図鑑データ
「My name is Helena.
St Louis class 軽巡洋艦二番艦 USS CL50 Helena
よろしくね!」
概説
期間限定イベント海域侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦のE-5およびE-6でドロップ艦として入手可能。防空巡洋艦として実装されたアトランタも含めるのなら二隻目、純粋な軽巡洋艦としては初のアメリカ軽巡である。
容姿
茶褐色の腰まで届くロングヘアで、前髪を除く髪の先がカールしている。前髪は眉毛のすぐ下で切り揃えられており、頭部には通信機、もしくは聴音機と思われるヘアバンドを装着している。
瞳の色は緑がかった黄色で、柔らかい表情が育ちの良さを感じさせる。また、同郷のアトランタと比較すると、胸部装甲はかなり控え目に見える。
服装は、上半身に儀礼用の軍服を着用し、星条旗柄のクロスタイをピンで留めている。軍服は白を基調としているが、襟と袖口は黒が基調で、オレンジ色のラインが入っている。
スカートの色合いは軍服の襟とお揃いで、スリットが入っているのだが、アトランタと同じように、下から軍服の裾が見えてしまっている。そして、軍服の上にはグレーの胸当てを着けている。
両脚には胸当てと同じ色のオーバーニーソックスを履き、さらにブーツを履いている。
艤装であるが、主武装となる6インチ三連装砲が、腰の両脇に二基ずつ備え付けられている。大本では全部で五基なのだが、残りの一基は左手に持つライフル状の銃身の上に載っている。
さらに特徴的なのは、両脇の前部にある5インチ連装砲なのだが、どうやら島風の連装砲ちゃんと同じく、独立して動くようである。ただし、大本では5インチ連装砲は全部で四基あるのだが、残りの二基がどこにあるのかは、元絵を見た限りでは不明である。
そして、腰の艤装上部には対空機銃が備え付けられ、艦首を模した部分には艦番号である「50」という数字が確認できる。
ちなみに、改造を行うと、出立がかなり変わる。それまで装着していた胸当てを外し、クロスタイも星条旗柄ではなくなる。さらに、クロスタイの留め具と襟の部分には星章が見受けられ、ソックスの裏側がグレー一色だったのが、各種の軍旗を模したと思われる配色に変わる。
また、艤装は全体的にネイビーブルーの塗装が施され、マストや銃身の上部にある構造物が、高性能のレーダーと思しきものへと変化する。さらには、周囲を守るかのように、水上機が飛ぶようになる。
なお、それに伴い、中破時のグラフィックまでも変化する。未改造の時点では一見、それほど損傷しているようには見えないのだが、右足のブーツの部分に魚雷の破片と思しき何かが突き刺さっており、かなり痛々しい。よく見ると、痛そうな顔をしながらも対空機銃を掃射しており、おそらく真珠湾において魚雷を受けた際の状況をモチーフとしているとみられる。
改造後についてはそうはならないのだが、その代わり露出が大幅に増えた挙句、派手に転倒する。その際にピンク色のパンツが見えてしまい、艤装も使い物にならないのではと思えるほど破損してしまう。改造後の彼女がこのようなポーズになっているのは、クラ湾夜戦において轟沈した際の、V字型に船体が折れ曲がった状態を表現しているものと思われる。
性格
一人称は自分の名前だが、ごくまれに「わたし」になる。また、提督のことは「提督」と呼ぶ。陽気なお嬢様といった感じで、基本的にはですます調だが、時と場合によってはくだけた口調で気さくに接してくることもある。
アメリ艦娘である以上、日本の艦娘たちと一度は戦っているわけで、そのことはしっかりと覚えており、それに対して少しばかり釘を刺す一面が見られる。だが同時に、過去のことと割り切っており、今は味方同士だから仲良くしようと呼びかけている。
素の言動は感情の起伏がかなり激しく、子供っぽいと思える部分もあるのだが、世話焼きな気質があるのか、かなりの苦労人という側面を匂わせる。特に、ワスプに対してはかなりの心配性な面を発揮し、事あるごとに足元に気を付けるよう注意している。それと同時に、ワスプを沈めた伊19の突然の出現に驚きつつも、今は味方であることを思い出し、ほっとしている。その後に姿を見せた衣笠とは、かつての戦いの話に花を咲かせているようである。
※ただし、彼女が実装された時点ではワスプはまだ実装されていないため、いない艦の名を呼ぶ病どころか、いない艦のはずなのに、そこにいるかのように話しかけてしまっているのが非常に不気味に思えてしまうが、艦これではよくある事。実装フラグでもあるので気長に待とう。
また、苦労人な部分は夜更けから深夜の時報においても見受けられ、アトランタやサウスダコタが提出した申請書の不備を指摘しつつ悪態をついたり、突如訪れた日本の駆逐艦に対してあわやブチキレそうになったりしている。ただ、その後に目を通したフレッチャーの申請書に関しては、頭が上がらない部分があるのか、多少の不備を見つけながらも通している。
食事に関しては甲斐甲斐しく三食用意してくれる。しかし食欲がない提督に無理に食べさせようとするなど多少強引な一面も・・・。
性能
実装時点で全軽巡最高の火力を有する、軽巡の火力オバケ枠。
その火力たるや、現時点では改で【78】の単独トップであり、昼戦時点で改二航巡を軒並み抜き去る重巡クラスの砲戦能力を発揮し、中型クラスの深海棲艦をも一撃で撃沈せしめるほどのパワーを炸裂させる。
また、中型主砲「6inch三連装速射砲 Mk.16 mod.2」に適性補正があり、無改修で+1、★2時点で+2となる。現状改修工廠による強化改修の対象外のため詳細は不明だが、最終的には+3の補正が乗ると目されており、仮に主砲2基を本装備★MAXにした場合、+6の恩恵で未改造の高速戦艦に迫る威力を手にするとみられる。
装甲値も良好で、軽巡最堅のルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級軽巡の【75】に次ぎ、日本軽巡最強の神通改二と同等の【69】まで成長する。
そのうえ4スロット装備可能で、艦載機は【0/0/2/4】下2枠に偏っているため、装備の序列にも悩まずに済む。
反面、大淀同様に雷装の初期値が0、その伸び代も最大38とまさかの軽巡ワーストであり、これだけのパワーを有しながら夜戦は不得手。
回避も高いとは言えず、実装時点でワースト3位圏内と、お世辞にも身軽とは言い難い。
また同様に対潜値も低く、こちらもアトランタ・大淀と次いでワースト3位と振るわない。ケッコンカッコカリで上限突破を見込めば、一応大淀の【39】の直上である【40】なので、4スロットに対潜装備ガン積みでLv154まで到達すれば四式水中聴音機装備でギリギリ届く範囲になる。
フレッチャーMk.Ⅱ関連の任務で貰える近代対潜兵装が全てそれっている場合はそれらの装備ボーナスもあり、未婚で尚且つ海防艦を用いた改修無しでも先制対潜可能となる
その純粋な火力にあまりにも特化したピーキーな性能。こうした仕様から、重巡の代打としてイベント海域で連合艦隊第一艦隊に編入させるという独特の運用が最大の売りとなる。
この立ち位置なら雷装・対潜は不要、回避の低さも連合艦隊の仕様である程度カバーでき、尚且つ自慢の火力を存分に活かし、さらにイベントの規模次第では逼迫しがちな重巡枠の補填になるとあって、自身の個性を最も伸ばせる場所となり得る。
また、4スロットであるため、対地装備を伴う連撃(しかも上述の通り重巡クラスの大火力)を昼夜問わず行えるのも大きな利点であり、あの人と異なり大発系や水上爆撃機といった装備が積めないこと等を差し引いても、陸上型の深海棲艦に対しては軽巡洋艦娘の中でも屈指の相性の良さを誇ると言える。
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