概要
島原地震(しまばらじしん)は、1922年(大正11年)12月8日に長崎県の橘湾で発生した大地震である。
1922年(大正11年)12月8日1時50分、長崎県の橘湾(千々石湾付近)でM6.9の地震が発生。震源の深さは19kmと比較的浅く、島原半島南部で特に揺れが大きくなった。本震の発生から半日も経っていない11時02分に、M6.5の大きな余震が発生。M6.9の地震とM6.5の地震が立て続けに発生ことになる。この他にも多数の余震が発生しており、本震が起きた12月8日だけで600回を超す余震が発生した(体に感じないものを含む)。
被害
震源に近い長崎県を中心に、各地で大きな被害が出た。特に被害が顕著だったのは、北有馬村(現:南島原市)や現在の雲仙市などであった。11時2分に起きたM6.5の余震では、小浜村などでの被害も大きかったという。
地震によって被害を受けた家屋の数は2,000を超え(一部の資料によれば600〜700棟程度が倒壊したとされる)、そのほか地割れや墳砂、山崩れ、道路橋梁の破損などが起こった。また、熊本県では天草、八代などで石碑に被害が出るなどした。
この地震による死者は26人で、さらに39人が負傷したとされる。
外部リンク
ウィキペディア「島原地震」(ウェブアーカイブ)