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キングフォームの編集履歴

2020-06-30 13:29:19 バージョン

キングフォーム

きんぐふぉーむ

キングフォームとは、仮面ライダー剣に登場するBOARD製ライダーシステムの最終形態である。

キング「気をつけなよ。レンゲルのように、封印したつもりで僕に支配されないようにね」


概要

カテゴリーQをセットしたラウズアブソーバーにカテゴリーKのカードをスラッシュする事で「エボリューションキング」の音声とともに変身する最強形態。本来の仕様としてはカテゴリーKと融合して進化すると言うもの。TV本編では仮面ライダーブレイドのみが変身したが他のライダーのキングフォーム(に相当するもの)も存在はする。



仮面ライダーブレイドキングフォーム

カテゴリーKの上級アンデッド・キング(コーカサスビートルアンデッド)を苦戦の末封印しスペードのカードを全て揃えた剣崎一真が、封印出来ない人工アンデッド「トライアル」に対して変身した。

本来のキングフォームはカテゴリーKのみと融合するのだが、剣崎はアンデッドとの融合係数が著しく高いため、所持するスペードのスートの13体のアンデッド全てと融合した姿になった。

(そのため、劇中に登場しているのはシステム開発者の想定していた本来の姿では無く、平成二期でいうところの「最強フォームを飛び越して究極フォームに変身してしまった」というところである)


ジャックフォームでは一部のみだったディアマンテゴールドの装甲が全身を覆い、その防御力は200tの衝撃にも耐えうる

反面、重装甲のため、ジャンプ力や走力など、スピード面には劣り、ジャックフォームはおろか、通常のブレイド以下にまで落ち込んでしまう。

しかし、各部に融合したアンデッドのレリーフ「アンデッドクレスト」の力により、カードの力を単体で使用する場合、そのカードをラウズしなくても、アクションのみでカードの効果を発動できるというのが最大の強み。この時、そのカードを象ったアンデッドクレストが光る。劇中使用はBEATの効果を発動させたパンチのみ(常時METALという説もあるが)。


更に、ジャックフォームほどではないが、背面にある重力制御装置も用いる事で、ある程度の飛行も可能。

反面、ジョーカーの本能を掻き立て暴走させたり、13体ものアンデッドと融合した事で、剣崎自身がアンデッド(ジョーカー)になる危険性も孕む事になった。

ちなみに、キングフォームの剣崎一真と言うことで「キングカズマ」のタグ検索に稀に引っかかることも。


外見

メインカラーが金色の重厚感ある外見。足に6枚、左腕に2枚、右腕に3枚とカテゴリーAとK以外のアンデッドクレストが付いている。胸部がコーカサスの紋章。

一言で言えば「歩くスペードアンデッド大図鑑」である。

てれびくんで抽選されたソフビでのカラーリングは全身が銀色で胸部のコーカサスの紋章も銀色になっているという通常形態をそのままキングフォームにしたかのような外見が特徴。


ツール

重醒剣キングラウザー

キングフォームの時に出現する、ブレイラウザーとは別の大剣型ラウザー。カードを自動的にラウズできる。カードを使用しない単体の攻撃力もブレイラウザーより高い。ブレイラウザーとの二刀流も可能。

「重醒剣」の名の通りキングフォームでなければ扱えないほど重いという設定があるが、劇中では生身で使ったがいたりする(睦月も変身していない状態で使用した事があるが、彼の場合はベルトを装着した上でカテゴリーKの支援を受けて強化された状態だったので説明が付かない訳ではない)。


ギルドラウズカード

キングフォーム時に使用される金色に変化したラウズカード。カテゴリーAも含め13枚全て使用可能。しかしアンデッドクレストを光らせ、そのカードの効果を直接発揮できるため、カード単体で使用される場面はなかった。

エボリューションコーカサス

コーカサスオオカブトの祖・コーカサスビートルアンデッドを封印。


必殺技

ロイヤルストレートフラッシュ(スペード10、J、Q、K、A)

5枚のカードを連続ラウズし、出現した光の5枚のカードを通り抜け、敵を切り裂く。或いは斬撃を飛ばす。

融合係数が極まっている時は、連続ラウズ後全身のアンデッドクレストからキングラウザーにエネルギーが流れ込むような演出で発動したり、ラウズそのものを省けるようになり、出現するカードも黄(金)から赤に変化する。

威力はブレイド単体で発動できる技の中で最強(作中ではカリスのワイルドサイクロンに続いて第二位)で、HBVでは同じブレイドの強化服を纏った偽仮面ライダーブレイドを一撃で変身解除させた上に爆殺し、劇場版では身長50mの巨体を有する巨大邪神14を真っ二つにしている。本編終了後が舞台の『仮面ライダーディケイド』でもディケイドを一発で変身解除させたうえで変身者・門矢士をボロボロにしている。


仮面ライダーディケイドコンプリートフォームの「ファイナルアタックライド ブレイド」にも採用された。


ストレートフラッシュ(スペード2~6)

ブレイラウザーを出現させ、カードの力を2振りのラウザーに込めて敵を切り裂く。

フォーカード(スペードK、6、ハート6、ダイヤ6、クラブ6)

4人のライダーのエレメントカードの力を込めて放つ突進斬撃。

ワンペア/ツーペア/スリーカード/ファイブカード/フラッシュ/ストレート/フルハウス

キングラウザーに音声のみ存在している必殺技。発動方法はポーカーの役とほぼ同じ。


必殺キック

ウィザード53話で披露された。ひらかたパークのヒーローショーではライトニングソニックを披露している。


ゲームにおいて

放送当時発売されたプレイステーション2用格闘ゲームに、使用可能キャラの1体として登場している…のだが、ノーマルのブレイドと違って弱攻撃と必殺技(ロイヤルストレートフラッシュ)でしか攻撃できなくなっている。

カードの通常技も反撃技も使用できないため、実質弱体化している。

因みに戦闘前後の会話パターンはノーマルブレイドと完全に同じ。


仮面ライダーディケイドにおける登場

シンケンジャーの世界」で仮面ライダーディケイドコンプリートフォームが召喚した。

ちなみにこの際、チノマナコディエンド変身態が召喚した通常ブレイドもその場にいたため、フォーム違いの同じライダーが同じ場所にいるという珍しい状況となっていた。(王と殿様が同じ画面で活躍するという中々に面白い構図であった)

最終回では剣崎一真本人がブレイバックルのみで直接変身した。

MOVIE大戦2010のディケイド完結編では、剣立カズマが変身する仮面ライダーブレイドが仮面ライダーディケイドコンプリートフォームの力で二段変身した。



仮面ライダーギャレン


物語の終盤に「エボリューションギラファ」を獲得したギャレンだが、同時にライダーシステムを破損したため本編で変身の機会は与えられなかった。

その後、ホビージャパンの「HERO SAGA」特別編にてフィギュアの作例が公開され、準公式ではあるがその存在が確かなものとなった。

仮面ライダーギャレン キングフォーム

大部分の意匠はブレイドと共通しているが、13体融合ではない本来の姿であるためアンデッドクレストが無く、代わりにダイヤのレリーフが該当箇所に装飾されている。

また重醒銃キングラウザーも新規装備ではなく、ギャレンラウザーが強化されたロングライフル状のものとなる。

SICオリジナル解釈として、背中にはクワガタの翅らしきマント(?)も確認できる。また、ラウズアブゾーバーのプレートは緑色になっている。


しかしHERO SAGA自体がマイナーなためその存在を知らないファンも多く、視聴者がそれぞれ想像したキングフォームがpixivにも投稿されている。

2015年にはレンゲルジャックフォームに続きS.I.C商品化企画の第2弾に選ばれたため、今後は知名度も少しずつ上がっていくと思われる。


なお、HERO SAGAのエピソードである『MASKED RIDER BLADE EDITION -DAY AFTER TOMORROW-』にてキングフォームへの変身機会があったのだが、仕様を勘違いしていた睦月が「橘さんまで ジョーカーになってしまいます! 」と止めてしまったため結局登場しなかった(上述したように剣崎が13体融合キングフォームに変身して最終的にジョーカーになってしまったのは彼の融合係数が極端に高かったためであり、橘さんがなることはないうえ、そもそも目の前にダイヤスートのカメレオンアンデッドが目の前にいるため、13体融合キングフォームには絶対になれない)。おそらくそこまで詳しくジョーカー化の原因を知らなかった可能性のある睦月はともかく、事情を知ってたはずの橘さんまで勘違いしてしまったのは、よほど焦っていたのだろうか?


一応、劇場版では、ライダーシステムも破損せず、ギラファアンデッドも封印されている事から、14との決戦で変身できた筈なのだが、(スーツが作られていないなどの)大人の事情で、登場する事はなかった。


必要以上にパーツを新造しなくても良い関係上、CSMでギャレンのキングフォーム用のアブゾーバープレートの追加を期待されたが、CSMラウズアブゾーバーの仕様上、付属する事は無かった。(理由はギャレンモードでキングフォームのカードをスキャンした場合、上城睦月キングフォームの変身音が発動する為。ただし、ブレイドモードでエボリューションギラファをスキャンする事でキングフォームの変身遊びを擬似的に再現する事は出来る。)


仮面ライダーカリス

カリスには、キングフォームに相当するワイルドカリスと言う形態が存在する。変身の過程は大分異なるが、「カテゴリーKをスラッシュして変身」「胸部にカテゴリーKの紋章」とキングフォームと共通している。

アンデッドクレストこそ付いていないが、変身時にはハートスートのカード全てと融合するため正確にはブレイドのキングフォームに相当する形態である。

更に言えば、ブレイドのキングフォームはジョーカーの能力を高い精度で再現してしまったことで発現したフォームであり、この形態はブレイドのキングフォームのオリジナルに相当する形態とも言える。


仮面ライダーレンゲル

Masked Rider Blade

※イラストは想像図

レンゲルは、物語の中盤で早くも「エボリューションタランチュラ」を獲得するが、長らくカテゴリーQを入手できず、終盤でタイガーアンデッドを封印し「アブゾーブタイガー」を獲得。彼女が所持していたラウズアブゾーバーで「俺のキングフォームを見ろ!」と威勢よく変身した。


が、タランチュラアンデッドとタイガーアンデッドがレンゲル=上城睦月をスパイダーアンデッドの呪縛から解放するために働きかけたことで変身は失敗し、スパイダーアンデッドがレンゲルと分離・変身解除に陥る。


その際、外見自体は生身だったが、スパイダーアンデッドを圧倒しキングフォームでなければ重くて扱えないはずのキングラウザーを使用するなどカテゴリーKの力はしっかり宿っていた(所々でタランチュラアンデッドの姿が重なる描写もあった)、言わば上城睦月 キングフォームである。

と、ある意味立派なキングフォームを見せたレンゲルだが、演じた北条君はレンゲルに強化フォームがないことを気にしており、悪い大人たち(ちなみに主犯はコイツ)が冗談で「キングフォーム、あるらしいよ」と言ったのを信じてしまい、上述のエピソードである42話の台本読み合わせの際に監督やスタッフ達に「僕のキングフォームっていつ出るんですか?」と尋ね、監督やスタッフから「レンゲルのキングフォーム? なにそれ?」と返され、さらにその横で笑いをこらえきれないでいた悪い大人達の顔を見て、自分が騙された事を悟り、純粋な心を踏みにじられたと語って、「(あの時の)顔が忘れられない」と恨み節を吐いた程。


ところがどっこい、SICに念願のジャックフォームが登場。さらに2012年に刊行された小説版ではキングフォームらしき形態に変身し、ダガーを用いて戦っている。


備考

身体中にカードの紋章が付いた姿がコンプリートフォームのルーツ、ロイヤルストレートフラッシュがディケイドの技の1つ・ディメンションスラッシュのルーツと思われる。

ディケイドに客演した際にはブレイバックルへのカード装填だけで直接キングフォームへの変身を行っている。


劇中での戦績は、苦戦(というほどの苦戦もほぼ無かったが)や中断はあっても、基本的に敗戦は無く、コンボ以外で劇中未使用の時間停止「スカラベタイム」等の存在もあり、歴代最強フォームの中でもチート扱いの筆頭である。(ひらかたパークのヒーローショーでは単体の能力を複数使用。地味にタックルも初めて敵にヒットしている。)


狙ったのかどうかは不明だが、剣本編でのキングフォームへの総合変身回数はスートの数と同じ「13回」となっている。これはCSMでも意識されており、キングフォームに13回変身するとジョーカーに変化していく音が鳴り響くようになっている。

なお、本編での変身回数は13回だが、剣崎がジョーカーになるためにダークローチと何度かキングフォームになって戦闘しているため、作中ではもっと変身していた可能性が高いと思われる。



pixivには、剣に登場したブレイド以外のライダーのキングフォームのイラストも投稿されている。


関連タグ

仮面ライダー剣 仮面ライダーブレイド ジョーカーアンデッド

エンペラーフォーム コンプリートフォーム

最強フォーム チートライダープトティラコンボ極アームズ・・・こちらも変身しすぎると人外になるフォーム繋がり。

ブラスターフォームキングフォーム装甲響鬼

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