概要
公安退魔特異4課のリーダー。
内閣官房長官直属のデビルハンターであり、一端のデビルハンターなどでは契約している悪魔を知ることは許されない。
「ゾンビの悪魔」を殺しに出向いたところ、先んじて倒していたデンジと出会い、公安にスカウトした。
デンジに自分の犬として飼われる事を条件に彼に良い食事を提供する事を約束するなど、優しく接する一方で、「使えない犬は安楽死させられるんだって」といった風に有無を言わさぬ恐ろしい事実を平然と告げるなど、巧みに飴と鞭を使い分けている。
デンジに対して、かつて世界中で大惨事を引き起こした「銃の悪魔」を探していると語る。
優しくて面倒見の良い美人だが、一方で人智をこえた能力を使ったり、真意の分からない行動を取ったりする、得体の知れない人物。目的のためなら手段をさらさら選ばないタイプの人間であり、必要とあらばヤクザも青ざめるほどの非道をやってのける。
洒落になっていないが、一言で言えばまさに魔性の女。
戦闘能力
単行本8巻までに明らかになっている描写だけでも
・特定の条件付きで対象を圧死させる(遠隔)
・銃で撃たれたり腹部を貫通されたりしても死なない
・睨むだけで相手を流血させる
・殺害対象の腹部に穴を開ける
・動物を操る
など多くの能力をもつ。
他の悪魔やデビルハンターから恐れられており、作中でも最高峰の戦闘能力をもつ。
また、明らかに大怪我を負ったり、死亡したように見えても、直後には復活している描写がある。それも契約悪魔の力なのかどうかは不明。
また、そういう性格なのか能力なのか、敵に直接手をくだす時には意趣返しと言わんばかりに相手の台詞や行為を真似るような手段を取る事が多い。
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ネタバレ注意
マキマの正体、それは「支配の悪魔」。
過去に関わった悪魔の契約者、魔人達を生者・死者問わず操ることができ、それを利用する。
過去に二十度以上は殺害が試みられているが、観測上では殺害同然にも追い込んでいるにも関わらず、今も存命していることから、完全殺害はされていない。
2020年39号にて、彼女がデンジをスカウトしたその目的の一端が明かされた。
それは、デンジとポチタの間に結ばれた契約を破棄させること。
その為に必要なのは『デンジを不幸のドン底に突き落とし絶望させる』事だと判断したのだが、元から不幸のドン底に居たデンジでは絶望させる事はできないと判断した彼女は、デンジに幸せを味わわせたあとで、その幸せの全てを奪い去る事で絶望させると言う手段を取ることにした。
まずはデンジにまともな仕事を与え、早川アキとパワーと言う家族を与え、普通の生活と幸せをデンジに与えた上で、そのデンジに早川アキを殺させ、デンジの目の前でパワーを殺害する。
兄の様な存在と妹の様な存在となった二人を失い、呆然とするデンジを前にして、マキマは今までにないほどに美しく可愛いらしい表情で笑い転げると、
「悲しみを乗り越えて友達を作っても私が殺す」「結婚して奥さんと子供を作っても長生きさせない」
と、宣言する。
その姿はまさしく悪魔そのものであった。