概要
かつてドルアーガの腹心だった悪魔で、スーマール帝国の皇帝バララントを唆してバビリム王国へと侵攻させ、天界に安置されたブルークリスタルロッドを奪う為に天まで届く巨大な塔を建設するよう仕向けた張本人。
ロッドの光が地上を照らしている限り、悪魔の魔力は封じられてしまうからである。
全身は闇の塊で出来ており、物理的な攻撃は通用しないようである。
塔は完成直後に天界の神アヌの落とした稲妻によって破壊されたが、塔がロッドの光を地上から遮ったためにドルアーガが魔力を取り戻してしまった。
ドルアーガは魔力で塔を再建すると天界からロッドを盗み出したが、人間の身勝手さ・愚かさに失望したアヌ神は人間を見捨て、ドルアーガの所業をわざと見過ごした。
そして、ドルアーガは女神イシターの啓示を受けてロッド奪還の為塔に乗り込んできた巫女カイを返り討ちにして石に変えてしまった。
しかし、ドルアーガがいては自分のやりたい放題が出来ないと考えたアンシャーは、ドルアーガを抹殺するためカイの幼馴染でもあったバビリムの王子ギルガメスに入れ知恵をして彼がアヌ神の加護を得て塔に乗り込みドルアーガと戦うように仕向けた。
目論見通りギルガメスがドルアーガを倒しロッドを奪還して塔から降りようとしたところに直属の配下アキンドナイトを差し向けロッドを手に入れようとしたが、アキンドナイトはロッドの光で護られたギルに返り討ちに遭い野望は打ち砕かれた。
その後はスーマール帝国に君臨し、ルートによっては皇帝バララントに成りすましたり、バララントを抹殺し自らが皇帝になったりしている。
同じ悪魔でもドルアーガがルートによってはギルガメスを善意で助ける事があるのに対し、この男はどのルートでも基本的にはギルガメスの敵として登場。
唯一ギルガメスに力を貸すルートでも善意からではなく、ギルガメスに闇の力を与えて新たな悪魔として覚醒させることが目的だった。