概要
最初は祖国パプニカを滅ぼした不死騎団・軍団長ヒュンケルを恐ろしく思っていたエイミだったがそばで接する内に、彼の純粋で繊細な人柄を知り惹かれていった。
エイミのヒュンケルに対する想いを唐突と感じる読者が多いようだが、単行本をきちんと読んでいれば13巻で既に自分に厳しく、仲間を案じ修行へ発つヒュンケルに心惹かれ始めているエイミが読み取れる。
その後、鬼岩城戦でダメージを負ったヒュンケルの看病をし、部屋に花を買って訪れたときには姉のマリンやアポロに気持ちを悟られており、後にポップにも勘付かれている。21巻では満身創痍のヒュンケルから鎧の魔槍を取り上げて、城の近くの森に捨て、「喜んで死にに行くような真似はやめて…!」と彼へ想いのたけを涙ながらに告げる。
エイミから想いをぶつけられたヒュンケルは「生死をかけた戦いの中で味わう苦しみや傷の痛みだけがオレの罪悪感をうめてくれる…!」と、はじめて自分の胸のうちを他人に話し、礼を言うが、自分のことは忘れた方がいいと告げ再び戦いへと去ってしまう。
その後ヒュンケルはクロコダインとともにバーンに捕らえられるが、牢の中で上述の「喜んで死にに行くような真似はやめて…!」というエイミの台詞を思い出し、ロロイの谷で再会した際、「その言葉でもう一度はいつくばってでも生きるチャンスにしがみついてみようという気になった…」とエイミに礼を告げた。
異性から本気の想いをぶつけられたのが彼の人生に於いて初めてのことだったのか、エイミからの告白時に語られた言葉は相当深く彼のこころに響いていたようである。
最終決戦後、ラーハルトと旅立ったヒュンケルをエイミは追いかけており、「戦いの中で生きるのが彼の望みなら… …地獄でのたうつのが彼の宿命なら…!私もそれに従います…!!一緒に地獄へ堕ちますっ…!!!」と、衆目の前で宣言した彼女はどこまでもヒュンケルに着いて行くのだろう。
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銀さち…女性キャラが銀髪の男性に恋心を抱き追いかける点が似ている。