概要
日記所有者の一人で通称3rd。
主人公雪輝たちの通う中学校の英語教師(アニメ版では数学教師)。しかし、その裏の顔は世間を騒がせている連続通り魔殺人犯。犯行の際は全身黒ずくめのコートと帽子で覆い、ゴーグルとマスクを着用して顔を隠している。大型のナイフを獲物とし、性格は非常に疑り深い。
急に学校生活の調子が良くなった雪輝の異変に気付き、彼が日記所有者だと確信して命を狙う。
雪輝に『DEAD END』フラグを立てて建設中のビルに追い詰めるが、由乃の機転と雪輝のダーツにより日記を破壊され敗北。『ゲーム』最初の脱落者となった。消滅する際どこか寂しげな目を見せている。
通り魔として活動しているシーンしかなかったため、本編で素顔が明かされることは無かった。ただしゲーム版やアニメの設定資料などでは判明している。
雪輝より先に『ゲーム』を理解しており、既に9thとは交戦経験があった。
日記
所有日記は『殺人日記』。自身の行う未来の殺人状況が予知される。
標的をいつ、どこで、どのように仕留めたかが表示される、言うなれば必ず実現する殺人計画。
火山があまりにも速く退場してしまったため、細かいメリット・デメリットは不明。
備考
第一巻第一話で死亡した本作最大のかませ犬。元々寡黙なのか、『!』等のセリフが無いものを含めても本編退場までの吹き出しの数はわずか十個であった。外伝『モザイク』・『パラドックス』双方にも登場するが、出てくるたびに敗れている。ムルムルによれば、どの因果でも一番最初に脱落する素質があるとのこと。
ただし、本人の着ている服には防弾・防爆処置が行われているため、通常の銃器や爆弾ではびくともしない。また彼自身の身体能力も高く、軽く建物6階分はある高さからアスファルトにダイレクトに着地しても平然としていた。更に雪輝は当初『あの3rdを倒した』ということで他の所有者から注目されており、割と厄介な相手と認識されていたようではある。