平敦盛
たいらのあつもり
平安末期の武将。Pixivにおいては同人物をモチーフとしたゲーム「遙かなる時空の中で3」の登場人物のイラストがほとんどとなっている。
Pixivタグとしては、そのほとんどが上記の人物をモチーフとした『遙かなる時空の中で3』の登場人物をさす。
史実での平敦盛
平経盛(平忠盛の三男)の末子。平清盛の甥。兄に平経正や平経俊ら。
位階は従五位下で、官職にはついておらず、無官大夫と称された。
一ノ谷の戦い（源平合戦の一戦）で、源氏方の熊谷直実に討たれた。享年16歳。
笛の名手であり、祖父平忠盛が鳥羽院より賜った『小枝（または『青葉』）』という横笛を譲り受けている。
「敦盛最期」は『平家物語』での名場面であり、のちに能『敦盛』、幸若舞『敦盛』、謡曲『敦盛』、歌舞伎（浄瑠璃）『一谷嫩軍記』などの題材となった。
織田信長の好んだ歌『人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり。一度生を享け滅せぬもののあるべきか』は幸若舞『敦盛』の一節である。
史実でも美男子だったらしい。
その最期まで携へし
青葉の笛は須磨寺に
今ものこりて寶物の
中にあるこそあはれなれ
―― 鉄道唱歌（山陽・九州篇）三番より