概要
かつて迷宮都市オラリオの暗黒期に活動した「邪神」を名乗る過激派ファミリアの総称。様々な犯罪活動を行い冒険者、一般人関係なしに多くの傷跡を残した。
暗黒期
暗黒期では他国、他都市にシンパを潜ませたり商人を利用しオラリオを追い詰めている。
【ゼウス・ファミリア】、【ヘラ・ファミリア】健在期は陰で活動していたが、両ファミリア滅亡後は表立って活動を開始し両ファミリアの残党なども参加していたという。
【ロキ・ファミリア】、【フレイヤ・ファミリア】、【ガネーシャ・ファミリア】、【アストレア・ファミリア】等によってその多くが壊滅したものの、6年前には幹部格のヴァレッタ達に唆されたオリヴァス・アクトによって「27階層の悪夢」が引き起こされ(この事件がフィルヴィス・シャリアに悲劇が起こる原因となり、エニュオの計画に具体性が定まる事になっている)、5年前には【ルドラ・ファミリア】の破壊活動が原因で出現した魔物であるジャガーノートによって【アストレア・ファミリア】が壊滅している。
しかし、【アストレア・ファミリア】で唯一生き残った「疾風」による報復活動によって、【ルドラ・ファミリア】とそれに関連する組織を壊滅に追い込まれ、眷属達を失ったルドラを始めとする邪神達が天界へ強制送還される末路を迎えた結果、オラリオの暗黒期は終焉を迎えている。
現在
闇派閥の残党やそれに準する者達が活動しており、正式構成員とな邪神とファミリアは、【タナトス・ファミリア】のみとなる。
その他に大切な人間を失ったことを利用して転生後の再会を求める一般人(子供なども)等がタナトスに唆されて参加し、人間爆弾として自爆テロを引き起こしている。
6年前より、謎の人物・『エニュオ』からの支援を受けており、更に彼によって怪人(クリーチャー)や『穢れた精霊』と引き合わされて結託した結果、極彩色のモンスターや食人花、精霊の分身といった非常に強力な戦力を新たに獲得している。
エニュオは自分の姿はおろか、声さえも聞かせない実在しているかどうかさえ怪しい存在で、構成員の中には信用の置けない者と見ているものも少なくないのだが、その支援を受けざるを得ない程、現在の闇派閥は組織として衰えた状態となっている模様。
【イシュタル・ファミリア】や【イケロス・ファミリア】といった裏社会と繋がりの深いオラリオ側のファミリアとも密かに裏取引等による関係を持っており、【イケロス・ファミリア】の構成員の一部の先祖である奇人・ダイダロスが建造したオラリオの迷宮(ダンジョン)と密接に繋がっている人造迷宮「クノッソス」を拠点として利用している。
しかし、結局エニュオにとって、闇派閥や協力関係にある勢力の全ては自らの「個人的な目的」を達成させる為の使い捨ての道具でしか無く、【イシュタル・ファミリア】、【イケロス・ファミリア】が壊滅し、第一次クノッソス進攻作戦で【タナトス・ファミリア】の眷属達も倒された後、最終的には『祭壇』に配置されていた『穢れた精霊』達から放たれた緑肉の氾濫によって、ステイタスを封印された【ディオニュソス・ファミリア】の団員諸共呑み込まれ、皆殺しに追い込まれる末路となった。
その直後、最後に残った邪神であるタナトスも、自ら命を絶つ形で天界に強制転送され、闇派閥は完全に壊滅する事になった。
ソシャゲであるメモリア・フレーゼではイベントに闇派閥幹部のヴィトーとその部下たちが登場するがゲームのイベントのため本編には関係がないと思われる。
【タナトス・ファミリア】
現在も活動する闇派閥の一つ、主神は死を司るタナトス。
死後の転生によって転生した大切な人と再会したいものが多く参加しているファミリア。
第一次クノッソス進攻作戦で眷属達が倒され、最終的に主神となるタナトスもエニュオから見限られ、自ら命を絶つ形で天界へ強制送還された結果、壊滅した。
- タナトス
【タナトス・ファミリア】の主神。普段は怪しげな色気と神らしい威厳を持ち合わせてるが本性は割と軽薄。
その在り方は闇派閥の神々にありがちな行き過ぎたな愉快犯ではなく「死」を司る神の使命感として現在の「死」が少ない世の中を憂いておりダンジョンの開放によりモンスターが跳梁跋扈する「死」の多い古代の様な時代を望んでる。
CV.小林ゆう
タナトス・ファミリアの幹部。Lv.5の冒険者、種族は人間で性別は女性。闇派閥の参謀格。
とある出来事からフィン・ディムナに憎悪(実質逆恨み)を抱いている。
ベート・ローガの怒りを買い瞬殺される。
- バルカ
ダイダロスの末裔。【イケロス・ファミリア】団長のディックス・ペルディクスとは兄弟。先祖の築き上げてきたクノッソスの完成以外に興味が無い。
第一次クノッソス進攻作戦で、醜悪な怪物の姿となるも、【ロキ・ファミリア】、【ヘルメス・ファミリア】の眷属達によって討たれる末路となった。
【ルドラ・ファミリア】
かつて活動していた闇派閥の一つ。主神は嵐を司るルドラ。5年前のダンジョン内での破壊活動でジャガーノートを出現させ、【アストレア・ファミリア】を壊滅に追い込んだが、唯一生き残った「疾風」に報復された結果、眷属達の殆どを失い、最終的に主神のルドラも天界へ強制送還され、壊滅した。
【イシュタル・ファミリア】
闇派閥ではないが主神イシュタルが【フレイヤ・ファミリア】の主神フレイヤに異常ともいえる対抗心を抱いており結果闇派閥と繋がりを持つことになる。
【イケロス・ファミリア】
犯罪紛いの行為でペナルティを受けているが一応は闇派閥ではない(そもそも、イケロス自体は闇派閥に直接関与していない)。しかし、闇派閥とのつながりもあった模様で、様々な問題を起こし危険視されてるファミリア。
異端児(ゼノス)達の一件が原因で、ファミリアは自滅に近い形で壊滅し、主神イケロスはその責任でオラリオから追放された。
その他
CV.浜田賢二
白髪鬼の異名を持つ闇派閥の残党。かつて死んだと思われていた。モンスターの特徴を持つ人間『怪人(クリーチャー)』となるが共闘関係にあったレヴィスに殺害される。
メモリア・フレーゼに登場したLv.4の闇派閥幹部。丁寧な口調と裏腹に血を好む残忍で狂気的な性格をしている。
暗黒時代から暗躍していたが影が薄く記憶に残り辛い為『顔無し』と称されていた。
CV.松岡禎丞
暗黒期の終盤、首魁として暗躍していた邪神。
CV.小西克幸
元【ゼウス・ファミリア】所属、Lv.7の冒険者で当時のオッタルより格上。
CV.伊藤静
元【へラ・ファミリア】所属、破格の天才と称されている。
ソード・オラトリアに登場した闇派閥残党の首魁。エニュオとは神の名前ではなく都市の破壊者を意味する神の世界の単語。