概要
オーガスタス・ルックウッドとはハリポタシリーズに登場する死喰い人である。
魔法省神秘部の職員、いわゆる「無言者」である。しかし実際はヴォルデモート側のスパイであり、情報を闇の陣営に流していた。
死喰い人であるが聖28族ではなく純血かどうか不明。
来歴
魔法省に入省。神秘部という最も深遠な魔法の研究を担当する部署に勤務。この頃から、あるいは入省して数年後からルックウッドはヴォルデモートへ政府の情報を流し始める。
ちなみに神秘部は過去に廃止が訴えられた過去があり、それほど周りの人間からは何をしているのか分かりにくい。実は内部の部屋には「愛を喚起する強力な薬の泉」「死の世界へと続くベール」「時の流れを逆転させる時計」「未来視を記録した球体」など数々の重大な魔法が眠っている。このような学究にルックウッドも関わっていた。
その後、ルックウッドはバグマン氏と友人として親しくなる。バグマン氏の息子で人気クィディッチ選手のルードが引退後に魔法省に入省するのを手伝った。その後ルードは魔法ゲーム・スポーツ部の部長にまで出世。
また、この頃からイゴール・カルカロフと同じ死喰い人として知り合いであった。カルカロフの友人で魔法省にコネを持つ死喰い人ルシウス・マルフォイとも関係があったのかもしれない。
第一次ヴォルデモート暗黒期の終わり、捕縛されたカルカロフによりルックウッドが死喰い人であることが告発される。ベラトリックスやドロホフなどと共にアズカバンに収監された。
これにより、ルックウッドと関わっていたルード・バクマンが死喰い人ではないかと疑われたことがある。
約10年の時を経てヴォルデモートが復活すると、アズカバンから集団脱獄。神秘部の戦いにルシウスの指揮のもとに参加した。なお、ルシウスはハリーたちを追撃する際に死喰い人を全員二人組に分けたのだが、ルックウッドだけパートナーが割り当てられていない……。キングズリー・シャックルボルトと戦い、アルバス・ダンブルドアが到着すると捕縛された。おそらくアズカバンに送還されたと思われる。そのため翌年の天文台の塔の戦いには参加していない。
魔法省陥落の前後にアズカバンから再び脱獄。
ホグワーツ最終決戦では同じく元魔法省官僚のパーシー・ウィーズリーに追われていた。最後はアバーフォース・ダンブルドアにより倒された。
人物
ルックウッドが死喰い人と告発された時に法廷は驚きに包まれていたため、スパイとしては優秀で魔法省に溶け込んでいたと思われる。また、神秘部に勤務するだけあって魔術に関する才知は高いと考えられる。
アズカバンでベラトリックスやドロホフらと撮られた囚人写真では、他の死喰い人と違い一人だけつまらなさそうな表情をしていた。
外見
顔に痘痕がある。映画版では顔の片方だけに痘痕が痣や傷のように広がっておりちょっとカッコいい。
ルード・バクマンの父と親しかった事実から、親世代よりも年長であると考えられる。