噛み付かせることで自信を付けさせるために宛がわれる犬のことである。
そこから転じて
のことである。
本項目では後者の意味での噛ませ犬を主に解説する。
やられ役としての噛ませ犬
戦闘シーンが存在するマンガやアニメ等では徐々に強力な敵が登場する事になる場合が多い。
当然その分主人公や仲間達も強くなるのであるが
やはり主人公達が敵うか敵わないか分からない様な強敵が現れ、
その強敵を打ち倒していく、という白熱した展開になることが多い。
如かしながらまず主人公達もそうだが読者や視聴者に
新しく登場した敵は強いですよ、という事をアピールしておかなければ敵の強さが分からない。
当然主人公がやられるというケースもスポーツものなどなら有り得る(後にリベンジする)が
命を賭すような戦闘シーンが存在する場合は主人公がやられるという事は基本的にあり得ない為、
その強さを示す為に犠牲にされるのが通称噛ませ犬の役割である。
スポーツものであれば主人公達のライバル(チーム)等がその役割を担う事が多い。
戦闘ものであった場合は一般市民が役割を担う事もあるが
主人公の仲間などが噛ませ犬としての役割を担う事もある。
一般市民は基本的に無力であることが多い為、ある程度の実力がある主人公の仲間が選ばれ
敵に軽々と撃破される、という方が敵の強さを知らしめやすい。
大体この手のアニメでは一人くらいこの役割を担うキャラクターが居る事になる。
その為か噛ませ犬になるキャラクターは総じてヘタレなどと呼ばれる事が多い。
噛ませ犬と呼ばれやすいキャラクターの一例
ヤムチャ(ドラゴンボール)
最早解説不要と言っても良い噛ませ犬キャラクター。
彼が活躍出来たのは最初だけ、と言っても良い。
終盤ではベジータに噛ませ犬のポジションを取られている気がし、
噛ませ犬の噛ませ犬という何とも不名誉な位置付け。
ベジータ(ドラゴンボール)
終盤の噛ませ犬としての立場。とはいえ、ヤムチャよりは幾分かマシか。
毛利小五郎(名探偵コナン)
コナンに利用される場面も噛ませ犬としての立場だが
彼が推理する場合、確実に外すことになる。
池田華菜(咲-saki-)
決勝戦では天江衣に放銃しまくることになり
天江衣の強さを引き立てる役割に回ることとなった。
その姿はネット上では池田銀行としてネタにされている。
更には宮永咲の槓によるドラなどを入手しているが
結局良い状況も全て持って行かれる、という事で
咲と衣両方から噛ませ犬とさせられている。
クッパ(マリオシリーズ)
特にRPGなどで後ろに真の敵がいる場合は噛ませ犬となる事が多い。
ベガ(スーパーストリートファイターⅡX)
本編では強さを見せるがクリア後一定条件を満たすと……。