「一人一人の選択がこの世界を変えたんだ」
概要
調査兵団に所属する第四分隊長。身長170cm 体重60kg 誕生日は9月5日
平時では眼鏡を、任務時にはゴーグルを着用している。
髪型は、ポニーテールなのかハーフアップなのか微妙な所だったが髪を下ろしていた際長さがあまり変わらなかったのでハーフアップだとおもわれる。
『進撃!巨人中学校』ではハーフアップ、アニメ版ではポニーテールとなっている。
一人称は「私」。
英語サイトや英語吹き替え版では名前表記がZoe Hanjiとひっくり返っていることがある。その理由はおそらく、Zoeは欧米で女性のファーストネームに使われることがあるので誰かが勘違いしてしまったのであろう。
優しく気さくで気配りも欠かさない利発な性格で、調査兵団でも長期に活動している[[ベテラン。
ある時から巨人の体の構造に疑問を持ち、それ以来巨人の実験に心血を注いでいるが、その情熱の過剰さゆえに巨人に頭を齧られかけたりと命の危機に度々直面しており、部下たちから案じられて止まないが、改める気配は無い。
巨人を誰よりも理解しようと努める姿はまるで巨人愛好家のように思われるが、全ては巨人に奪われた自由を取り戻すという信念に基づいた行動によるもので、決して巨人に愛情があるわけではない。実際、巨人に対する戦闘以外のアプローチを見出すまでは、他の兵士と同様に巨人に対する怒り憎みを糧に戦い続けてきたという。
常軌を逸したマッドサイエンティストでありながら、その本質は人類を思う、熱意溢れる兵士なのである。
ウォールマリア奪還作戦で負傷して以来、左目に眼帯を着用している。アニメではモブリットと共に爆風に巻き込まれた際、ゴーグルが割れる描写があったためそれが負傷の原因と思われる。包帯を巻いて以降、負傷した左目の状態は描写されていない。
ちなみに、作中のキャラの中で怒ると一番怖い。
「それはもう…最高に滾るヤツをだよ」
「皮膚無いとクッッソ熱ッいぜ!! これ!! すッッげぇ熱いッ!!」
性別について
ハンジの性別については女性説・男性説などがあり、しばしば議論が起こる。
元々作中で外見や行動に性別を押し出した描かれ方をしていないため、
ハンジは「女性である」という認識を持つ読者と、「男性である」という認識を持つ読者が混在していた。
作者は読者からハンジの性別についての質問を受け、ブログの2011年03月30日の記事にて
「この質問を受けてそのキャラの性別は明言しない方がよさそうだと確信ましたw」と回答している。
これにより、女性説・男性説の他に、「性別不明説」が生まれた。
ハンジの性別については今なお明言されていないが、現在では、
- 単行本5巻の巻末嘘予告でスカートを着用している
- 「1年前に死んだ兵士ね」「ジャケットだけ回収しましょう」など、女性らしい言葉で話すシーンがある(イルゼの手帳にて。アニメ版では修正された)
- アニメの設定画、本編作画に胸のふくらみがある
- アニメ版の設定画を元にした一番くじ用のフィギュアでも、明らかに胸が出っ張っている
- アニメで女物の服(右が上のシャツ)を着ている。
- アニメでの声優、実写版のキャストが女性である。
などから、女性説が有力視されており、pixivでも女性として描かれることが大半である。
しかし上記の経緯から、性別不詳、または男性と考えるファンも存在する。
カップリングものを投稿する際は、誤解を招かないように、ハンジの性別の扱いについて明記することをお勧めする。
ハンジの英語表記をHansiとする場合、その名前は女性/男性共に使われている。もしハンジが「彼女」ならHansiは愛称である確率が高い。愛称Hansiの本名はJohannna(ヨハンナ)
しかし、月刊アニメージュで女性キャラクターのランキングにハンジが載っていたり、実写キャストも女性だったりやはり女性説が有力。
また、月刊 進撃の巨人公式フィギュアコレクションの作者インタビューで「アニメ・実写では女性になりました」と明言された。劇場版後編Blu-ray&DVDの初回特典の原案設定資料集では「一応女性のつもりではありますがあえて男性とも見れなくもない感じ」と書かれている。
余談
講談社から発売された『進撃の巨人空想科学読本』の帯では、「現代日本のハンジ・ゾエこと柳田理科雄氏が巨人を科学的に調査する!!」などと書かれている。あながち間違ってはいない。
関連イラスト
関連タグ
エレン・イェーガー リヴァイ エルヴィン・スミス モブリット・バーナー
カップリングタグ
この先、ネタバレ注意
仲間を逃すために囮になり、戦死した。
フロック率いるイェーガー派から奪取した飛行隊を短時間で飛ばす為、ハンジら反イェーガー派はアズマビトがマーレ大陸、オディバに所有する格納庫で飛行艇の整備を行っていたが、パラディ島の港でガビに撃たれ亡くなったと思われていたフロックが格納庫を襲撃、軽傷者のみで死者こそ出なかったものの、飛行艇の燃料タンクに弾丸による穴が空き、更には地ならしによる大型巨人群がすぐそこまで迫っていた。
飛行艇の修理と発進までの時間稼ぎを買って出たアルミン、またライナーを、ハンジは巨人の力を消耗させる訳にはいかないと制止。大勢の仲間を殺し、アルミンら残りの団員を引っ張ってきた責任を取る時が来たとし、その場でアルミンを第15代調査兵団団長に任命し巨人たちへと向かった。
飛び立つ直前、リヴァイに呼び止められ、恐らく自分を止めようとしたリヴァイに
「今 最高にかっこつけたい気分なんだよ」
「このまま行かせてくれ」
と言うと、ハンジの胸に拳を当てたリヴァイはただ一言、
「心臓を捧げよ」
意外な言葉を口にしたリヴァイに口では軽口を叩きながらも、この言葉を胸に飛び立ち、真っ先に格納庫に到達しそうな巨人達から討伐。雷槍を使った後ブレードで数体の巨人を討伐した。
しばらくして大型巨人の発する熱により自身が発火。最後に燃えながらも巨人を討伐した後、力尽きて炎上しながら堕ちていった。最後に何を思っただろう、その口には笑みが零れていた...
巨人の足跡の上で目を覚ましたハンジは、エルヴィンら先に死んでいった調査兵団の仲間らと再会を果たし、彼らから無事に飛行艇が飛び立った事と自身がキチンと役目を果たしたと聞くと、安堵し彼らに調査兵団の団長にされたことで色々と大変だったと、話し始めるのであった。