「覇王翔吼拳を会得せん限り、お前がワシを倒すことなど出来ぬわッ!」
プロフィール
身長 | 180cm |
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体重 | 88kg |
それ以外は不明。
人物像
初代『龍虎の拳』に登場。
使用する技などから極限流空手の関係者と思われるが、詳細は不明。
正体について(※ネタバレ注意!!)
Mr.KARATE、その正体は極限流空手創始者タクマ・サカザキ。え?バレバレ過ぎるって?何の話だい?
不敗の空手家としてのタクマの異名でもある。
実はAC版では正体が明かされなかったが、SFC版では正体が判明するエンディングがある。
しかし、公式では「龍虎の拳2」のOPが前作ラストの続きになっておりここで判明する。
初代餓狼伝説の外伝作品『餓狼伝説~WILD AMBITION~』では、年齢と経験を積んだリョウ・サカザキがこの名で登場しているため、
Mr.KARATEと言う名はタクマ個人のモノではなく、空手を極めた者へ対する一種の敬称という解釈もできる。
(野球だと球団を代表する選手の肩書としてミスタージャイアンツやミスター赤ヘルとか居るし)
ただし『ネオジオバトルコロシアム』や『KOFマキシマムインパクト』シリーズでのリョウは「二代目Mr.KARATE」として登場しているため、
(初代)Mr.KARATEはタクマ個人であるともいえる。
ゲームボーイの熱闘KOF96では条件を満たしているとエキシビションマッチで登場する。聞いてもいないのに「タクマではない!」とか言う始末。見事倒すとMr.KARATEの出現コマンドを教えてくれる。
『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下『SVC CHAOS』)では、通常のプレイヤーキャラクターとして登場。SNK側のキャラクター殆どからは正体を見破られているが、相変わらず本人はタクマではなくMr.KARATEを自称し続けている等、やや見苦しいまでのギャグキャラと化していた。
しかし、本作ではなんとあの豪鬼と対のキャラクターとして扱われており、CAPCOM側のボスキャラクターとして真・豪鬼が出て来るのに対し、SNK側では『本気になったMr.KARATE』というボスキャラクターが登場。胴着の色は白から黒へと変わり通常のMr.KARATEとは一転してギャグ一切無しの鬼気迫る雰囲気を放ち、性能や技も全体的に強化され、『超龍虎乱舞』といった乱舞技等も追加されている。
『SVC CHAOS』での影響もあってか、『KOF XIII』ではDLCキャラクター及びタクマの性能強化版としてMr.KARATEが登場(胴着の色も同じ黒)。専用ステージも初代『龍虎の拳』の最終ステージを意識した空手道場となっている。
最大の特徴は、これまでのKOFシリーズと異なってギャグテイストが一切無い事で、本来のMr.KARATEの設定に回帰したと言える。そもそもMr.KARATEとは不本意ながらもMr.BIGに利用されていた時の姿であり、Mr.BIGが倒されてなおリョウと死闘を演じようとした、年月を経て目的と手段が入れ替わってしまった修羅としてのタクマなのでKOFでのギャグ扱いは本来なら的外れとも言えなくもない。
正体バレバレなのは変わらないのだが、それを指摘されても本人は威風堂々とした姿勢を貫いており、常に殺気を放ち「死合い」を求めるという修羅道を貫く姿は、対戦相手の多くから恐れられ、身近な存在であるリョウやロバート、キング等からも「冗談でやっているのではないようだ」と評されており、Mr.KARATEを嫌う娘のユリでさえ、文句をつけたり茶化す様な発言をせず畏怖している程で、ある意味ではこの姿こそが、タクマ・サカザキと言う格闘家の真の姿なのかもしれない。
なお、マキシマからは「体格や声紋はタクマ・サカザキのはずだが、総合戦闘力の予測値は一致しない」と分析されている。
他にもアッシュからは「人間から離れている」と評価されたり、過去のKOFにて何度も戦ってる筈の相手(キムなど)からもタクマとは別人であるかのようにMr.KARATEを不敗の空手家として恐れられており、画面越しにはただ天狗の仮面を被って、ちょっと言動を変えただけに見える彼がどれだけ恐ろしいものなのかはきっと対峙した者にしかわからないのだろう(何人か対峙してもなおわかってなかった者もいたが)。
もっとも、タクマ本人はすでにリー・ガクスウに付けられた胸の古傷が原因で全盛期の力を失っており、本気カラテの性能は(古傷が悪化するので気軽には)出せなくなっている。
それでも、タクマとしてだがKOF2000の時には衛星兵器のレーザーを覇王至高拳で弾くという物理法則も無視したと言っても良い化物染みた活躍を見せている。
一体、全盛期のタクマとは、どれ程の豪傑であったのだろうか…。
なお、KOFでのタクマの印象が強すぎてギャグキャラ扱いされることが多いものの、タクマの設定は極めてシリアスである。
幼い子供を残して消えたのも妻を事故に見せかけて殺した者が次は子供達を狙うおそれがあったことや、妻を殺した犯人を突き止めるために活動するためである。
また、極限流空手の創始者であり、武術として完成させるまでに壮絶な死闘や修行を行っており、KOFMIAのサイドストーリーではかつてのタクマを知るある人はかつてのタクマを剥き出しの殺気を纏っていたとまで評している。
KOF13でのMr.KARATEは同作における威風堂々かつ死合いを求める自身の姿を「敢えて封じていた(対クラーク)」と語り、自分の力の行く末も「善悪の是非を越えた先にある(対アテナ)」と語っており、タクマ・サカザキの本性という意味で言うならば間違いなくこちらであろう。
タクマでの言動とMr.KARATEとしての言動はあまりに違いすぎるが、龍虎の拳にて息子が親である自分を、自分が作り、そして使い続ける極限流空手にて超えてみせた。このことから自分の子供達の無事や成長を実感できたことで多少の憑き物が落ち、また幼い頃から青年になるまでという自分の子供がまさしく成長していく様を諸事情あったとはいえ見ていなかったので、その反動で親馬鹿な面を見せるようになり、子供達の前ではKOFでのようなお茶目な言動をしていた……と考えればある程度の納得はいく。
ちなみに、設定上の話ではあるがSNK作品の中においてはタクマ・サカザキこそが最強であるらしく、そう考えれば豪鬼の対となるキャラとして描かれてみたり、衛星レーザーを吹き飛ばしてみたり、生き埋めからも生存してみたりなども当然の描写だったのかもしれない。
しかもMr.KARATE曰く、これだけの力を持ってしても「まだ道半ば(対同キャラ)」らしい。
一体彼はどこまで強くなるつもりなのだろうか。
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Mr.カラテ(表記ゆれ)
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