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アシリパの編集履歴

2020-07-21 14:20:01 バージョン

アシリパ

あしりぱ

アシリパとは、野田サトルの漫画『ゴールデンカムイ』のヒロインである。

「わたしは新しい時代のアイヌの女なんだ!」

概要

金カムまとめ

CV:白石晴香

に襲われていた杉元佐一を助けたアイヌの少女。

父親と因縁のある、アイヌの隠し金塊の位置を記したという刺青脱獄囚の話を杉元から聞き、彼に協力する事にした。

杉元を救って以来、彼からは「アシリパさん」と呼ばれており、これが当作品ファンからの通称にもなっている。

レタㇻ」という白いエゾオオカミを友としている。


アイヌの伝統的なサバイバル知識と狩猟技術に長けており、様々な面で杉元を助けている。

自身を「新しい時代のアイヌの女」と語る通り、アイヌの伝統を重んじつつも因習に囚われることはなく、現実的かつ合理的で柔軟な思考を持ちあわせた少女である。


人物

北海道アイヌの母と、ポーランド人と樺太アイヌのハーフである父を持つ。

母とは生まれて間もなく死別し、以来主に父親の手で育てられていたが、その父もある夜、アイヌに伝わる大量の隠し金塊を輸送中に「のっぺら坊」と呼ばれる謎の人物に殺害されてしまう。

彼女が杉元と行動を共にすることを決意したのも、一緒に金塊の謎を追うことにより父の敵を探し当て、その敵を討つためである。


性格は過剰なまでにアクティブで逞しい。快活で物怖じせず、口より先に手が出がちな性分だが、優しく人情味がある。聡明な一方、うんこネタ大好きで下ネタも平気だが、ヘビは大の苦手。

容姿はきめ細やかな肌、艶のある髪、父親譲りの深く青い美しい瞳を持つ美少女。劇中で度々見せる顔芸とのギャップが印象的。

もたしなみ、絡み酒、暴れ酒。


立ち位置的にはメインヒロインなのだが、劇中ではバトルや汚れ描写(変顔含む)も多く、実質的には杉元とのダブルヒーローに近い。

メインキャラクターの中でほぼ唯一の女性だが、いわゆる恋愛描写・お色気描写などとは縁が無く、戦闘場面や日常での頼もしさから余りヒロインらしさを感じさせない。それでも年相応に少女らしさを見せる時もあり、相棒の杉元のことは憎からず思っている様子。杉元が美人のインカラマッに多少のデレを見せただけで「(杉元が)汁物にうんこを入れて食べる」とアイヌ語で吹聴するなど、露骨にやきもちを焼く場面もあり、その様子をキロランケに面白がられている。

自分の心を殺して他人の命を奪い、本来の温かな人間性を失いつつある杉元を案じ、いつか杉元が戦争に行く前の人物に戻れる事を願っている。


戦闘に置いてはどんな局面でも冷静さを失わず、彼女の機転で潜り抜けられる場面も多く、年齢にそぐわない度胸を持ち合わせている。

武器には主に弓矢を使う。命中率は高く、戦闘などへの援護攻撃に使われる事が多い。また矢に塗るの調合やその解毒方法、仕掛けなどに関する知識も豊富であり、それらを用いての活躍を見せることも。ただし、アイヌの考えから殺人をよく思っておらず、どれだけ敵と戦闘を重ねても殺人を犯したことはない。

幼い頃から男のように野山を駆けて狩りに勤しんでいたため、野営や料理が得意。反面、アイヌの女がやる裁縫などの仕事や嗜みは不得手で殆どしない。

(※なお、彼女がこのように男勝りな性質に育てられたのにはとある理由があることが後に判明する。)


食に対する執念は凄まじく、すべての生き物(食材)に感謝を込めて、いただきますしてしまう。基本的に何でも美味しく食べてしまうが、味噌カレーといった本州の茶色い食べ物は『オソマ』(アイヌ語でうんこの意)だと勘違いして嫌っていた。しかし美味しいことがわかってからは逆に好物になっている。また様々な苦難を体験している旅の中で崩れ落ちるほどに衝撃を受けたのは、肉の旨みを引き立てるニリンソウがなくなった時だった。

ちなみに杉元を「北海道の様々な珍味を食べ尽くしたがっている」と(一方的に)解釈しており、何かにつけて彼に様々な食材を口にすることを強要している(特に狩った獲物の脳味噌を)。


名前

名前の意味は「新しい年(「アシリ」=「新しい」「パ」=「年・時代」)」。彼女は「未来」という意味として解釈しており、そこから自身を「新しい時代のアイヌの女」と考えている。

日本名は「小蝶辺明日子」。

アシリパがアイヌ語で『未来』を意味するため、未来→明日→明日子ということなのだろう。


名前の正式表記はアシㇼパ(「リ」がアイヌ語小書き)だが、変換の都合上、『アシリパ』表記されることが多い。


余談

  • 「アシリパ」という名前は作者の野田サトル氏が考案した4つほどの候補の中からアイヌ語監修の中川裕氏が選んだもの(当初は「アシパ」という読みだった)。他の候補に、「みんなで楽しむ時に唄を歌う」ことを指す「シノッチャ」などがあった模様。
  • 2019年5月~8月、大英博物館で国外最大規模のマンガ展が開催された際、そのキービジュアルにアシリパが採用され話題を呼んだ。主催者側によると「ビジュアルが日本的」「少年漫画スタイルで描かれた強い女性であり、さまざまなジェンダーの人たちに魅力的に見える」のが選定の理由だというが、鉄腕アトムドラえもん孫悟空セーラームーン等の並み居るレジェンド級のキャラクター達を抑えて彼女が抜擢されたというのは凄い。

関連イラスト

あしりぱさん

之前的挂件图アシリパさんとレタラ



関連タグ

ゴールデンカムイ ヤングジャンプ アイヌ 顔芸 残念な美人 杉リパ

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