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オリー王の編集履歴

2020-08-11 09:08:08 バージョン

オリー王

おりーおう

ここでは任天堂のキャラクターについて記述する。

概要

ペーパーマリオオリガミキングの登場人物である、謎めいたオリガミの男性。頭に王冠を被り、左目が隠れる程の長い前髪が特徴。

作中世界を「オリガミ王国」に変えることを目論む。


自分の体を別のオリガミの姿に変身したり、紙世界の住民であるペラペラをオリガミに作り替えてしまう「オリガミパワー」の使い手である。オリガミ化の様子は、影での描写だが、対象を宙に浮かせて折りたたむという超能力めいたものであり、巨大な影に噛ませて完成させる。

当初は黄色いオリガミヘイホーに変装し、クッパの目の前でクッパ軍団を次々とオリガミ兵に変えていった(しかも、オリガミ兵にされた者はオリー王に操られるばかりか、ある理由から二度と戻ることができない)。

タイトルにある「オリガミキング」とは彼の事を指すと思われる。


何故かキノピオを名指しして憎んでおり、ピーチ姫やクッパ軍団をオリガミにしたのも、オリガミ王国を作るのもすべて、キノピオをこの世から消し去る事が目的である。

そのため、部下のオリガミ兵やブンボー軍団はキノピオ達をこれでもかと酷い目に遭わせている。

憎しみが有り余っているのかキノピオどころかペラペラな住民そのものを恨んでいる節があり、自分からマリオを勧誘しておきながら、「はい」を選択しても「油断したスキに倒そうと思っているな?」と全く信用しなかった。仲間になることを受け入れたら即ゲームオーバーとなる歴代のラスボスとはえらい違いである。


5色のカミテープでピーチ城をムシブロ火山の上へ移動させた後は、オリガミ兵を使ってクッパ軍団を始めとしたモンスター達を捕らえて兵力を増やし、キノピオを捕まえて折り畳んで折り紙にしてきた(折り紙にされたキノピオは、オリガミ兵とは違って、引っこ抜くなり、ハンマーで叩くなりすれば元に戻る。なお、ピクニックロードで確認できるが、キノピオ達を折り紙にするのはオリガミ兵でも可能)。

また、自身の魔力で動くハリボテ兵を使って作中の世界のあちこちの建物や地形を食い荒らして、各地にスカスカ穴を生み出していたりと破壊と暴虐の限りを尽くしている。

(対象に自我があってもお構い無しのようで、デクの森のデク爺もその被害にあう)

各地にあるカミの手の魔法陣は、オリビアによるとオリーによって世界が変えられた事と関係があるらしい。


オリビアとは兄妹だが、自分の野望を阻止しようとしているため敵対している。また、例え部下であっても、役立たずと見なしたら躊躇いなく処分してしまう冷酷な一面を持つ。


バトル

バトルでは既にマスターしていた4柱のカミさまに変身して勝負を挑み、変身したカミ様の能力を使って攻撃してくる。

カミさまをオリガミにした張本人だけあってその力を完全に使いこなすが、そのあまりの再現度の高さが仇となって弱点まで再現してしまい、そこを突かれて破られる。

しかし、ルート設定に時間をかけすぎると体力を回復されてしまうため、(アイスメイズで移動ルートが限定される氷ガミ以外は)凝ったルートを作らず、一直線など単純なルートを作った方がいい。


その後オリビアに説得されるがオリーは突っぱね、観客席を崩し、ステージをひっくり返して土俵にし、巨大なトントン相撲人形に変身する。負けじとオリビアもクッパを巨大トントン相撲人形に変身させるが力が足らず、マリオがカミの手でそれをアシストする形になる。

しかし、オリーも黙って見ているわけではなく、オリガミの手裏剣やオリガミ兵のドッスンで妨害してくるので注意。


激しい押し合いの末に土俵から落とされるも、溢れんばかりの恨みと怒りから更に巨大化し、クッパを弾き飛ばして本当の最終決戦が始まる。

巨大な両手で叩きつけたり、手をハンマーやハサミに変えて攻撃してくる。

オリビアが新たな最大級の魔法陣を生成するが、初っぱなからオリーの攻撃でバラバラにされるため、彼の攻撃を避けつつ、オリーの怒りの影響で発生した毒素が蔓延する前に魔法陣を修復する事になる。


関連タグ

ペーパーマリオオリガミキング

オリビア(マリオ)

ラスボス

カゲの女王…しもべになるようマリオを誘い、「しもべになる」を選ぶとマリオは彼女のしもべとなってそのままゲームオーバーとなる(好奇心に負けてオリーの誘いも同様に受け入れたプレイヤーは肩透かしを食らっただろう。その代わりに今作は即死イベントがかなりあるのだが

ディメーン…こちらも、彼の勧誘に乗るとゲームオーバーになる。彼の他にも、冒頭で勇者になるのを断ったり、宇宙空間で窒息しそうになってもヘルメットを被るのを拒否し続けたりなどをすると同様にゲームオーバーになる


以下、オリガミキングのネタバレに付き、閲覧注意。













































元々は、大海原のとある小島に住んでいるオリガミ職人のキノピオの「いのち折り」によって生まれた、生きたオリガミである。

オリガミ職人はオリガミ祭りのために、祭りの目玉となるオリガミ城とそこに住まうオリーとオリビアの兄妹を作ろうとした。


しかし、何故か生まれたばかりのオリーは激怒して暴れ出し、オリガミ職人を話も聴かずに壁の中に閉じ込め(しかもテープで拘束するという徹底ぶり)、職人がオリガミ作りに使った道具をブンボー軍団として連れて飛び出してしまった。

生まれた直後でここまでの力を振るえる辺り、彼の生まれ持った「才能」の高さが伺える。


オリビアも、自分の野望を手伝わせる為にいのち折りを習得していたオリーによって作られたが、手伝うどころか止めようとしたため彼女もピーチ城の地下室の壁の中に閉じ込め、あっさり見限っていた。

少しだけ兄妹の情が残っていたらしく、再度自分の軍門に降るように説得したものの、聞き入れないと見るや、大岩で潰して本気で排除を試みている。


上記にもあるが、キノピオに対する憎悪は深く、オリー本人もキノコ王国全体を巻き込んでまで成就しようとしている計画がある様子。

しかし、(デクの森の喋る木々を伐採したキノピオ達はともかく)罪のないキノピオ達に対する非道な行いに、オリビアは何故兄がそこまでキノピオを憎んでいるのか疑問を抱く事になる。

































ピーチ城をピーチ姫ごとオリガミ城に作り替え、オリガミ兵やオリガミ城の仕掛け、そして最後のブンボー軍団である番犬・ホッチキスを使ってまで時間を稼いだのは、1000羽折る事でどんな願い事も叶うとされる禁断のオリガミ「千羽ヅル」を作るためである。

オリーはこれで、全世界のキノピオを1人残らず白紙にするのが本当の狙いであった。


白紙にされてしまうと二度と元に戻る事ができないので、これには流石のクッパも驚きを隠せず、「泣く子も黙るワガハイも引くほど」と言い出してしまう程(カラースプラッシュで同じことをしていたが、その時は黒いインクに意識を乗っ取られていたためである)。



そこまでキノピオを憎んでいる理由はただ1つ。

オリーの体を作った紙には、オリガミ職人による「」が書き込んであった事に気づき、「メモ用紙にされた」とオリガミとしてのプライドを傷つけられたから(プロローグや最終決戦でのオリーが変身するシーンをよく見ると、文字が書かれている部分を見せないように体を折っている)。

落書きを自分の体に刻み付けられたと考えれば怒る気持ちも分かるのだが、動機はそれだけで他に恨む理由もなく、オリガミ職人どころか顔がみんな同じだからとすべてのキノピオまで憎悪し、無関係な紙世界全てを巻き込んで破壊しようとするのはいくら何でもやり過ぎである。


そのあまりの極端さには、オリビアも「そんな理由!?」と愕然した。

彼の部下であるブンボー軍団が性格に難がある問題児ばかりなのも頷ける。


しかし、すでに999羽まで折り鶴が折られており、計画を尽く邪魔してきたマリオを倒し、1000羽目として折るべく、最後の戦いを挑んできた。



狂気じみた執念で何度も立ち上がり、恨みに任せて自分の身を顧みずに力を使い続けるが、

力を合わせたマリオとオリビア(とクッパ)の前に追い詰められたオリーは、オリガミ職人が託したメモに書かれた魔法陣で巨大なハンマーに変身したオリビアの攻撃を受け、自らの敗北を認めた。

そして、今まで恥として自分すら見なかった腹部のメモを見せるが、そこに書かれていたのは、


カッコよくて 心のやさしい すてきな王様になりますように


というオリガミ職人の優しい願いだった。


もしオリガミ職人の話をちゃんと聞いていれば、あるいは腹部の文字をちゃんと見れば、世界が終わるような大事件が起きる事は無く、

彼は込められた願い通りの心優しいオリガミの王様となっていただろう。


自分のやって来た事が勘違いからの逆恨みに過ぎなかった事を知ったオリーは、生み出された願いとは真逆の暴君怪物になり果ててしまった己を自嘲し、巻き込んでしまったマリオ達に謝罪(真相を知る前は呼び捨てだったオリガミ職人を「職人さん」とさん付けで呼んでいる)。

そしてもうすぐ力尽きる事を悟ったオリーは、自分を使って最後の折り鶴を折って千羽ヅルの願いを正しい事に使ってくれるようオリビアに後を託し、ただのヨレ紙に戻ってその短い生涯を終えた。



ルイージが連れて来たオリガミ職人からツルの折り方を教わったオリビアによって、彼女自身を含めたオリーに作られたオリガミは全て元に戻り、キノコ王国に平和が訪れた。


これを機に、オリガミ職人はここまでの大事を引き起こしてしまった「いのち折り」を封印する事を決意したのであった……。


余談(ネタバレ)

プロローグからキノピオを名指しして恨みを抱き、キノコ王国やクッパ軍団を巻き込んだ壮大な惨事を起こした事で、多くのプレイヤーは「キノピオはオリー王に何をしたんだ?」とキノピオに対して不信感を抱いたが、蓋を開けてみればキノピオ達にこれっぽっちの落ち度もなく、むしろとんだとばっちりである


オリガミ兵に襲われたキノピオが「身に覚えがなく、突然一方的に襲われた」ように話すのも、本当にその通り(しかも逆恨み)だったのだからそうとしか言えないし、無理もない。

クッパ軍団に至っては今作ではオリガミ祭りに招待されたため来ただけで、何も悪い事をしていないのに(そもそもオリーが襲ってこなければ、てんくうスパーランドの宴会場に城を落とすなんて事が起こらなかった)、戦力のためにオリガミにされて元に戻れず、挙げ句に利用価値なしの烙印を押されたら処分されるなど、今作一番の被害者である。


尤も、ピーチ姫が誘拐常習犯であるクッパを自分から祭りに招待するとは考えられない。シリーズは変わるがメタコロ病についての会議で国民でありしかも部下にも多数患者を出しているクッパをハブるほどである(まぁあちらはクッパが一方的に自身もキノコ王国民だと主張していただけだが)。

その為、オリーが戦力を手に入れる為にクッパを軍団ごと呼んだ罠の招待状という可能性もある(もっとも、シリーズによっては一緒にスポーツやパーティーをするくらいの仲であり、たまには一緒に祭りを祝おうというピーチ姫の優しさであった可能性も十分にある。本作のエンディングではキノピオ達と一緒にオリガミ祭りを楽しんでいたので、事件解決の功績を認められたらしい)。


強いていうならば、オリーを折る紙に文字を書き、いのち折りを使ったオリガミ職人に落ち度があるかもしれないが、オリガミ職人がオリーを折ったのはオリガミ祭りに展示するオリガミ城に住む住民として作るためであり、善意からの行動である。ただの展示物としてなら、命を与える必要はない。

オリーの体の文字に関しても、前述の通りオリーがメモだと思い込んだだけであり、オリガミ職人には本当に身に覚えがない。オリガミ職人がオリガミを粗末に扱った様子もなく、オリビアもキノピオ達を含めたペラペラ達に恨みを抱いていない。

オリガミ職人からすれば、祭りを盛り上げるだけでなく、オリーやオリビアのためを思って命を与え、更にはオリーには良き王になってくれるように願いを込めただけである。それが本作の大惨事に繋がろうとは、誰が予測できるのだろうか。


オリーがキノピオを恨む理由を話すのはラスボス戦の直前であり、オリガミ兵はともかく、ブンボー軍団がそれを知っているかは不明。

妹のオリビアですら知らなかったので、彼らも知らされてなかったと推測できる。


とはいえ、自分のいのち折りのせいで大変な事になったと自覚しているため、オリガミ職人はいのち折りを封印することを決意しており、博物館を100%コンプリートした状態でゲームをクリアすると、エンディングの最後に粋な計らいをしてくれる。


また、オリー王がオリビアを折った理由が「自分の野望を手伝わせる為」であったにもかかわらず、

オリビアがオリー王の計画に反対し、兄を止めるために行動したのは皮肉な話であり、

更に彼ら兄妹は二人とも折った者の願いとは正反対の性質を持って生まれたという共通点を持つことになる。


ゲーム中で「いのち折り」によって生み出された生命はオリー王とオリビアの二人だけであることから独自考察の域は出ない仮説ではあるが、

一部のプレイヤーからは、「いのち折り」自体に「折った者の願いとは正反対の性質を持った状態で生命が宿ってしまう」という代償があるのではないか?という意見もある。


かつてのバツガルフマジョリンディメーンSSカンパニーゲドンコ星人ですら侵略、つまり新たな世界を手に入れるためでの悪行であったが、こちらはあまりにも短慮な発想ですべてを破壊しようとしたと言う点からある意味彼らよりさらに凶悪ともいえる。


関連タグ(ネタバレ)

デクじい…同作に登場する、同じくキノピオ達ペラペラを嫌ってる喋る木。ただし、彼の場合はキノピオに体を伐採されたという、恨むには充分な理由である。オリーが操るハリボテ兵に食われてスカスカにされてしまうが、マリオによってスカスカを直され、持ってきた命の種で復活した。

なお、キャンプ場のキノピオ達の話から、彼らはデクの山の木々に意思があって喋るとは知らなかったようである。むしろ、立派な木材を手に入れられる事から感謝しており、その木々から恨まれているとは思っていなかった。

また、伐採された部分も意思を持っているが、人に役立つ道具としての役目をまっとうする気になっており、さほど根にもってなかったりする。まぁ、文字通り根は持っていないのだが。

エンディングではキノピオ達によってオリガミ祭りの飾り付けをされており、その様子から和解して仲良くやっている事が確認できる。

木は紙の原料であることからオリーとの関連性を疑うプレイヤーもいるが、彼らの話を聞くと、彼らもオリガミ兵やハリボテ兵に襲われて困っているらしい(オリガミ兵が潜んでいた木にオリガミ兵を倒した後に話しかけると、オリガミ兵を追い払ってくれたお礼にコインを貰える)。


ノワール伯爵スーパーペーパーマリオの黒幕。彼も同じくクッパ軍団を洗脳して自分の部下にし、世界を滅ぼそうとした。

しかし、その理由は最愛の恋人を失った悲しみによるもので、オリーに比べれば同情できる方である。


ゲラコビッツマリオ&ルイージRPG3で、クッパ軍団を洗脳してキノコ王国を支配しようとした。

かつて、自分とゲラゲモーナの計画の邪魔をしたマリオとルイージへの復讐も含まれており、こちらも逆恨みだが、悪役としてまっとうな理由である。


スタルキッドゼルダの伝説の登場人物。ムジュラの仮面では、度が過ぎたイタズラで世界を滅ぼそうとしたが、彼の場合は被っている仮面に原因がある。


プレイヤー…オリーが名指しで憎んでいることや、上記のデクじいの件から、プレイヤーやプレイ動画を視聴した人の中に、(オリーの動機をまだ知らない事もあって)キノピオを不信感を抱く者も少なからずいるが、中には批判や暴言を吐く人も残念ながら存在する(特に視聴者。流石に不信感を抱く人より更に数は少ないが)。しかし、デクの山の件に関してキノピオ達を批判すると、生活のために木を伐採する我々人間にも、大きなブーメランとなって返ってくる

さらに追求するなら、直前にオリビアから「木や草を叩いたらカミッペラが出てくる」と聞き、知らなかったとはいえ、喋る木をハンマーで叩きまくったマリオ(プレイヤー)に、キノピオ達を批判する資格はない(ご丁寧に、喋る木が正体を現す前にハンマーで木や草を叩くと、その度に喋る木々から陰口を言われる)。

そもそも、デクの山の木々達は恨んでいるとはいえ山の中へ入ってこない限り手を出さず、ましてや切られた部分はキノピオ達を恨んでいないため、何も関係のない第三者が口出しするのはエゴになる(事情を知っているマリオとオリビアも、キノピオ達にその事を伝えたり、ましてや批判もしていない)。それに、デクじいを伐採したと明言しているキャンプ場の管理人はともかく、関係のないキノピオ達にも批判や暴言を吐いてしまったら、それこそオリーと大差ない。むしろ理由がない分、オリーよりたちが悪い

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