「夏の避暑地! 項羽様とのバカンス!」
かくして気合一閃、霊基を水着に変貌させた虞美人であったが、よんどころない事情により項羽はカルデアに残ることになったのであった。 -第一章・終-
しかし。虞美人の野望は潰えたが、特異点の調査は完了していない。
機体の名将・項羽が算出した『夏の魔物』。
その備えとして貸し与えられた一本の槍を手に、希代の美女は華やかに艶やかに、夏の特異点に出陣するのであった。 -第二章・終-
プロフィール
概要
2020年の水着イベント「サーヴァント・サマーキャンプ!〜カルデア・スリラーナイト〜」に伴いランサーにクラスチェンジした虞美人。レアリティは☆4。
数多の水着予想を覆し、まさかのぐっちゃんパイセンが配布枠での登場。というか星4から水着配布星4になるパターンは彼女が初なのである(一応恒常ではないという共通点はある)。
何せ真祖(の亜種)であり、唯一カルデアの戦力に戻ったクリプターという、本作でも極めて特殊な立ち位置ゆえに(嫌でも)注目を集めている彼女。
そんな存在自体が2部の大きなネタバレである彼女が配布サーヴァントとなった事は、多くのユーザーの驚きを誘った。しかもゲーム開始直後で入れるイベントで。
これにより時期さえ合っていれば誰もが彼女と共に人理修復の旅に出れるということになった。
人物
元々は夫である項羽と共にバカンスを楽しむための装いだった。
だが、突如現れた奇妙な極小特異点において、項羽が現地にレイシフトした場合、或いは虞美人が現地にレイシフトしなかった場合、人理が崩壊しうる異常事態が発生してしまうという演算結果が出てしまった項羽は断腸の思いで心を鬼とし、彼女を騙して彼女だけレイシフトさせるという手を取った。(始皇帝もある理由からレイシフト出来ないと残念がっていたがその理由は不明)
蘭陵王に預けられていた項羽からの謝罪の文を読んで凄い叫び声をあげた挙句、何かしらの呪術が原因で到着早々カルデアとの通信が出来なくなってしまったために特異点を解決するまで項羽の声を聴くことすら叶わないという事態に完全に不貞腐れてしまった。
その後、遺憾ながらもさっさと帰って項羽とのバカンスを満喫し直すために全力で特異点解決のために尽力することになった。
だが、二日目の朝に彼女は何故かアサシンの初期の姿に戻り、挙句頭に天冠(てんがん 要はお化けが頭につける三角)を身に着けご丁寧にお化けポーズの専用差分迄引っ提げて現れ、「私、死んだわ。」と告げる。
一同「・・・・・・・・・」
「何で!?」
どうやら一行が知らないうちに頭を斧でカチ割られた模様。(普段なら問題ない傷であるらしい。)
その後何事もなかったかのように、毎晩一つづつ起こる怪奇現象をマスターと共に解決していくのだった。今回は「漢文と日本語が入り混じった暗号を解読する」などファインプレーも多い。彼女もまさしくAチームの先輩に相応しい人物である事に違いはない。
しかし、三日目の夜にまたしても、今度は少女霊に体を凶(まげ)られてしまい死亡。
翌朝には復活したが流石に普通ないような殺され方だったためかなり疲れた模様。
このままいったら、「虞美人パイセンは今日も死ぬ」とかいうタグが作られそうである。
とか何とか言ってたら、異変解決後のホラースポットで「一人でシャワーを浴びる」という死亡フラグを立てたせいで、元ホラースポットという性質故に特に理由もなく死ぬとか、戦闘中は常時回避状態なのに戦闘終了時に強制的に強化解除がかかってうっかりラス1のゾンビに噛まれて死ぬとか、どんどん死因が雑になっていく事態に…。
なお、意外にも特技が対戦ゲームだという事が判明しており、あの巴御前を相手に完勝するという腕前を見せる。(やっているゲームはおそらくこれ)
水着は色合いや髪型、ロングコート風の上着などからクリプターだった頃を思わせるコーディネート。コートを羽織っているので露出が控えめに見えるがコートの下は布面積の少ないビキニをものすごいローライズで着こなしているというとても攻めたデザインになっている。
能力
項羽から預かった槍を使って敵を体術で蹴り飛ばしたりしている。
因みに吸血種ではあるがマナを吸収しやすいということで日光の下のほうがむしろ元気になるらしい。(第一スキルにその旨が書かれている)
保有スキル
対魔力(B) | クラススキル。魔力に対する抵抗力。 |
---|---|
夏の受肉精霊(A+) | 受肉精霊であることはもちろん変わらない。が、水着に霊基が変化したことにより、その在り方が若干夏寄りに最適化されている。マナの吸収効率が、夏らしい自然……すなわち避暑地の湖畔の水や燦々たる日光……からであればあるほど高くなる。吸血種のイメージにあるまじきスタイルになるが、もちろん彼女は気にしない。別に嗜好が変化しているわけではないので、「暑いわね!」とかぶちぶち文句を言いながら日光浴などをしている姿が見られる。 |
覇王の姫(EX) | 詳細不明。覇王と呼ばれた項羽の寵姫であった事に由来するスキルだと推察される。 |
在りし日の舞(EX) | かつて項羽の前で行っていた剣舞のスキル。人の文化が嫌い、真似をするなどくだらない、という信念はあれど、項羽のためならばそれを曲げるときもあるのだ。客観的に上手いかどうかは知らない。他者にどう評価されるかなど知らない。どうでもいい。ただ、ときには舞うことが必要だったというだけ。彼がどう評価してくれたのか、どんな表情を浮かべてくれたのかは、彼女のみが知る。それは大切な記憶として、このスキルと共に彼女の霊基の奥に刻まれている。このスキルは本来は封印されており、また、項羽が近くに存在しないと使用不可能。今回は彼の槍を貸し与えられた衝撃でこのスキルの封が解け、それにより彼の槍が一種の代わりとして機能しているために使用できる。今は槍舞としてアレンジされている。 |
宝具
夏魔必滅槍舞(アンチフリング・ロンド)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:
- 最大捕捉:
ゲーム中では、カードの種類はQuickで、効果は【敵単体に超強力な〔男性〕特攻攻撃&呪い状態を付与(3T)<オーバーチャージで効果アップ>&やけど状態を付与(3T)<オーバーチャージで効果アップ>】。
実はこの宝具、セリフが三種類あるのだがそのうちの一つが、項羽と会えないがためにぶっ壊れてしまったかのようななんとも言えないセリフとなっている。
内容は・・・実際に聞いてみた方が解りやすいだろう・・・。
ゲーム上での性能
関連人物
関連イラスト
余談
上記の様に「ネタバレ&統合性と、入り易さを天秤に掛け、批判の末に前者を切り捨てる」様になった本作の方針が最も色濃く出たと言える。
まあ登場あるいは星4配布やクリプターネタなど関係する要素が話題に上がるたびにtwitterなどで毎回トレンドに入ったりと、星4の中でも特に注目が集まっている彼女だからできた芸当なのかもしれないが。
これまでの水着配布枠は、星5レアリティからの降格だったのに対し、今回は元のレアリティそのまま水着化、という異例の扱いである。
また、今回虞美人がランサーとなったのは項羽から槍を託されたからだが、『西漢演義』においては項羽の武器が火尖槍となっているからという説がある。実際に槍から火の粉が出ている他、項羽の元になったのが哪吒とされている為である。
関連タグ
キャプテン・スカーレット……死んでも蘇る人物繋がり(彼の場合は後天的かつ外的要因が奇跡的な形で複数重なった結果)で、彼もほぼ毎回様々な理由で死亡しており、ある時は身代わりで殺されたことも。あまりにも毎度の様に死亡するため、動画では「スカーレットは今日も死ぬ」とタグをつけられることも。(因みに時折死なない回があるが、その時は「スカーレット今日は死なず」とタグが付く)