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救星主のブラジラの編集履歴

2020-11-09 22:16:29 バージョン

救星主のブラジラ

きゅうせいしゅのぶらじら

『天装戦隊ゴセイジャー』に登場する敵キャラクター。

「そうだ、私は元護星天使、救星主のブラジラ!愚かで弱い人間共を根絶やしにし、汚れきった地球を粉々に打ち砕く!そして私は新たな星を創り直し、“救星主”となるのだ!!」

「下らん!実に下らん話だ!私は『救星主』だ!もう護星天使ではない!!惨めな命を惨めに生きる者共よ、消えて無くなれェ!!」


CV:飛田展男

スーツアクター:清家利一


概要

天装戦隊ゴセイジャー』にて、様々な組織を渡り歩いてきた謎の人物・ブレドランの本当の姿。

その正体は1万年前に幽魔獣を封印した古の護星天使(種族はスカイック族)であり、ゴセイナイト(グランディオンヘッダー)の本来の持ち主でもある。

 

人間を根絶やしにした上で汚れきった地球を一度破壊し、新しい星を創る「地球救星計画」を画策し、そうして創った星の命を導く者「救星主」として君臨することが目的。

かつては現在のアラタたちのように人間と同じ姿だった模様(映ったのは目元と口元だけだが、壮年~中年世代相当だった事がうかがえる)。


救星主ブラジラ様の1万年前の姿


幽魔獣を封印する際にはエルレイの匣と3種族のオーブを用いたが、シーイック族ランディック族のオーブは仲間から奪ったもの。それもただ強奪したのではなく、「未熟な仲間と協力するくらいなら優秀な自分が一人で倒した方が効率的」と判断したブラジラが自ら仲間を殺し、オーブに変化させたのだ。

そんなブラジラに対して幽魔獣の首魁二人は互いを深く信頼していたのがなんとも皮肉。

 

ともあれ幽魔獣の封印には成功したものの、護星界は仲間殺しが発生したことを重く受け止め「如何なる理由があっても犠牲を出すことは許されない」と糾弾。然るべき罰を下すべくブラジラを拘束するが彼はそれを自力で振り払い、未完成だった天装術「タイムトラブル」で1万年の時を越えて現代に逃亡。その際「タイムトラブル」の影響で本来の姿を失い怪人の姿へと変貌した。

そして更なる力を得るためにカモミラージュの天装術で「ブレドラン」と名乗り、様々な組織に潜入、暗躍を繰り返す。

趣味はコスプレであり、姿を変えての潜入は趣味と新たなる力を手に入れるという実益を兼ねた行動。武レドランとして幽魔獣に加わっていた頃に、ウォースター残党に接触する際には、ブレドランの姿に戻っていたことも一つの伏線であった。

 

性格

非常に独善的で傲岸不遜、冷酷非情と徹底的なまでにゴセイジャーの面々とは相容れない気質の持ち主。

かつての同胞を手にかけたことや、潜入した組織の者たちを利用・犠牲にしてきたことに対しては一切の罪悪感も後ろめたさも抱かず「自らが救星主になるためには仕方がなかった」と開き直っており、自らの功績を認めず処罰しておきながら地球の環境悪化には傍観の姿勢を崩さず何の手も打たない護星界にも「裏切りに他ならない」として憎しみと憤りを抱いている。

そして自身の提唱する「弱く愚かな者は、強く賢い者にかしずく」思想こそが唯一の真理としているためゴセイジャーたちの説得に耳を貸さず、彼らの信頼と絆を認めることも無かった。

ウォースターでは「武力」、幽魔獣では「幻術の力」、マトリンティスでは「技術力」と、次々に新たな力を手に入れ、自らの生まれ持つ力と合わせることで更なる高みに昇華させようと目論む。


戦闘能力

ゴセイパワーとは異なる「ダークゴセイパワー」が力の源で、強力な電撃を放つ剣・ダークサーベルを武器として扱う。仮の姿である武レドランの時も電撃を発射して攻撃できた。

また背中の翼を展開することで強力なエネルギー波も発射可能。

 

天装術はゴセイパワーの結晶体とも言うべきオーブを胸のアーマーに読み込ませて発動する。オーブは先述のシーイックパワーとランディックパワーのオーブの他、自らの持つスカイックパワーを込めたオーブ、ナイティックパワーを司るオーブ、そしてタイムトラブル時に使った時のオーブの五種が存在。オーブにはそれぞれりく/うみ/そら/きし/ときとそれぞれの属性を表す紋章が刻まれている。

 

また現在のゴセイジャーが使う天装術とは仕様が異なるが、これはテンソウダーとカードの誕生による天装術の体系化はごく最近の事であり、古代の護星天使も現在と同じように三種族には別れていたが、天装術自体はお互いの属性が入り混じっていたため。ナイティックパワーが現在のカード方式でありながら、様々な属性を内包していたのも上記の事情が影響している事が伺える。


戦闘力自体はかなりのレベルであり、ゴセイジャーを圧倒したのも事実だが、自信過剰な性格が災いし不覚を取ったことも幾度かある。

 

ダークゴセイヘッダーを配下とするだけあり、両腕にロー・オ・ザー・リとバリ・ボル・ダラを装備し、シールドを発生させる芸当も可能。

その他

地球救星計画に対する執念は凄まじく、最終決戦では巨大戦で爆発した後も生き延び、アラタの必殺技「レッドダイナミック」を受けて一刀両断されるも、「救星はならずとも…!!破壊だけは必ず果たす……!!!」と笑いながら砕け散り、ネガーエンドの楔に自身の残りのダークゴセイパワーを送り込んだ。

しかし、それもゴセイジャーと地球自身が起こした奇跡「ゴセイグローバル」によって阻止され、彼の野望は完全に潰えた。




悪の黒幕ではあるが最初から圧倒的な力を手にしていたわけではなく、策を以って様々な組織を練り歩き力を蓄えていった存在であり、いわば作品と共に成長してきたラスボスといえる。


また、上記の傲岸不遜で我の強い性格は護星天使の三部族が持つ性格的特徴を1つに集約した上で、極端に醜く歪めた物と言う見方も出来る。

劇中の彼の言動に当て嵌めると以下の通りになる。

部族性質劇中での言動
スカイック族前向きで楽天的かつての同胞を手にかけたり、各組織を利用した事への都合の良い開き直り
ランディック族誇り高さ、猪突猛進自らを「救星主」と嘯き、他を「惨めな命」と見下す傲慢さ
シーイック族冷静さと知的さメタルAに見られる様に、目的の為に味方を切り捨てて敵すら利用する冷酷さと邪知

後に、『199ヒーロー大決戦』では冥府神ダゴンヨゴシマクリタインと共に黒十字王によって復活する。なぜか見えない相手の位置を完全に補足して誘導弾を放つという攻撃でゴセイレッドとゴーカイレッドを苦しめるも、それがステルス機能を持つビービ虫を使った攻撃ということを見破られ倒される。

最終戦ではかつての仮の姿たちを分身させて登場。『ゴセイジャーVSシンケンジャー』にて披露した技の進化形とも言える。


本編、Vシネマ劇場版を合わせると、全形態併せて10回も倒されている

戦隊の歴史上でも、(再生怪人も含め)幹部クラスのキャラクターで、これだけ倒されたのはコイツぐらいであろう。

2012年4月21日公開の『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』でも、ブラジラは4形態登場して全て倒されたので、被撃破回数14回となった。その際の「行くぞ! 我が分身たちよ!!」と言うセリフは派生作品におけるブラジラの立ち位置をこれ以上ない程端的に表しているとも言えよう。

最早悪の戦隊と言っても過言ではない。


CMのあと、みんなで一緒に歌を唄おう!


今後のスーパー戦隊(と春映画)の展開次第では、また出てきそうな予感もするので、更なる記録更新が期待される。

……と思ったら案の定、『動物戦隊ジュウオウジャー』第29話『王者の中の王者』にて、バングレイキャプテン・マーベラスから読み取った記憶から実体化した、歴代戦隊の悪の幹部の一人として再登場。

蝶絶神デーボスと共に風切大和以外のジュウオウジャーと対決するも、彼らが弾いたデーボスの光弾を受けて怯み、野生解放したジュウオウジャーの総攻撃を受けてしまい、最期はジュウオウザワールドのワールドザクラッシュを受けて上空に吹き飛ばされ爆散した。これで15回目である。

ちなみにここでのブラジラはバングレイの作ったコピーだったからか、飛田氏の声は当てられていない。


名前の元ネタはディストピアをテーマにしたSF映画『未来世紀ブラジル』と思われる。


そして2020年、このしぶとい悪夢は再び蘇るかもしれない…。


関連タグ

天装戦隊ゴセイジャー ブレドラン 悪しき魂 地球救星計画

ザマス ゴクウブラック・・・ブラジラ同様、正義のために人間を滅ぼそうとした悪党繋がりで、ブラジラは天使だがザマスとブラックは神である。

十六夜九衛門・・・本来の姿を隠し、自分の計画のために暗躍してきた幹部つながり。ただし、こちらは組織の為に暗躍していた。

ウルトラマンベリアル ウルトラマントレギア 魔導神官メーミィ・・・同じく正義の戦士が所属する国の出身で、同じく故郷を離反して悪の道に進んでしまった者


オジマンディアス・・・中の人繋がり。こちらも多くの者を犠牲にして地球を救済しようとした人物であるが、最終的に計画を成功させた。


吐き気を催す邪悪


サイボーグのブレドRUN救星主のブラジラ彗星のブレドラン

血祭ドウコク←救星主のブラジラ→アクドス・ギル

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