概要
オンライン百科事典ともいう。書籍の百科事典との違いは、テキスト検索が行える事、保存に必要な物理的スペースが書籍に比べて小さい事、スマートフォンなどから気軽に閲覧できる事、技術の進歩に合わせて動画やプログラムなど新しい情報の提示方法を取り込んでいける事などがある。
また、SNSなど外部サービスと連動することができる。
紙の辞書のコンテンツを転載したものもあるが、Wikiを使用しているものは不特定多数のユーザーが共同でコンテンツを作り上げている。
ピクシブ百科事典ではWikipedia、コトバンクなど他のサイトから引用した記事も多く立てられている。ただし著作権侵害になる場合があるので注意が必要(逆も同様)。
主なオンライン百科事典
統合型オンライン辞書(百科事典コンテンツを含むもの)
- goo辞書(NTTレゾナント)
- 国語・英語・四字熟語など30以上のオンライン辞書を一括検索する統合型オンライン辞書。百科事典項目はWIkipediaと連携している。
- コトバンク(朝日新聞)
- Weblio(ウェブリオ株式会社)
- 多数の辞書や用語集を一度に検索する統合型オンライン辞書。簡易翻訳機能もある。
- OxfordLanguages(Google)
Wiki形式のオンライン百科事典
Wikiの項目も参照。
- ウィキペディア(ウィキメディア財団)
- 最も有名と思われる、MediaWikiを用いた百科事典サイト。英語、日本語を含む300以上の言語で展開しており、「中立性」「独自研究の禁止」「検証可能性」「大言壮語はしない」などの厳格なルールが存在し、方針に従わない形で記載された記述は、(たとえ出典が明記されても)正誤関係なく基本的に削除する。もっとも、このルールのお陰で他の百科事典に比べれば信頼性が担保されているのであるが、それでも明らかな間違いや偏向した記述がないとは言えない。
- ウィキメディア財団が利用者からの寄付金のみで運営している。姉妹サイトに辞書である「ウィクショナリーやニュースを扱う「ウィキニュース」などが存在する。日本語版は利用者数に比して管理者が少ないうえ、各管理者の負うべき責任の所在も不明瞭なため、反感を持つ人も多い。
- アンサイクロペディア
- ピクシブ百科事典(Pixiv)
- ここ。Pixivの作品につけられたタグの解説サイトとして開設され(現在はタグのない記事も作れる)、Pixiv会員のみ編集ができる。pixivの豊富なイラストが使えるのが強みで、創作関連(商業・同人とも)やカップリング関連が特に強い。Wikipedia的な固い解説からアンサイクロペディア的なユーモアを交えた記述、ファンの思い入れを込めた熱いトークまで、何でもありのゆるい気風がある。ただし、運営のやる気が微妙なこともあって若干治安が悪く、一部のユーザーのやりたい放題が放置されがちなのが課題。
- システム面でもcolorや脚注がないなど書法が少ない、検索エンジン避け(__NOINDEX__)やリダイレクト(転送ページ)やコメントアウト(Wikipediaでいうところの「<!--ここに隠したいコメント-->」)の機能がない、編集競合を処理できない、メイン画像を複数設定できない、うごイラをメイン画像に設定できない、記事名において半角英数の大文字と小文字を区別できないなど不備が多い。
- ニコニコ大百科(KADOKAWA)
- ニコニコ動画の付属サービス。ニコニコ動画・ニコニコ静画のタグ解説記事が中心で、規約が緩くサブカルチャー関連が特に強い、記事の体裁が多種多様、ネタ混じりの記述も多くあるなど、ピクシブ百科事典に似た特徴がある。ただし、こちらは運営が仕事をしているのと、プレミアム会員でなければ新規記事の作成・編集が行えない(要するに有料)ので、ピクシブ百科事典ほど治安は悪くない。
- 他サイトに比べHTMLが使いやすい、サイト自前のMMLやペイント機能があり、これらを使った投稿ができることから、かなり凝ったデザインの記事も多い。アンアイクロペディアほどではないがサーバーが重く、読み込みが遅い、待った挙句503エラーが返ってくるなどのトラブルが出ることもある。
- 萌娘百科
- 端的に言えばピクシブ百科事典、ニコニコ大百科やアニヲタwiki(仮)の中国版。
- ナムウィキ
- 端的に言えば韓国のピク(以下略)