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アクロマの編集履歴

2020-06-27 11:43:44 バージョン

アクロマ

あくろま

アクロマとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する人物である。

「ポケモンの ちからは なにによって ひきだされるか?」


概要

ポケモンBW2』に初登場したキャラクター。

主人公が行く先々で出会う謎の科学者ポケモンが秘めた潜在能力」について研究しており、ポケモンを活性化させる道具などを開発している。


名前の意味は恐らく、a-(無)+chroma(色・彩度)で「無色」あるいは「無彩色」。また、海外版での彼の名は"Colress"であり、同じく「無色」の意味を持つ"colorless"のもじりと思われる。


主人公とはヒウンシティ下水道で初めて出会い、プラズマ団を倒した主人公の力に目を付ける。掴みどころのない性格だが、旅の途中で主人公の手助けをしてくれることもある。


その正体はNが失踪した後にゲーチスが任命した、プラズマ団の新たなリーダーである。

「ポケモンの真の力を引き出すために必要なのは何か」を研究するためにプラズマ団に就いており、主に伝説のポケモン・キュレムの研究を行い、その兵器転用にも一役買っていた。


自身の研究の為とはいえ悪の組織に協力したり、「(研究の為なら)たとえ世界が崩壊しようともかまわない」と言いきってしまう辺り、マッドサイエンティスト的な一面もうかがえる。

しかしゲーチスのような危険思想とは違い、自分の好奇心に忠実な研究者であり、そのためならプラズマ団だろうと何でも良かったとの事。

ポケモンシリーズでは珍しく「善悪では捉えられないキャラクター」であり、Nとは違った意味で異質な人物といえる。


ゲーチスとは昔の知り合いだったようで、その縁と上述の動機からプラズマ団のお飾りボスを引き受けていたが、内心では骨の髄まで俗的な欲望に支配されたゲーチスの事を嫌っていた。

また、したっぱによればNの存在も知らないようで、両者の間に特に関係性はないらしい。


最終的に主人公に敗北したアクロマは、ポケモンが強くなるために必要なのは従来通りトレーナーとの「信頼」であることと納得し、プラズマ団の解散を宣言して役目から退いた。

その光景を影から見ていたゲーチスは「せっかくプラズマ団のボスに就かせたのに、N同様に純粋な人間だからダメだ」と評していた。


プラズマ団解散後も廃棄された本部船「プラズマフリゲート」を貰い受け、P2ラボの近海で研究を続けている(肩書きも「ポケモントレーナーのアクロマ」となっている)。

殿堂入り後、彼に勝負を挑み勝利すると、ゲーチスが使うものだったらしいマスターボールをくれる。以降も1日に1回だけバトルが可能。


容姿

眼鏡をかけた金髪の男性。白衣の下には黒いトップスとボトムスを着用している。

特に特徴的なのは頭から生えている「青色の触覚のような毛」。

ファミ通に掲載されたキャラデザ担当の大村氏のインタビューによると、「頭の回転の速さ」を表しているとのこと。


ネタにされることもしばしば。

BW2


他シリーズにおいて

XY

本編開始前にカロス地方に行ったことがあるようで、10番道路にいるバックパッカーから彼についての話を聞くことができる。

恐らくメガシンカ現象と、それらにまつわる遺物を調査していたと思われる。


サン・ムーン

アーカラ島の8番道路に突如現れる。服装はややサーバーチックになっており、腕についている計算機のようなものを常に操作している。南国のアローラでは見るからに暑そうだが、冷却装置がついているため案外快適らしい。


主人公にZワザやメガシンカについて語った上で「ニトロチャージ」のわざマシンを与えて去っていく。また、この時に人とポケモンの絆を尊重するセリフが聞けることから、『SM』の世界が『BW2』よりも未来であることが読み取れる。


殿堂入り後、同じ場所に行くと再び会うことができ、その時にゲノセクト用の4種のカセットを譲ってくれる。また、バトル施設「バトルツリー」にもボストレーナーの一人として登場する。


ウルトラサン・ウルトラムーン

カンタイシティのホテルしおさいの一室に滞在している。

ウルトラ調査隊からネクロズマを制御するマシンの製作を依頼されたが、本人的には不満だったらしく、ソルガレオルナアーラを取り込むマシンに改造し、ネクロズマを捕まえた主人公に与える。

曰く、「ポケモンの合体には慣れている」とのこと。


殿堂入り後のストーリー『エピソードRR』では、別世界から来た相手を元の世界に転送する「アクロママシーン1102号」を用いて、卑劣な手段に及ぼうとしたゲーチスから主人公とリーリエを救った。

ゲーチスを野心に見合った実力を持つ恐ろしい人物と評しており、敗北によって元の世界でも彼が大人しくなることを望んでいた。


アニメ版

アニポケ

CV:東地宏樹

エピソードN」にて初登場。リーダーではなく単なる科学者である点(下っぱもタメ口で話している)を除けば基本的な設定は原作とほとんど同じだが、作中で改心する描写はなく、最後までプラズマ団に忠実に従っている。


原作ではあまり描かれなかったマッドサイエンティストの面が色濃く出ており、ツンベアーオノノクスに各属性のエネルギーを注入したり、特殊な電波でポケモンを凶暴化させ人々を襲わせるなどの実験を行っていた。

電波の洗脳を打ち破ったサトシのピカチュウに感心し興味を抱き、アジトが崩壊する最中もそのせいでなかなか脱出せず部下に止められるなど、自分の好奇心に忠実な研究者としての一面がより強調されている。


最後は国際警察に逮捕され、一度は実験の失敗に落ち込むも、次はポケモンと会話できるマシンを開発しようとすぐに立ち直っており、全く懲りていない様子だった。


ポケモンジェネレーションズ

CV:川島得愛

第14話「凍える世界」に登場。

自らの行いを無慈悲と称しながらも科学力でキュレムのエネルギーを限界まで引き出し、キュレム砲を放ち街を凍らせた。


漫画版

ポケットモンスター☆SPECIAL

本格活動するのは原作同様BW2編からだが、第10章ブラック・ホワイト編でシズイともに先行登場。この時は全身を覆うローブと仮面で素肌を一切晒さない「フードマン」名義でポケモンリーグにデータ収集のため潜んでいた。


第12章BW2編において、原作同様新生プラズマ団のリーダーに任命され活動するが、本人は原作以上にプラズマ団の思想に対して何とも思っていない。

研究対象は「ポケモンの潜在能力を引き出せるのはトレーナーとの絆か、それとも科学による支配か」という点はゲーム原作と同じだが、第10章でリーグに参戦していたのもその研究の一環でしかなく、結果リーグに敗退したことから「絆や精神力といった不確定なものを切り捨て科学的な方面へとアプローチすることにした」という理由付けがなされている。


アクロママシーンを始めとした自身の発明に強い自信を抱いているため、それを「出来損ない」とけなされると冷静さを失って激情を露わにする。ラクツはその様子を見て、彼は決して悪人ではなく無邪気なのだと判断。ただ研究熱心過ぎるが故に手段を選ばなく、それゆえ「悪の科学者」と呼ばれるようになったと推察されている。


最終的にジャイアントホールでラクツに敗れ、自身をいいように実験に使ったことに激怒したキュレムのぜったいれいど生身で受け生死不明に。


単行本にて加筆された最終回では生存し、国際警察に逮捕されていたと判明。

研究や実験成果を国際警察に提供するなどの条件付きながら限定的に自由を得て、マジシャン=国際警察官・コードネーム「黒の壱号」と共に任務のためアローラ地方へと旅立った(第11章サン・ムーン編におけるウルトラボール開発の理由付けも兼ねていると思われる)。


手持ちポケモン

BW2

名前レベルタイプ使用技
1回目
コイルLv.21でんきはがねマグネットボムスパークでんじは
ギアルLv.23はがねじゅうでんでんきショックギアソーサー
2回目
レアコイルLv.25でんき・はがねでんきショック・ちょうおんぱミラーショット・でんじは
リグレーLv.25エスパーサイケこうせんずつきなきごえかいふくふうじ
ギアルLv.25はがねギアソーサー・じゅうでん・しめつける・でんきショック
3回目
レアコイルLv.50でんき・はがねボルトチェンジラスターカノントライアタック・でんじは
ジバコイルLv.50でんき・はがねほうでん・ラスターカノン・だいばくはつ・でんじは
メタングLv.50はがね・エスパーコメットパンチしねんのずつきいわなだれこうそくいどう
オーベムLv.50エスパーエナジーボールサイコキネシスめいそうじこさいせい
ギギギアルLv.52はがねギアチェンジギガインパクト10まんボルト・ギアソーサー

コイル系の特性は全て「がんじょう」。はがねタイプが多いので、ほのおタイプじめんタイプのポケモン、わざを持っていると有利。アクロマは自身の台詞の通り、他のNPCと違った「力を引き出す」持ち物を持っているポケモンが多い。3回目のバトルでは、進化前のレアコイルにどうぐ「しんかのきせき」を、ギギギアルにどうぐ「ふうせん」を持たせて、一時的に弱点であるじめんわざを無効にし、わざ「ギアチェンジ」を積む隙を作るといった実戦向けな戦法をとろうとする。「先制攻撃→がんじょう発動→でんじは→回復した後にボルトチェンジ」と、いやらしい戦法も彼ならではといった所か。


クリア後

名前レベルタイプ使用技持ち物
クリア後
レアコイルLv.72でんき・はがねボルトチェンジ・ラスターカノン・トライアタック・でんじはしんかのきせき
ウォッシュロトムLv.72でんき・みずほうでん・ハイドロポンプおにびみがわりいのちのたま
ジバコイルLv.72でんき・はがね10まんボルト・ラスターカノン・はかいこうせん・でんじはものしりメガネ
オーベム♂Lv.72エスパーサイコキネシス・エナジーボール・めいそう・じこさいせいたべのこし
メタグロスLv.72はがね・エスパーコメットパンチ・しねんのずつき・こうそくいどう・いわなだれちからのハチマキ
ギギギアルLv.74はがねギアソーサー・ワイルドボルト・ギアチェンジ・ギガインパクトふうせん
クリア後(チャレンジモード)
レアコイルLv.75でんき・はがねボルトチェンジ・ラスターカノン・トライアタック・でんじはしんかのきせき
ウォッシュロトムLv.75でんき・みずほうでん・ハイドロポンプ・おにび・みがわりいのちのたま
ジバコイルLv.75でんき・はがね10まんボルト・ラスターカノン・はかいこうせん・でんじはものしりメガネ
オーベム♂Lv.75エスパーサイコキネシス・エナジーボール・めいそう・じこさいせいたべのこし
メタグロスLv.75はがね・エスパーコメットパンチ・しねんのずつき・こうそくいどう・いわなだれちからのハチマキ
ギギギアルLv.77はがねギアソーサー・ワイルドボルト・ギアチェンジ・ギガインパクトふうせん

でんどういり後のバトルでは「チャレンジモード」で無くとも6体全てに持ち物を持たせている。追加の6体目として、NPCトレーナーでは初となる「フォルムチェンジ」したロトムを使用する。FC先はよりによってはがねポケモンとの相性補完が効き、Wi-Fi対戦で大人気の「ウォッシュロトム」であり、彼のガチっぷりが感じれる構成となっている。


サン・ムーン


ポケスペ

戦闘よりもテレポートなどを駆使してサポートに回ることが多い。

最終決戦ではひっそりと改良型アクロママシーンを持ってジャイアントホールの森の中を逃げ回っていたが、それを読んでいたラクツの手持ち4匹からは逃げきれず撃破された。

因みにこの戦法はジョウト地方でのとある事件の黒幕を参考にしたもので、アクロマが掛けているメガネにオーベムへ指示を送るマイクが付いていたらしい。


ギギギアルに進化してからは飛行要員としても使われた。

というより、主にアクロマの空中での足場としての出番の方が明らかに多く戦闘シーンは少ない。


古代の化石から復元し、改造を施したポケモン。

前述のリーグ敗退があってか手持ちではなくアクロママシーンでコントロールされている。

そのため一瞬の隙をつかれラクツに捕獲された。


……が、実は色違いの赤いゲノセクトを別に所持していたことが判明。

本人曰くこちらは自らの手で天塩をかけて絆を結んで育てたため、アクロママシーンなしで言うことを聞く。

このことから10章の時点で、同じポケモンでも「(通常色は)機械で操る」か、「(色違いは)強い信頼を持った手持ちとして育てる」ことでどちらがより優れた実力を出せるか、という実験をしていたと思われる。

因みに10章でコバルオンたちを氷漬けにさせたのはこっちのゲノセクト。


つまり上記のオーベムが持っていたアクロママシーンはブラフであり、現にマシーンが破壊されたことでアクロマの支配が解けたと思いこんだ、その隙をついて背後からラクツのゲノセクトを撃破した。

そのままラクツにもテクノバスターの接射でトドメを刺そうとしたが、近づきすぎたため発射直前に最後まで隠し持っていたシュバルゴのランスを砲身に突っ込まれたことで暴発、自爆同然で相打ちになった。


関連イラスト

アクロマさんアクロマ


関連タグ

ポケモン ポケモンBW2 プラズマ団 ゲーチス

キョウヘイ メイ(トレーナー) N(トレーナー)

科学者 マッドサイエンティスト


他のはがねタイプの使い手

ミカン トウガン ガンピ マーレイン ローズ


カップリング

アク主♀ アクメイ

コンビ・グループ

ピュアセント組

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