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車社会の編集履歴

2020-10-11 00:42:26 バージョン

車社会

くるましゃかい

移動手段が自家用車に依存している社会。

概要

自家用車が全く無しでは生活の困難となる地域。

日本では主に地方都市や、大都市周辺の郊外地域で見られる。


米国

20世紀初頭、全米の大都市にはくまなく路面電車が開通し、大都市の近郊には「インターアーバン」と呼ばれる鉄道網が整備されていた。

しかし1920年代になると一般市民でも乗用車を購入・所有できるようになってモータリゼーションが到来。

さらに地方都市の中間層以上が落ち着いた自然や治安を求めて郊外へ移住するようになり、旅客鉄道の整備では間に合わないような都市開発が進んだ。


こうした郊外都市の拡大が全土で広がり、現在アメリカの旅客鉄道は古くから大都市の中心街を除いては、日本や欧州諸国と比較すると広大な国土の割にはあまり発達していない。

その一方で長距離の都市間国道や無料の高速道路網が全土にほぼ満遍なく整備され、「自動車旅行」やモータースポーツという産業と文化が発展した。

その栄枯盛衰は「古き良きアメリカ」の文化として、ディズニー作品カーズの題材としても描かれている。


日本

日本では1960年代以降にモータリゼーションが到来して道路網の整備が進んだ。

そして先進国の宿命として70年代には少子高齢化が始まった事、80年代以降に国鉄及びJRが赤字路線の廃止を進めた事なども相まって地方部における車社会化が進んだ。


自家用車への依存は何も公共交通機関の乏しい地方都市に限った事だけでなく、大都市周辺の郊外などでも見られる。

これはいわゆるニュータウンとして高度成長期以降に開発がされていなかった丘陵地や田畑を造成し、その後諸事情で鉄道やバス路線があまり開通しなかった地域である事が多い。

 

なおこのような地域ではロードサイド型の小売店やサービス店が比較的発展しており、近年はマイカーを持たない住民向けにコミュニティバスの路線が新設されるなどの傾向が見られる。

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