私ならあなたを助けてあげられます。さあ、契約書にサインを。
CV:田丸篤志
概要
学年 | 2年C組3番 |
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誕生日 | 2月24日(魚座) |
年齢 | 17歳 |
身長 | 176cm |
利き手 | 右 |
出身 | 珊瑚の海 |
部活 | ボードゲーム部 |
得意科目 | 錬金術 |
趣味 | コイン集め |
嫌いなこと | 運だのみ |
好きな食べ物 | 唐揚げ |
嫌いな食べ物 | 栄養バランス食品 |
特技 | 暗算 |
個人のロゴはタコの足。
人物
基本的には慇懃な態度で誰に対しても敬語を使う。尚、上記のホームページからの引用セリフでは一人称が『私』になっているが作中での一人称は『僕』である(取引など営業的な場面では使われる事もある)。
座学では非常に優秀な成績を収めているが、飛行術など運動系の科目は苦手な模様(ジェイドによると飛行術は下から数えた方が早いらしい)。
(幼馴染み二人や部活仲間と共にユーザーからネタにされている)「だって箒が言う事をきかないんです」
また、学業にいそしむ傍ら寮内で「モストロ・ラウンジ」というカフェを経営しており、其処では生徒達の悩みや欲しい物の相談を受け付け解決しては報酬を頂く商売も行っている。
サイドキックとしてつれているジェイド、フロイドとは幼いころからの友人(ただしフロイドによると同じクラスでも認識するのはだいぶ経ってからだった)。出身地はかなり寒いところらしい。
非常に計算高く守銭奴。テスト対策など何かしてもらうにも必ずと言っていい程対価の要求が発生し、ビジネス的な活動に余念が無い。
よく相手に対価を要求するが同時に他人に借りを作りたくない主義。それは徹底しており、とあるストーリーではジャミルから飛行術を教えてもらう立場であるにも関わらず、ジャミルが「次の小テストの対策ノートが欲しい」という(半ば無理に作った口実)頼みを聞く迄は素直に受けなかった。
ナイトレイブンカレッジ過去百年分のテスト出題傾向を徹底的に調べあげてテスト対策ノートを作りあげた実績の持ち主。
運頼みが嫌いな故にイデアが持ちかけた人生ゲームに負けまくった数日後、サイコロの5の目を高確率で出す術を自力で身に付けた(イデアは軽く引いていた)。
これ等は魔法ではなく人並み外れた”努力”の賜物である。前述のイデアも引きつつも「努力家だよね」と言っており、その姿勢からかルークからは「努力の君」と呼ばれている。飛行術も本人なりに努力してるので褒めてあげよう。
口八丁だがたまに本音を零しかける事もあり、営業的な胡散臭い笑みも絶やさないが内心では大声を挙げて一喜一憂したりする、冷静に見えてその実感情豊か。
食事はカロリーを計算して採っており、記録も付けている(学校の食堂のはカロリーの表示が無くて付けづらいそうだが)。しかし幼馴染であるジェイドによると実家はリストランテで本来は相当な美食家なんだとか。これで好物が唐揚げなのは興味深い。
コロンを付けていたり陸のファッションは一通り勉強していたり(本人談)とオシャレにも気を遣っている模様。
運動音痴だが飛行術は嫌いではないと言っており、軽い筋トレなら毎日している。しかし陸の運動は汗をかくので、やはりあまり好きではないようだ。
本人が言うには、賑やかな場所は得意ではなく「暗くて狭いところが落ち着く」のだこと。
容姿
銀色の髪に薄青の目。かけているメガネは伊達ではなく、実験服着用時に使っているゴーグルにも度がはいっている。
口元(インスパイア元であるアースラと反対の位置)にほくろがある。
尚、あまり気付いてないファンも居るが、後ろ髪は刈り上げになっている(とあるキャラのグルーヴィーイラストとアズールのハッピービーンズデー限定SSRグルーヴィーイラストで確認出来る)。
しかしキービジュアルでは普通に流しているのでそういう齟齬が起きるのも無理はないのかもしれない。
本編・イベントでの動向
本編
プロローグで初登場。”入学式で暴れ出したいたいけな小動物を甚振って捕獲する皆さんが嫌がる役目”を自ら買って出た(イデア「内申の点数稼ぎ来ましたわ」)。
第2章でも登場。マジフト大会の運営委員長を務める傍らでラギーに魔力の増幅薬を渡していた。当寮の戦績こそはビリから数えた方が早かったそうだがあまり気にしてはいなかった。
第3章でいよいよ主人公達と本格的に接触。期末テスト期間、生徒達に「対策ノートを渡す対価として順位50位入る」という契約を持ち掛け、あぶれて契約を果たせなかった生徒達から魔法を取り上げ、イソギンチャクの奴隷にした。その中には主人公の友達と相棒も含まれていた。彼等を自由にすべく立ち上がった主人公と契約、「三日後の日没迄に珊瑚の海にある博物館からある集合写真を取って来る事」と命じた。海の中でも呼吸が出来る魔法薬を渡すなど取引そのものは順当だが……。
第4章では中編に登場。監禁されていたスカラビア寮から逃げ出して偶然モストロ・ラウンジに転がり込んだ主人公達から其処で起きてる問題を聞き、その解決に力を貸す事にした。本人は「前回の一件で自分の欲深さを反省し心を入れ替えたんです」と言っているが……。
ハッピービーンズデー
メインキャラの一人で本イベントのSSR。所属は怪物チーム。
優勝すれば体力育成の成績が加点される為、勝利にひときわ執念を燃やしていた。
開始早々勝負に有利なアイテムを回収し、同じチームでポテンシャルの高いジャックに目を付けてアイテムを与える事で共同戦線を張り、フィールドスキャナー(一個しか無いレアアイテム)を駆使して戦況を把握する等参謀役を務めた。
副寮長であるジェイドを特に警戒しており、二人の頭脳戦のような場面が繰り広げられていた。
ジャックの能力を高く買っていたがビーンズ・カモのホームボイスの台詞から察すると便利そうな人材を一人見付けた模様。
パーソナルストーリーではこの日の為に1年間奔走していたエピソードが明かされた。去年のアズールは農民チームであっさりと脱落し、翌年に向けて確実に勝てる方法を画策。どっちのチームになってもフィールドスキャナーが勝利の鍵を握ると確信し、それを確実に手に入れる為に運営委員を買収…もとい何かしらの悩みを聞いた”お代”として隠し場所を教えてもらった事で回収する事が出来た。例年の取り決めについてを先輩達に訊きに回ったり寮長会議にて筋肉馬鹿の要望(ゴリ押し)で危うくフィールドスキャナーの使用が禁止になりかけて命拾いしたりもあり、彼の努力と苦労が詰まっていたエピソードだった。
ゴースト・マリッジ
イライザに捕らわれたイデアを奪還すべく彼女に取り入ろうとする花婿役達の第二陣として参戦。
散っていった学友・幼馴染み達の失敗を活かしてゴーストの理想に適う花婿を演じようとするが失敗。曰く「口が回り過ぎて全然誠実そうじゃないところが嫌だ」…だそうだ。
ユニーク魔法
魔法名 | 【黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)】 |
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効果 | 特別な契約書にサインを取り付ければその対象から能力を1つ取り上げられる |
相手の望みを叶える代わりにアズールが出す条件を満たす契約を取り付けた上で、能力を担保という名目で奪える。
契約を果たせなかった者には頭にイソギンチャクを生やして奴隷にする事が出来る。
尚、サインがされてる契約書には傷一つ付けられない。
一見無敵な能力のように思えるが………。
余談
- 元ネタ
アズールの本来の姿はアースラと同じオクトピット。知っている人は知っているらしく悪口などにタコ野郎や腹黒タコなどと呼ばれている。
尚、人魚の姿はあまり見せずまた人魚の姿で泳いでも歩くのとあまり変わらないスピードらしい。
ちなみに陸を歩くようになって一年とちょっとしか経ってないとのこと。
- 小汚い雑巾大量生産
本編第4章「熱砂の策謀家」中編でスカラビア寮に監禁されていた主人公とグリムは魔法の絨毯を使って逃げ出したが操縦が効かずモストロ・ラウンジに不時着し、アズールはその時の有様を「小汚い雑巾」だと毒吐いた。
そのパワーワードがプレイヤーのツボにハマったのか次々と”小汚い雑巾”と名乗りだし、アップデートされた当日「小汚い雑巾同士繋がりませんか」という繋がりたいタグがTwitterでトレンド入りするという珍事が発生した。
そのワンシーンだけの悪口だとは思うが、監督生(プレイヤー)にまた一つ新たな称号を与える事になってしまったのだった。どうしてこうなった。
関連イラスト
関連タグ
オクタヴィネル NRC二年生 寮長ズ リトル・マーメイド アースラ タコ
ネタバレ注意!!!
寄越しなさい、全てを!
レオナによって自身のコレクションでもあった契約書が砂にされたことで、過去(後述)のコンプレックスへの恐怖心に駆られてしまい、契約書なしに魔法を使いすぎたことでオーバーブロットしてしまったアズール。
本来の姿に戻り足が蛸の八本足、左目から紫の炎が出ている。
背後には三又の槍を持ち、顔が硝子細工で王冠を被ったふくよかな蛸の人魚の怪物が控えている。
実は、彼のユニーク魔法の真の能力とは、他人の能力を無差別に奪うことができるというとても危険なもの。乱用するとすぐにオーバーブロットするのは火を見るよりも明らかなので、彼は「契約書」を用いることで、その能力に制限を設けていたのだ。
更にネタバレ注意
僕の居場所は、いつもタコ壺の中だけだった。
人魚の世界では珍しいタコの人魚だったアズールは、他の人魚から虐められていた。
引っ込み思案で言いたいことも言えず、泣いても墨を吐いてしまう。運動も勉強も苦手だった。
グズでのろまなタコ野郎
いつしかアズールはそう呼ばれるようになった。
「アイツといると水が濁る」「のろいから一緒に遊んでもつまらない」
そう言う同級生を横目にアズールは必死で魔導書の勉強をした。
他の人魚より5倍多い手で魔導書の書き取りをして、いつでも吐き出せる墨で魔法陣を書いた。
彼は自分を蔑んだ脳天気な人魚どもを見返すために努力し続けた。
そんな時にリーチ兄弟と出会い、彼等はひたすらに勉強するアズールに興味をもった。
何年も努力し続け、中学生になったアズール。
彼の周りでは「となりのクラスのデブ人魚が急に痩せて彼女が出来たが、自慢のテノール声がしゃがれてしまった」「別のクラスのボサボサクセ毛だった人魚がサラサラの綺麗な金髪になったが、早く泳ぐための尾びれを失った」など不可解なことが起きた。
これらは全て勉強を続けたアズールが完成させたユニーク魔法によるものだった。
彼はこの日まで1秒たりとも虐めていた人魚たちのことを忘れたことがなかった。
そしてずっと観察してきてわかった彼らの弱み、悩み。
このユニーク魔法があれば自分に足りないものを全て奪える。
僕を馬鹿にしたヤツらを今度は僕が跪かせてやるんだ
実は幼少期のアズールはかなり太っていた。(フロイド曰く「食べ応えありそう」。ラギー曰く「他の人魚の子供よりも控えめに見ても横幅が二倍近くある」)
監督生に博物館のなんの価値もない集合写真を持ってくるように言っていたのも、その写真に太っていた頃の自分が写っていたためだった。
他の写真はユニーク魔法による契約で全て回収・処分したのだが、その1枚だけはどうしても合法的に回収できずに監督生の契約を利用して取ってこさせようとしていた。
結局その計画は叶わず、博物館に戻すこととなった。(元々、画像処理をしてから返す予定ではあった)その後もあまり知られたくないためにグリムがしゃべりそうになった時は口をふさいでいる。
痩せた今でも人魚の姿は嫌いなのか博物館などでもジェイドとフロイドと違い人魚の姿には頑なになろうとしない。