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佐々木哲平(タイパラ)の編集履歴

2020-10-08 19:42:42 バージョン

佐々木哲平(タイパラ)

ささきてっぺい

日本人の男性名。此処ではタイムパラドクスゴーストライターの主人公について記載する。

概要

タイムパラドクスゴーストライターの主人公で週刊少年ジャンプでの連載を目指す漫画家志望の24歳(第1話時点)。

20歳の時に週刊少年ジャンプで佳作を取ったものの、それ以降、画力はともかく無個性なストーリーとキャラクターから連載を勝ち取ることができず、ずっとくすぶっていた。そんなある日、落雷によってタイムマシンとなった電子レンジから出てきた未来の少年ジャンプを読み、それに掲載されていた新連載作品『ホワイトナイト』を盗作してしまう。


人物

凡人であり、他人に比べて特段何かが劣っているわけではないが、何かに優れているというわけではない人間。元々、小学生の頃に人気漫画を丸々模写したことがきっかけでクラスの人間からもてはやされたことが忘れられず、「みんなに楽しんでもらえる作品を作りたい」と言う思いから漫画家を目指し始める。


卒業後に上京し、日々の食費にも事欠くほどの極貧の中で、バイトと連載作家のアシスタントで食いつなぎながら、漫画を描き続けていた。しかし4年経っても未だにデビューできずにいた。なぜなら伝えたいことや造りたいことがあって漫画を描いているわけではない為、『オリジナリティの無い無個性的な漫画』しか描くことができず、自身のオリジナル作品としての作風の確立が行えなかったからである。


特に、四年間担当編集を続けた菊瀬編集から、「こんなものは俺でも描ける」とまで言われてしまい、いっそエログロ描写を主軸にしたマイナー漫画を描いてみれば、と提案されるものの、自身の信条からそのアドバイスを聞き入れることなく悶々としている中、落雷によってタイムマシンと化した電子レンジから出てきた十年後の少年ジャンプに連載されていた「ホワイトナイト」を盗作、佐々木哲平としての連載作品となる。


性格の項目に詳しいが、短所が強すぎて全ての長所を潰してしまっている人間。


最大にしてほぼ唯一の長所としては、熱意から来る努力と作業量だけは並の人よりも優れており、デビュー前は単独作業ながらも大ページのネームを持ち込み、一日で漫画を描き直すなど、その熱量は計り知れない。しかしその一方で、その自分に対してかけられた他人からのアドバイスや忠告を都合良くスルーしてやりたくない努力は放棄する自分に甘い部分と、自分の価値観を最善としてそれ以外のものを受け付けない狭量さ。何よりも、悪事を働いてもその事実を認めない自己保身の強さから、その長所を活かす事ができていない。


挙げ句に盗作する事実からの自己正当化に心を砕いた結果として、心理的な視野が狭まり、アイノイツキの救済には大した行動には移れなかった。


性格

自己保身と自己陶酔の権化であり、明確な悪事に手を染めておきながら、まるでそれが自分の使命であるかのようにふるまう質の悪い犯罪者。


佐々木哲平の最大の問題点とは、結局のところ自分自身の意思で悪事を働きながらも自分が悪いとは思っていない(思いたくない)部分にある。罪や悪を自覚しながらも悪事は働くくせに、自己弁護が激しく、罰から逃れる際には他人を言い訳に使うと言う、自己保身の激しい人間。自身の罪悪感に対しては、自己弁護によって自己肯定して、自己完結することで吹っ切るという、自己中心的な人物で、何よりも厄介なのが、自分自身の意思で悪事を働いておきながら、あたかもそれで罰を受けているかの様に振る舞い、自己陶酔に浸っている事。


倫理観

非常に悪い。


1話の時点での盗作に関しては、夢だと思い込んでいたこともあり擁護の声も多く、「ホワイトナイト」の本来の作者である藍野伊月が現れた際には、一応は彼女に真相を話し、「ホワイトナイト」の印税には手を付けておらず、借金によって生活しているという事実が明らかになった。しかし、その印税をアイノに全額渡したり、もしくはどこかの慈善団体に寄付したりしているという描写はされていない為、実質ただの貯金である。 最終巻の描き下ろしでは伊月宅に無断で現金を置き逃げしているが、当然本人の謝罪はなく、贈与税や警察が事件と睨む可能性などを全く考慮していない思慮の浅さ、常識のなさがうかがい知れる。


この他にも、13話から14話までの間、無限の時間の中で漫画作品を執筆し続けるというチート行為を行った際には、漫画喫茶で大量の漫画を読み漁り、どこからともなく仕入れた漫画製作に必要な備品を手に入れており、其処に金銭を使用した描写が存在しなかった為、盗難や漫画喫茶の無銭使用を行っている様に描写されてしまった。


しかも、無自覚であった第一話とは違い、第二話以降は明確に盗作に手を出しており、それを『本来ならば存在した名作を消さないために、「代筆」として続きを描く』と、キメ顔で語り、『罪の十字架を背負う』とのたまいながら盗作の「ホワイトナイト」での初連載を自己正当化して悲劇のヒーローを気取るという、非常に悪質な人物。


そもそも、漫画家としての利益とは印税だけがすべてではなく、ブランド力も含まれる。

例えば、あの大ヒット漫画家が出した新作。と言っただけで、次回作もある程度は売れることが見込まれるし、大手企業とのタイアップによるキャラクターデザインやファッションアートの作成、佐々木哲平個人のイラスト画集の発売など、「ホワイトナイト」に絡まない仕事の獲得も大いにありうる。つまり、彼が『ホワイトナイト」を盗作した段階で、印税以上の恩恵を既に受けているのだ。


また、盗作によって得たものは、富以外のものはすべて自分のものと考えている節があり、盗作した「ホワイトナイト」に送られたファンレターに対して感動で涙をこらえており、「ホワイトナイト」制作の為にアシスタントを雇った際には、人気漫画家として地位・名声・栄誉を得たことを平然と受け入れ、アシスタントが読み切りの「ホワイトナイト」を称賛した際には、自分の盗作の罪が許されたかのように安堵すると言う、どこまでも自分に甘く都合の良い考えに浸っていた。 このホワイトナイトの実績のおかげで、3度の短期打ち切りを経験していてなおジャンプに居座っているという本来なら手に入るはずもない地位を得ている。


また、基本的にあらゆる行動に言い訳が付き纏い、○○だとしたら悪いからを常套句としており、盗作をしたり、盗作行為が理由で怒られる所から逃げたりする際にこの言い訳を使い、とにかく自分は悪くないと言うスタンスを絶対に崩さない。どうしても謝らなければいけない時には、無意識的にか都合の悪い事を隠しながら話すと言う、とても人間性の低い行動をとる。


本来の作者であるアイノイツキと初めて顔を合わせたときには、一応は彼女に真実を話すが、その際に子供の様に泣きじゃくりながら断片的な説明しか行わず、タイムマシンや未来の少年ジャンプを見せて事情を説明する。盗作の罪を自白して謝罪する。と言う、当然取るべき行動を回避している。この姿を見た読者の一部からは、「でもでもだってと言っている幼稚園児と同レベル」と揶揄されている。また、これ以降は徹底的にタイムマシンや未来の少年ジャンプについては隠匿し、謝罪やそれに与する行為は頑なに行おうとはしなかった。


特に、アイノイツキに全ての真実を話すと言う点に関しては、真実を知ったらアイノイツキが傷つき、筆を折るかもしれないという、何一つ言い訳になっていない言い訳を常に繰り返し、その盗作の責任は、「世界に名作を残す義務」と言う名目でファンに転嫁すると言う性根の捻じ曲がった人間。それ以上に、既にアイノイツキの未来を奪っているというとんでもない暴力を振るっている現状にも関わらず善人面をして盗作を続行し、それをアイノイツキに手伝わせると言う悪辣さを見せる。


本来、アイノイツキへの傷を浅くするなら一刻も早く過ちを終えることこそが正しく、正式に謝罪して『ホワイトナイト』を返してしまうことが正しい行動でありながら、「彼女への謝罪」を「自分のエゴ」と言い換え、むしろ彼女に謝罪することの方が悪いと言う、自分が罪から逃れる為だけの、身勝手で無茶苦茶な理屈で自分を正当化し、むしろ被害者面さえしている。


作品の盗作に関しても、自分に都合よく解釈して自分の手柄になるように行っており、とにかく自分の利益の為に他人を利用して踏みにじることに躊躇いが無い。

アイノイツキが死亡すると知った際にも、その事を伝えずに哲平個人で勝手に解決しようとしてしまい、結果としてアイノイツキの生命すらも哲平が握りしめており、彼女から貞操以外の全てを奪いさることになってしまった。


本人も自分が悪い事をしていると言う自覚や意識はあり、自分の影が現れた際には、自分の影に盗作を指摘されると言う、この手のよくある演出とは真逆の影に正論を諭されると言う事態が起こっている。 ただしこの影もやはり哲平と言うべきか、「巻き込まれた」などと自分から悪事に手を染めた事実に基づいていないずれた事を言っている。


劇中での主な行動

基本的に盗作をはじめとする犯罪行為と、それに対する自己正当化の為の独白を行っている。


劇中では、主に「ホワイトナイト」の作者として人気漫画家の地位と名声を得ており、世間的には「ホワイトナイト」の作者として知られるが、本来の作者は藍野伊月と言う高校を中退した女性であり、彼女をアシスタントとしつつ連載を続ける。八話以降は、未来において本来の作者であるアイノイツキが死亡した為、「ホワイトナイト」の続きを描く事に苦闘していくことになる。


1話では二日続けての徹夜作業を行い、疲労困憊していた上に、失意のどん底にいたところに突如として電子レンジに落雷してできタイムマシンから送られてきた未来のジャンプの新連載であった「ホワイトナイト」を盗作して、少年ジャンプでの読み切り掲載を勝ち取る。


2話ではタイムマシンが現実のものであることに気づき、「ホワイトナイト」を盗作してしまったことを自覚するものの、その後は新しく担当編集となった宗岡の言葉に従う形で盗作を続行して、少年ジャンプでの漫画連載を勝ち取る。尚、宗岡編集自身は哲平の盗作行為については知らない為、第三者的には宗岡を騙して言質を取った形になる。


3話では本来のホワイトナイトの作者であるアイノイツキに接触されるものの、彼女に真実を話すことも謝罪することもなく、アイノの勝手な勘違いによって「ホワイトナイト」を託され、漫画の連載を続行する。この際、物的証拠であるタイムマシンや未来からの少年ジャンプをアイノに見せることなく行い、何より、盗作に対する説明や謝罪をしなかった。


4話では連載版の「ホワイトナイト」の為にアシスタントを雇うことになり、その際にアイノイツキが高校を中退してまでアシスタントに来たため、彼女をそのままアシスタントとして雇い、「ホワイトナイト」の連載を継続する。それから7話まではアイノをアシスタントにしつつ、盗作による連載を続行する。


8話からは未来でアイノイツキが死亡した為、「ホワイトナイト」の続きが送られることはなくなったが、未来から少年ジャンプを送っていた謎の存在からの指令により、アイノイツキが連載を開始する新たな連載漫画であるANIMAに連載で勝利するように指示され、その為に奮闘していくことになる。


9話から11話までの間で、アイノイツキが死亡する未来を避けるために「ホワイトナイト」の連載を続行するが、ANIMAに三十連敗した末に、未来ロボットフューチャーくんにより時のはざまと呼ばれる空間に連れていかれる。


12話にて、本来の時間軸では就職したものの、その後も漫画の投稿自体は続けていて連載を獲得し、その作品がヒロインであるアイノイツキに影響を与えていたことが未来ロボットフューチャーくんにて明かされた。


13話にて、時の止まった世界の中で「ANIMA」を越える漫画を創るために、漫画を描き続けるもインプット不足を痛感。様々な漫画作品と図書館に通い詰め、勉強をする。そして12472日に渡って18作の長編漫画と、5回に渡るホワイトナイトの連載完結を行った。


最終的には無限の時間の中で大量の漫画作品を執筆し、これらの作品をアイノにネーム状態で手渡し、彼女から「全人類が面白いと思える漫画」「『ANIMA』を越える」と絶賛された。これに対して哲平は「誰からも愛される作品はない」「自分が楽しんで描けたならそれでいい」「たった一人の同類に届いたのならラッキー」と答える。10年後、哲平とアイノが漫画家を続けている姿が描かれ、そこで物語は幕を閉じた。結局、最後まで哲平は「ホワイトナイト」の盗作について、アイノに謝罪することはなかった。


最終巻の後日談では、ホワイトナイトの実績のおかげか新連載を続けている。しかしどれもが短期打ち切りに終わっている。また、謝罪こそしていないがホワイトナイトで稼いだ金を渡すわけでもなく彼女の自宅に無断で置いて行った。再三言うが、結局最後まで哲平は「ホワイトナイト」の盗作について、アイノに謝罪する事もその罪の報いを受ける事もなかった。


評価

一言で言えば、『独り善がりの激しい男』。


タイムパラドクスゴーストライターという作品の批判の九割はこの主人公に要約されていると言っても過言ではなく、盗作に擁護できる余地のあった第一話はともかくとして、第二話以降は最終話に至るまで全話に渡って読者から憎まれた、作中最大の嫌われ者である。全話を通して見れば分かるが、物語の黒幕であった未来ロボットフューチャーくんと並んで、物語における諸悪の根源であり、全ての元凶である。


読者からついた蔑称は数多く、主なものでは『パク平』『盗平』などがある。本来、蔑称を公の場で使うことは推奨されないが、佐々木哲平の場合、苗字の佐々木も名前の哲平も日本人には良くある為、同姓同名の人物に迷惑をかけないと言う意味で言うのなら寧ろ別名を使う方が良い部分がある。


関連項目

タイムパラドクスゴーストライターまたはタイパク

自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪

サイコパス パクリ 犯罪者


主人公と共通の気質を持つキャラクター

  • 半天狗鬼滅の刃
    • 自己肯定と自己弁護の激しいキャラクター。作中の立ち位置は悪役。特に彼が登場する鬼滅の刃タイパクと入れ替わる様に連載終了したこともあってか、『佐々木哲平の前世』と呼ばれることもある。逆に佐々木哲平を「現代の半天狗」とする投稿も見られる。余談だが、彼の上司でありラスボス格である鬼舞辻無惨「私を倒したらタイパクが始まるぞ!それでもいいのか!?」と叫ぶコラ画像も作られた。
  • パワーチェンソーマン
    • 自己中心的なキャラクター。作中の立ち位置は味方サイドだが、悪魔に人格を支配されている。彼女が車を盗む際のシーンが佐々木が盗作を決めたシーンと余りにも同調している為、彼女の盗難シーンで佐々木が盗作した際の本心を表現したコラ画像が製作された。
  • 和泉十七夜マギアレコード
    • こちらも自己肯定と自己弁護の激しいキャラクター。作中の立ち位置は味方サイドかつ善人。しかし言動が(悪気は無いものの)いずれも相手から反感を買うものが多く、から彼女の発言を指摘されても、屁理屈を述べて自分の間違いを一切認めようしない姿勢を持つ。
  • 夢野カケラギャグマンガ日和
    • 哲平と同じく漫画の中に出てくる漫画家のキャラクター。こちらも哲平と同じく人間性に問題があり、漫画の才能がなく、編集部の人間だけでなく読者にすら嫌われる人間性をしているという特徴がある。ただし、彼の場合はつまらないと言われる漫画でも明確に作中で内容が描写されており、最終回になってのその怒涛の伏線回収の手腕に関しては現実の読者から一定の評価を得ているという違いがある。
  • よしいうすとクレヨンしんちゃん
    • 哲平と同じく漫画の中に出てくる漫画家のキャラクター。こちらも短気でスケベで大人げない性格で哲平と同じく人間性に問題、妻にも編集部にも馬鹿にされたり見下されたりファンであるマがありサオからも「人間性は最低」と言われてしまっているが彼の作品である「少年忍者吹雪丸」自体は人気があり売れっ子の漫画家である。
  • フェイスレスからくりサーカス
    • 自分に都合の良いことは善だと本気で信じて悪逆の限りを尽くした男。目的のために長い時間を費やしても挫けない精神力と、綿密で狡猾ながら人生の転換(悪に踏み切る時)は場当たりとも言うべき点が共通するが、振り切っている分、ある意味で哲平を限りなくスケールアップさせた男。
  • ビフ・タネンバック・トゥ・ザ・フューチャーPART 2)
    • シリーズを通しての悪役キャラクター。短気でスケベで大人げない人間性に問題がある性格であり、周囲に対し横暴を働いていた。PART 2において主人公のスキを突く形で主人公側所有のデロリアン(タイムマシン)で勝手に過去へタイムスリップし、ギャンブルスポーツのデータ本である『スポーツ年鑑』を過去のビフに渡してしまう。その結果として(本作の哲平と同じく)知り得た未来を使い利益を独占し、ついには財界人として米国全土を支配する立場まで上り詰めることになる。しかしながら歴史を元に戻そうと現れた主人公側に対し激しく抵抗するも敗北、アメリカを牛耳ていた世界線と同時に消滅した。
  • 連ちゃんパパ
    • 特定のキャラクターではなく大半の登場人物が佐々木哲平と同じ思考で悪事を行っている。また、外道を働く主人公に対して大きな制裁が無いままストーリーが終わる点も共通している。

似て非になるキャラクター

  • キングワンパンマン
    • 他人の地位と実績を意図せずして盗んでしまった者繋がり。ただし、キングの場合は本人が現れた際には洗いざらいすべての真実を話し、本人に説教されまくるという罰を受け、その上で本人と良好な関係になったという違いがある。
    • また佐々木の様に盗作における勝手な拘りで苦労しているのではなく、地位と名声に見合った命のリスクが降りかかり実績を奪ったことが実質的な罰となっていること、そしてその境遇にめげず本人なりの気骨やコミュスキルでリスクに果敢に立ち向かっていることが最大の違いである
    • メタ的に言えば、キャラクター描写として一番佐々木哲平に近いキャラクターだが、主人公に次ぐほどの人気を得て読者から愛される良キャラクターであり、本来はこういうキャラクターを手本に作れば、主人公として人気が出たと思われる。
  • ()
    • 曽田正人の漫画の主人公。内面に関して自己憐憫の権化やナルシストと評されとこともあり、ある意味で哲平と似たメンタリティを持つ。しかし、昴はその性質を自分の演技に昇華させ、糧とする表現の天才であり、見る者に感動や陶酔をもたらす点で異なる。
  • ミスター・サタンドラゴンボール
    • 主人公達の活躍があまりに現実離れしてたため、功績が自分の手に転がり込んでしまった格闘家。下心があったりときたまヘタレたりすることはあるものの、本質的には弱者や家族を守る気概を持ち合わせた人物。
    • 魔人ブウ編ではレギュラー陣が力づくで倒そうとする中で状況の変化もあったとはいえ彼を諭し悪行をやめさせるという方針を取り、クライマックスでは全人類を説得して純粋ブウを倒すための元気玉を完成させたり力尽き現場で倒れていたベジータを危険を顧みずに担いで避難させるなど事態の打開に多大に貢献した。最初は身の程知らずと呆れはてていたZ戦士たちもブウへの説得を目の当たりにして以降は「自分達に力はかなわないが立派なチャンピオン」と評価を改めている。いわば力ではなく心が強い人。
  • 岸辺露伴ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
    • 売れっ子の漫画家であり、週刊少年ジャンプに連載をもつキャラクター。かなり自己中心的で身勝手な性格と言う点と、タフな精神力と持つという点は共通しているが、漫画に対してただルーチンワークをこなす哲平と違い、「リアリティを追求する」為の好奇心と行動力が強いという点が違う。何よりも、「みんなに読んでもらうため」に作品を作り続けており、「金やちやほやされるためではない」。と言う点が最大の違い。そして、自分にも他人に対しても非常にストイックでかつ義理堅く、反省や学習の心得もある。
  • 石墨超一郎仮面ライダーゼロワン
    • 仮面ライダーゼロワン第5話のゲストキャラクター。表向きには長期連載作品を持つ人気漫画家であり、その作品に対する熱心なファンも多い。しかし、自分自身の手で漫画を描いていたのは過去の話。近年ではもっぱらアシスタントの多数のヒューマギア(作中世界の商用アンドロイド)を奴隷の如く酷使する状態で漫画を描かせており、事実上制作を丸投げし、利益のみ得る状態になってしまっていた。しかしこれには機械との共存に対して自分の仕事に対する自信の無さ、それに起因する割と深刻なスランプに陥っていたいう理由があり、(本作の哲平と違い)元々の良い性格は失われていなかったため、敵勢力の襲撃、及びそれに対する主人公側の活躍を目の当たりにし、それをきっかけとして元の情熱的な性格を取り戻す。その後は自ら使用ヒューマギアの数を最小限まで削減し、彼らとの良い共存関係を図りつつ再び自身の手で漫画を描き始めている。

  • 霊幻新隆モブサイコ100
    • 霊能力を持っていない為主人公がもっている超能力で依頼を解決することもあるものの、根本的に人を騙して自分だけ甘い汁を吸う(さらにはそんな倫理観のない言動を正当化する)性格ではなく、能力が使えないなりに体は張り主人公の悩みや依頼にも真摯に応対して責務を果たしている。イツキの人生を自分の利益の為だけに滅茶苦茶にしている哲平とは違いきちんと”師匠”としての役割を全うしている。
  • 大木大樹Dr.STONE
    • 長い時間の孤独をも耐え切れる強い精神力と、熱血的で馬鹿正直な性格と言う共通点を持つ人物。また、ルーチンワークに強いと言う共通点もある。他にも、ヒロインの為に行動する行動力を持つと言う点も共通。ただし、彼の場合、自分自身が考えることが得意な人間ではなく、自分の得意分野がルーチンワークにあり、難しいことを考えるのは他人に頼れば良い。と言う自分の分を弁えたところがあり、何よりも、早とちることはあっても、他人の話を素直に聞き、他人とのコミュニケーションをきちんと図ると言う能力が備わっているのが哲平との最大の違い。
  • ドラえもんドラえもん
    • タイムマシンで未来に行って人気漫画の最新号を読み続けるあやうし!オシシ仮面と言う話がある。そこでドラえもんは、人気漫画のライオン仮面の最新号を読んだことで、次号のアイディアが出ない作者のフニャ子フニャ夫に頼まれて未来の漫画を読み続けてアイディアをフニャ夫に渡し、最終的にはフニャ夫に頼まれてライオン仮面の続きを描くと言う事態に陥っている。この話においてドラえもんは行動としては哲平と同じく未来の人気漫画を作者に代わって執筆しているが、盗作した末に勝手に漫画の続きを描くことを決めた哲平とは違い、本来の作者から正式に漫画の執筆を依頼されて引き受けていると言う点が最大の違い。
    • そしてタイムパラドックスとは名ばかりのタイパクとは違い、「結局この『ライオン仮面』は誰がいつ考えたストーリーなのか?」というパラドックスがちゃんと発生している。
  • 野比のび太ドラえもん
    • ひみつ道具『未来図書券』を使って未来の漫画雑誌を取り寄せ、その中の特に面白かった新連載『時空パトロール7』を真似て漫画を描いたことがある。のび太はジャイアンとスネ夫を驚かせてやりたかっただけだが、その偽物漫画がジャイ子経由で出版社の手に渡ってしまい、雑誌で連載されることになってしまった。ドラえもんは続きをどうやって書く気だと詰め寄るが、のび太は「また未来の雑誌を取り寄せて真似ればいい」と哲平と同じことをやろうとする。しかし「本来の作者による第一話より先にのび太の偽物が世に出た=本来の作者が盗作したことになった」ため、それ以降未来の雑誌に『時空パトロール7』は掲載されなくなってしまった。
    • のび太は単に友達をびっくりさせたかっただけであり、出版社の人が来たときは慌てて事情を説明しようとしたが、相手が話を聞かずに帰ってしまった。そして前述の展開になったときには「(本来の作者に対して)悪いことしちゃった! どうしよう!?」と動揺している。子供なので言葉は軽く見えるが、「自分自身には漫画の才能が無く、他人のアイディアで作品を作っていたこと」や「続きを自分が考えなくてはならないこと」ではなく、「本来の作者にとんでもない迷惑をかけたこと」を後悔したのが哲平との明らかな違いである。そしてその後はドラえもんと共にタイムマシンで過去へ戻り、自分の描いた盗作原稿が世に出るのを阻止している。
    • なお、過去に戻ったのび太とドラえもんが盗作原稿をゴミ箱に捨てると、なんとそれを本来の作者が拾って読み、「アイディアが出なくて困っていたんだ! これを僕に描かせてくれ!」と頼みこんできて二人は困惑することになる。上記のドラえもんと同様、「漫画のストーリーは誰がいつ考えたのか」というタイムパラドックスが発生している。
    • 他にものび太はひみつ道具で宝探しを行い、古代生物の化石を見つけたことがある。しかしドラえもんが調べた結果「この化石は22世紀の小学生が発見することになっていて、今掘り起こせばその子の発見を横取りすることになる」と判明したため、のび太は潔く諦めている。のび太は欠点も多いが、「他人を尊重する」「自己正当化ばかりせず、己の過ちを正せる」という点で哲平とは雲泥の相違がある。もちろん過ちを指摘して叱ってくれるドラえもんの存在も大きいが、哲平にも菊瀬がいたはずである
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