基礎データ
進化
アローラロコン→アローラキュウコン(「こおりのいし」を使用)
概要
『サン・ムーン』から登場する、アローラ地方にある環境に適応するために、姿を変化させたロコンのリージョンフォーム。正式名称は「ロコン(アローラのすがた)」。
サン及びウルトラサンのみに出現し、アローラサンドとは対の関係。
赤い体色から白い体色に変化しており、頭のモフモフと尻尾が若干変化している。
人間と一緒にアローラ地方に移り住んだ個体が他のポケモンの生活圏を避け、断崖絶壁の山間部や雪原地帯へ生息するようになり、猛吹雪や食料の乏しい状況から本来あるべき熱量を世代を重ねる毎に徐々に下げた結果、この姿になったという。
タイプも元の「ほのお」から真逆の「こおり」へと変わり、口から-50度の冷気を吐きあらゆるものを氷結させる。
また、こおりタイプに変化したために暑さに弱くなってしまい、その場合は尻尾から冷気や氷の粒を発生させて自分の周りの温度を下げ、冷房がわりにする事も。
顕微鏡で頭や尻尾の巻き毛を観察すると氷の粒が湧き出す様子が分かり、ポケリフレでは通常の環境だと毎回毛玉ではなく水滴を出している為、こまめにドライヤーで乾かす事を推奨する。
群れで生活しており、人間が不用意に近づくとアローラキュウコンに氷漬けにされるほどに結束力が強い。食性は肉食で、-50度の冷気を狩りにも活用している。
モデルは恐らくホッキョクギツネ。
アローラに古くから住む老人には「ケオケオ」と呼ばれ親しまれており、これはハワイの言葉で「真っ白」という意味である。
ウラウラ島にある雪山地帯のラナキラマウンテンとその麓付近以外では出現しない。
ちなみに『USUM』ではアローラロコンにまつわるイベントがあり、仲良くなると後にラナキラマウンテンで触れ合いができるようになる。
進化には「ほのおのいし」ではなく「こおりのいし」が必要となる。
ポケモンGOでは
2018年6月22日のフレンド機能の追加と併せて解禁された、アローラポケモン第1弾の1匹として登場。
他のリージョンフォームのポケモンと同様、7kmタマゴから孵化させることでしか入手ができない。
しかし、このアローラロコン、他のリージョンフォームと比較してぶっちぎりで孵化率が低かった。
その確率はわずか4%。40%とか14%の見間違いではなく、4%である。
単純に計算しても最短でもタマゴを25個割ってようやく1匹手に入るか入らないかということであり、これで個体値厳選まで行おうものなら……。
このあまりの孵化率の低さには当然ながら批判の声も多く、「アローラロコンの人気をゲームの延命に悪用している」という声まで上がっており、何かしらのイベントで救済措置を取るべきだという要望も上がっている。
その声に応えたのかは定かでないが、一時期孵化率が上昇しており、7キロタマゴから比較的簡単に入手することができた。
現在は再び孵化しづらい状況に戻っているが、最近ではタマゴを4つかえすフィールドリサーチを達成すると、リワードとして遭遇出来るようになっている。ふかそうちがないと簡単に達成することは出来ないが、他のボールに入れることが出来るようになりハードルも相対的に下がった方だろう。
アニポケでは
リーリエのアローラロコン(NN:シロン)
『サン&ムーン』8話にて、タマゴの状態で登場。授業の一環として世話をするようサトシたちに預けられ、リーリエが面倒を見る係となった。
第13話終盤で孵化し、続く第14話にてリーリエの初めての手持ちポケモンとなる。彼女はタマゴの時からこのロコンを「シロン」と呼んでおり、アニメでは珍しくニックネームが付けられることとなった。
その他詳細は「シロン(アニポケ)」の記事を参照のこと。