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クリュティエ=ヴァン・ゴッホの編集履歴

2020-11-20 00:31:12 バージョン

クリュティエ=ヴァン・ゴッホ

くりゅてぃえゔぁんごっほ

『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント「ヴァン・ゴッホ」の正確な真名。

概要

FGO世界においても男性であったことが明らかとなっているにもかかわらず少女の姿を取っていることをはじめ、純粋な幻霊ゴッホとしてみるには不可解な点が見られたヴァン・ゴッホ。

その実態は、ある女性の幻霊とつぎはぎされた存在だった。


その女性の名はクリュティエ。

詳細は人物欄に譲るが、狂気的な性格や、霊基再臨するとヒマワリやクラゲの意匠が現れるのは、霊基の8割がクリュティエのものであったため。

構成割合としては80%がクリュティエ、15%が虚数由来のブラックボックス、ゴッホの記憶と才能が残りの5%を占めている。

また、外なる神がクリュティエの肉体にゴッホの記憶と自認を埋め込んだのは、自分たちが降臨するために宝具「星月夜」が必要ではあるものの、ゴッホ自身、求めはしても、外なる神に与しはせず、生前も自分の作品により邪神が呼び込まれることを危惧して自ら命を絶っている(とスカサハ=スカディはみている)ため。

英霊ゴッホもそれに基づく制約、即ち「邪神の狂気には絶対に屈せず、万が一そうなりそうなら自殺する」と言う制約があり、純粋にゴッホを召喚しただけでは、宝具を開放させられない。

逸話上自死していないクリュティエにその記憶と才能を与えることで、リミッターを封じようとした……というのが事の真相である。


人物

クリュティエとは、ギリシャ神話に登場する、オケアノスとティテュスの娘、水のニンフ「オケアニス」の一柱。


太陽神アポロンの寵愛を受けたが、アポロンはペルシャ王オルカモスの娘レウコトエを愛してしまう。

嫉妬に狂ったクリュティエはオルカモスに讒言、怒ったオルカモスによってレウコトエは殺される。しかし、レウコトエを死に追いやっても、アポロンの愛がクリュティエに向けられることはなかった。自らの手で、求めていたはずの愛を完全に壊してしまったのである。

それでもアポロンを愛することを止められなかったクリュティエは、彼の化身である太陽を見続け、やがて一輪の花に姿を変えてしまった。


この花は、ヘリオトロープ(太陽を常に見続ける、の意)だとされ、これが拡大解釈された結果、後世の芸術においてはヒマワリに変わったとされることも多い。


元々は彼女が愛していた相手はヘリオスであったといわれており、”ヘリオ”トロープの名前にその名残が見える。後世でヘリオスとアポロンが同一視されるようになったことでヘリオスの所業もアポロンの逸話として語られるようになったとされている。また彼女が変化したとされているのは、ペルー原産のコモンヘリオトロープ(H.arborescens)ではなくヨーロッパやアジアに自生しているビッグヘリオトープ(H.europaeum)をさすと思われ、こちらの花も葉がヒマワリのように太陽の方角を向く性質がある。花の色は白色や淡紫色のものがある。


活躍*

邪神達が現実の地球へと侵攻するための前線基地の作成、現地での人員(=カルデアのフォーリナー)の徴発と神化を目的として、外なる神により虚数空間に召喚されたあと、同じフォーリナーである葛飾北斎を「呼び」、虚数空間を改竄、然る後にカルデアに保護される。


その後は血清提供などでカルデアに協力していたものの、探索が最終海域に至る直前、突如自傷行為に走る。彼女自身は一時的に沈静化していたものの、後述の宝具によるステータス改竄で道具作成スキルが著しく上がり、ネモ・マリーンに偽装してノーチラスに潜伏していた北斎が暴かれ、鎮圧されたタイミングでネモ・ナースを振り切って艦橋へ現れ、バグを起こしたネモ・マリーンズから自身の真実を端的に聞かされた(具体的には「くりゅてぃえ」の語が連呼される形)ことがトリガーとなり、フォーリナーとして覚醒。カルデアから離れた場所での自死を仄めかし、ノーチラスから消える。


その後の観測により、第5海域で霊体が超巨大化していることが発覚、改竄状態下の虚数空間の性質(形だけでなく本当の意味で碁盤になっており、同一勢力で包囲したエリアの内側はその勢力のものとなる、というもの)を利用したカルデア一行により、霊体内に取り込まれた本体が摘出され、救出される。

この時、同じく混成の幻霊であるキャプテン・ネモの言葉で邪神を精神的に振り切り、自分がクリュティエであり、またゴッホでもあるという矛盾した存在であることと向き合い、受け入れ、「雅号ゴッホの、ギリシャ出身の小娘」として、生きていくことを決意。


このことと、自分を受け入れてくれる場所があると分かったからか、性格が多少明るめになり、またこれまで見せることのなかった心からの笑顔を浮かべている。

さらに、救出される際、自身とリンクしていた邪神が撃退されたためか、楊貴妃のエルドリッチパワーの影響を受けず、彼女の暴走を止めるため、もう一つの虚数大海戦に挑み、これを成し遂げた。

全てが終わったあと、虚数空間にあふれ出た余剰リソースで聖杯を生成、虚数空間の復元とノーチラスの帰還に寄与した。その後カルデアに渡ったようである。


ステータス

ヴァン・ゴッホ(Fate)参照。


宝具*

「星月夜」

デ・ステーレンナフト。彼女の第一宝具にして、邪神達が彼女を作った目的。対象の霊基を精査、改竄する効果を持つ。

これをフォーリナーに対して用いれば、邪神をその身に宿す脅威を簡単に量産できる、禁断の宝具である。

ただし、本人が制御できればその逆も可能であり、事実、楊貴妃によって強制的に狂気を植え付けられ、覚醒させられたフォーリナーたちを正気に戻した。


また、楊貴妃との最終決戦では、機械の体でありフォーリナーの霊基の影響を受けにくいフランケンシュタインを介してダークホースと霊基を接続、相方の能力と合わせて決着をつけた。

なおこの際、宝具の真名が「シンイェ(恐らく元ネタの作品の中国語における名前だと思われる)」に変わり、口調も相方の方のそれになっている。


ゲーム上では、敵全体に恐怖状態を付与(1ターン)+味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)<オーバーチャージ依存>&クリティカル威力をアップ(3ターン)[宝具レベル依存]+味方全体の〔領域外の生命〕のクリティカル威力をアップ(3ターン)+自身に毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)と言う効果。


「黄色い家」

ヘット・ヒェーレ・ハイス。第二宝具。

ゴッホの才能を花開かせ、そして夢の終わりをもたらした、南仏アルルにある居宅を描いている。

敵に対しては南仏を苛む風・ミストラルの嵐を、味方には手厚い加護(描写を見るに、少なくとも魔力充填のような、端的に言えばNPチャージ効果はあるようである)を与えるが、同時に呪いも与える。


「タンギー爺さん」

リュ・ぺー・タンギー。劇中証言のみがされたクリュティエ=ヴァン・ゴッホには使えない宝具。

パリの画商ジュリアン・フランソワ・タンギーをモデルにした肖像画であり、背景に浮世絵のあるジャポニズムを象徴する作品。

楊貴妃が本来とは違う宝具を言う際に使われた物で、彼女が言った効果は描かれた老人や各種題材が動き出すというもの。

ゴッホ本人によると、彼女的に割と穏やかな時に描いた作品であり邪神は興味が無かったため使用不能であるそう。

二作品があるがどちらが使われるかは不明。


余談*

本来は現実のカルデアに渡るつもりはなかったようだが、「触手が抜けなかった」ために事故ってカルデアまで行ってしまったようである(本人曰く「ミスって、来ちゃいました」)。ちなみに、事故発生時の台詞がやたら生々しい。


関連人物

元来無関係な幻霊を掛け合わせたサーヴァント。ただし、こちらは「ヘシアン」と「ロボ」双方の意識を宿しており、ゴッホの在り方とはやや異なる。

英霊の能力・記憶を人間の器に宿した存在。こちらは基本的に英霊と依代のバランスがとれているが、ゴッホの場合は外なる神が無理やり霊基を構築したためバランスが著しく崩れている。


関連タグ

ニンフ ギリシャ神話

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