の一個体が人類に牙を剥くという構図なら仮面ライダーディケイドにて描かれている。)


平成ライダーでは異種族VS人類という構図は珍しくなく、主に人類が存在する前から地球に生息した異種族との戦いや、人類によって生み出されたが人類とは相いれない種族との戦いが描かれてきたが、それ等の戦いではどちらかというと『異種族と人類は共存することができないが、相互に理解し合うことはできる』という結論や見方に立つことが多く、物語の決着もその結論ありきの結末が描かれてきた。(そう言いつつも絶滅してしまった種族もいるが)


一応、平成ライダーの中にも、人類社会で暮らし人類と共に歩むことを望んだ異種族や怪人自体は存在したが、それらも作品の中で仮面ライダーとの戦いを通して人類という種族と触れ合い、人類と共存することを選ぶという、いわば『物語の結論』として人類と共存するのが通常の流れである。


しかし、ヒューマギアの場合は既に人類社会に溶け込み、社会の多くの現場で必要とされている。

それどころかヒロインや主人公の父でさえもヒューマギアであり、社会の中では只の道具や機械の延長上で必要とされているのではなく、家族や仲間の一員とすら認められている。

特に、第1話の怪人とされた腹筋崩壊太郎などは、「人類と共に歩むことを望みながらも、そのことを理解されるどころか全く認識される事なくライダーに倒される怪人」という、平成ライダーとは真逆のアプローチで倒された怪人となっている。


ヒューマギアは人類の


この腹筋崩壊太郎で示された前例は、少なくとも作品前半を貫く大きなテーマであるようであり、第2話以降にもこの傾向は引き継がれている。

基本的には人類との共存を望むのはヒューマギア側で、人類のヒューマギアに対する基本的なスタンスは、「便利な道具」か、「暴走する人類の脅威」でしかなく、ヒューマギアと人類との共存というのは実際の所、「共存を望むヒューマギアと、道具の一種としか考えない人類」という、両者の認識が大幅にブレている薄氷の上に成り立った、いつ崩れてもおかしくない不安定なものである。その汎用性故に既に様々な職種で利用や活用が浸透している一方で、人間と異なり「心が無い」事を理由にその存在を忌避している人物も少なからず存在している他、人間の仕事を奪う存在として敵意を抱く者まで存在している。


また、現在シンギュラリティを超えて自我や心を獲得したヒューマギアは「人類の役に立ちたいと願う」善良な者が多いが、それはいつ何時、悪意に目覚めて真に「人類を絶滅させたい」と思う者が現れてもおかしくない状況の裏返しであり、第8話では、実際に本作の敵組織がそう言った悪意に目覚めたヒューマギアであることが明らかになった(過去の作品でも『喜び』の感情をインストールされながらも人類と敵対した機械生命体が存在している)。

その後の展開で滅亡迅雷.netは、「人間の悪意」をラーニングし「人類滅亡」を最高の結論として導き出した人工知能が生み出した存在である事が明らかにされたが、これから先の展開次第では、「真に善良なヒューマギア」であるからこそ、「自らの意思で真に人類を絶滅させたい」と願う者が現れないとも限らない。

事実として、一部の人間に対して怒りを覚えていた個体が登場しており、人間の負の感情に晒されたヒューマギア巨大な悪意を受け新たなマギアへ変貌する事態も起こっていた。さらには、人間の悪意を目の当たりにし自らゼツメライザーを手にした個体も実際に登場してしまっている。


このような設定の為か、各話ゲストのヒューマギアで無事にマギア化もされずライダー達に破壊される事がなかった個体は、上述のDr.オミゴトが登場した第9話までは1体もおらず、その後も各話のメインゲストの殆どは何らかの形でマギア化や破壊されてしまっている(5番勝負編までの時点で、名出し登場個体の内マギア化されることのなかった個体は、ストーリーにあまり絡まなかった者を除くとDr.オミゴト含めたった4体しかいない)。但し、マギア化しても破壊衝動を抑えて使命を貫いて散ったヒューマギアは存在する。


他にも、ヒューマギアを盗み出して顔やデータを改竄し不法に売りさばく窃盗団も存在している。

ヒューマギアは。

言うなれば、近代以降、人類が常に向き合っていた「テクノロジーとどう向き合うか」という問題こそが、この作品における真の敵であるともいえる。


第29話以降の動向

飛電インテリジェンスZAIAエンタープライズによるお仕事5番勝負「演説対決」のさなか、あるヒューマギアを巡る事件と天津垓の策略によって、社会からのヒューマギアのイメージは急速に低下する。この事件が祟り飛電インテリジェンスは5番勝負に惨敗、ZAIAに子会社化され、天津は全ヒューマギアの停止とリコール(及び、ヒューマギアに代わるザイアスペックの普及)を始める。


その後、世間では停止したヒューマギアの不法投棄が相次いでいた。天津の策も相まってヒューマギアは人類を襲う恐ろしい敵というイメージが広まり、また天津の手によって再編されたA.I.M.S.はヒューマギアを破壊するためだけの暴力装置と化していた。


天津による買収と同時に飛電インテリジェンスを離れていた或人は、投棄されたヒューマギアを回収しており、迅の助けによって連れ戻されたイズと共にゼロからのスタートを決意する。しかし、その場をヒューマギア廃絶を目論む天津とA.I.M.S.に襲われる。或人は社長でなくなった事でゼロワンに変身できずにいたが、イズの計いで再変身を果たしサウザーを撃退。ヒューマギアのための新たな会社、飛電製作所を設立する。


上記の通り、第30話以降ヒューマギアに対する人々の印象は最悪でZAIAエンタープライズの意向によりヒューマギアのリコールが行われているが、リコール後も依然としてヒューマギアの需要や人気などは残っており、第32話ではモデル型ヒューマギアのデルモを巡るエピソードで描かれている(ザイアスペックはその性質上、ヒューマギア廃棄による人手不足を補えるものではない)。


実際のところ、社会におけるヒューマギアの評価は一方的に低下したというよりは賛否両論と言うべき状況であり、関わりの薄い一般人からは敬遠される一方、専門の業種に関わる人々やそれらのファンなどからは肯定的に受け入れられている。

この点については第32話にて飛電製作所が会見を行っている。


その上で、或人は博士ボットに命じて、新たな人工知能技術の開発を目指す事を計画していた。


そうこうしている内に、天津とA.I.M.S.にヒューマギア根絶どころではない事態が迫りつつある。


関連タグ

仮面ライダーゼロワン 飛電インテリジェンス 飛電製作所

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