曖昧さ回避
⇒「練炭」の別表記・表記揺れ。リンク先を参照。
概要
煉炭とは「鬼滅の刃」に登場する炎柱・煉獄杏寿郎と主人公・竈門炭治郎のBLカップリング。
二人の初対面は柱合会議のときであり、後に共に任務につく。
これ以下原作7巻以降のネタバレ注意
竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、竈門禰豆子の4人が炎柱である煉獄杏寿郎と共に挑んだ無限列車での任務は煉獄の圧倒的な強さと4人それぞれの活躍によって無事完遂された。
が、そこに新たな災厄が襲来する。
負傷していて動けない炭治郎の前で、煉獄は上弦の参と激闘を繰り広げるがあと一歩のところで敗北。
戦いによって致命傷を負い自身の余命を悟った煉獄は炭治郎に向かい、静かに語り出す。
「竈門少年、俺は君の妹を信じる」
「鬼殺隊の一員として認める」
「命をかけて鬼と戦い人を守る者は誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ」
「胸を張って生きろ」
「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ。歯を食いしばって前を向け」
「俺がここで死ぬことは気にするな。柱ならば後輩の盾となるのは当然だ」
「そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ」
「俺は信じる」
「君たちを信じる」
(前後・一部省略)
そう言い遺し煉獄は逝った。
煉獄と炭治郎が共にいた時間は一日にも満たないが、煉獄が炭治郎に与えた影響は計り知れない。
この出来事によって抱いた無力感により炭治郎は更なる修練に励み、また遊郭編の戦いの最中に煉獄の言葉を思い出している。
また、煉獄の家族の望みにより煉獄の刀の鍔は炭治郎に託され
しばらく表に登場することはなかったが、刀鍛冶の里の戦いにおいて重要な役割を果たした。
その後炭治郎に委ねられた5本目の日輪刀の鍔としてつけられた。
即ち、これ以後の戦いにおいて煉獄は常に炭治郎の側にいるとも言えるわけである。
その後、柱稽古での反復動作の際に家族の事を思い出した後『心を燃やせ』という言葉で集中力を高めたり、猗窩座戦では「杏寿郎は死んでよかった」という言葉に闇堕ちするかのような表情で激しい怒りを見せた等、終盤になっても炭治郎にとっての煉獄の存在感は非常に大きいと言える。
ここより単行本未収録のネタバレ注意
無惨の攻撃により右目を失い、毒により生死の境を彷徨った炭治郎が戦場に復帰し、無惨との一騎打ちとなった時、炭治郎は煉獄の鍔の付いた日輪刀を握りしめ『心を燃やせ』と自らを鼓舞した。このシーンで煉獄の鍔がアップされ、彼が炭治郎の心の拠り所であるとことを見せつけたシーンとも言える。
無惨との死闘が最終局面に入り、炭治郎は巨大な赤ん坊と化した肉塊に取り込まれてしまう。
太陽光から必死に逃げようとする無惨を鬼殺隊総力をもって食い止めるも万策が尽きた時、無惨の肉塊のに取り込まれた炭治郎は日輪刀を握りしめ、単独での赫刀を出現させた。そのダメージは無惨への最期の致命打を与え、太陽光で灰塵となった。
炭治郎は最後の最後まで心を燃やせと鼓舞し煉獄と共に最後の力を出し切ったのだ。
闘いは終わり、朝を迎えた炭治郎は呼吸も心臓も止まていた。
膝をつき、折れた刀を握りしめこと切れた炭治郎の姿はまるで黎明の煉獄の姿そのものであり、こんなところまで彼を追わなくとも・・・と誰もが涙する。
しかし炭治郎は無惨の最期の血を注ぎ込まれ鬼と化す。
皆が必死に食い止め、人間化の薬を打ち込まれた炭治郎は無惨に取り込まれた精神世界の中で死んでいった仲間たちに後押しされ、元の世界へと戻ろうとしていた。
その時、後頭部を支え一番力強く炭治郎を支えたのが煉獄だった。
闘いが終わり3か月が過ぎ、見舞いへ訪れた槇寿郎が「杏寿郎の鍔を付けて戦ってくれてありがとう」というと炭治郎は「俺の方こそどれだけ杏寿郎さんの言葉に励まされたか 感謝しています」と改めて煉獄杏寿郎への感謝を口にした
最終回のネタバレ
時は流れ現代。
炭治郎の子孫で炭治郎に瓜二つの『炭彦』という少年と、煉獄杏寿郎に生き写しの『桃寿郎』という少年が5ページにわたり一緒に登校するシーンが描かれ、鬼滅の刃の物語は幕を閉じた。