概要
CV:井上喜久子
あかねの回想では風林館高校の制服を着ていることから、この人も同校OGと思われる。
早逝した母親に代わって天道家では家事全般を担っており、父・早雲は彼女をもっともたよりにしている。天然ボケが混ざったおっとりとした優しい性格をしている。
人物像
作中、ぶっちぎりトップで温厚かつ心優しい、怒り知らずな性格の持ち主。
その人の善さは、彼女と対した多くの人物に『菩薩さま』をイメージさせ、怒る時でも怒った様子を一切見せることなく、優しく諭すように叱る。
作中一度だけ本気で怒りかけたことがあったが、ほとんど一瞬で元のテンションに戻っている。
一方でかなりな天然ボケであり、目の前の状況をいろいろと曲解して周囲を呆れさせたり和ませたりする他、相手の弱点を悪意なくズバズバ言及してしまったりする。
それ以外は年相応な大人びた女性であり、天道家の長女として、母親役として、強い責任感と家族愛を以て行動するため、ほぼ全ての人から信頼されている。
誰にでも分け隔てなく優しく接するが、恋愛観はしっかりしており、優しく精神的に逞しい年上の男性が好みらしく、逆に年下には興味が全くないとのこと。
小乃接骨院の東風先生に想いを寄せられているが、東風が会うたびに骨格標本のベティちゃんをもって街中を走りまわる奇行を見せるため、かすみには「変な人」として認識されている(ちなみに、ほかの人の前ではそんなマネはせず、常識人として接する……らしい……)。
武術的な戦闘能力は全くないが、乱馬たちが武術で解決できない騒動を一言で解決するなど、そのような面ではある意味最強な人物。女子好きな八宝斎ですらもかすみに対しては(あまりにまぶしすぎて)セクハラ行為を全くしない……というより全くできない。
誰にも負けない三姉妹の武器と言えば……
あかねには負けん気と腕っ節、なびきには教科書にも載っていない知恵と処世術、かすみには炊事・洗濯・裁縫や茶道・華道・書道など貞淑な女性に必要な女子力をそれぞれ備わっている。
特に、かすみの女子力は作中の男子キャラクターをも酔わせるぐらいの女性の魅力が備わっており、彼女は当作品随一なマドンナ的な存在でもある。
人称・呼称・言葉遣い・口癖
- 一人称は一貫して「わたし」。
- 二人称も「アンタ」と「あなた」を使い分けるあかね・なびきと異なり、一貫して「あなた」。
- 呼称はあかね・なびきには「あかね(ちゃん)・なびき(ちゃん)」、早雲と死んだ母親には「お父さん・お母さん」、玄馬・のどかには「(早乙女の)おじさま・おばさま」、八宝斎には「(八宝斎の)おじいちゃん」、コロンには「おばあさん」、帯刀には「九能くん」、乱馬(らんま)・良牙・ムースには「名前+くん」、シャンプー・小太刀・右京には「名前+ちゃん」で呼ぶなど、愛称・敬称を交えた一般的な礼節がある呼称をし、呼び捨てを全くしない。
- 言葉遣いはあかね・なびき同様、女性語を頻繫に使うが、年上の人物や場合によって敬語を使い分けている。ただし、親しい人物・同い年以下の人物には敬語を全く使わず、タメ口で接する。
- 口癖は「お父さん・おじさま、お茶が入りましたわ!」
余談
幼い頃、母親の見様見真似で料理を始めたが、最初は失敗ばかりしていた。そんなかすみが
現在は立派に天道家の家事を担当していることから、料理下手なあかねも練習すれば上手くなると思われる。
おねえちゃんの由来
中の人の愛称「おねえちゃん」はこの人に由来する。ちなみに井上氏は二人姉妹の妹であり、『姉』という立場にずっと憧れを持っていた。しかし、かすみの役が「姉キャラ」だった為に念願の『おねえちゃん』になれた事が嬉しかったらしい。
また、中の人が冗談で「役作りが難しい」というのに対し、共演者のみなさんが「かすみおねえちゃんそのものです」と否定するのがお約束となっていた。
関連タグ
らんま1/2 天道あかね 天道なびき 小乃東風 東か マドンナ
天都かなた←性格がそっくり。