ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

蘆屋道満(Fate)の編集履歴

2020-12-20 12:40:04 バージョン

蘆屋道満(Fate)

あしやどうまん

『Fate/Grand Order』に登場するアルターエゴのサーヴァント。

この姿。肉食の獣の如し。

この声。悪霊の王が如し。

死したはずのキャスター・リンボ

———違う。違う違う!!

その名は安倍晴明に非ず。

彼男の真名(な)は蘆屋道満!!


如何です、如何です!興味深い事例であったでしょう、サタン様!

……失礼いたしました、我が愛しき御方———■■■■■■■■■■さま


プロフィール

クラスアルターエゴ(本来はキャスター)
真名蘆屋道満
身長200cm
体重110kg
属性混沌・悪・地
出典宇治拾遺物語、安倍晴明物語、蘆屋道満大内鑑、アステカ神話スラヴ神話など
地域日本
性別不明(本来は男性)
好きなもの悪逆、蹂躙
嫌いなもの安倍晴明、平和
ILLUST古海鐘一
CV森川智之

概説

亜種並行世界で起きた事件のもう一人の黒幕

武蔵たちに敗れ消えた筈のキャスター・リンボは、平和になった下総を忌々しそうに見ながら、「サタン」の名で呼ぶ真の主君に向かって語り出す。


キャスター・リンボとは、巨大な存在によって導かれ、悪意を核として成された存在。もやはサーヴァントでもなければ、サーヴァントを元に作り出された英霊剣豪でもなかった。

主の意向のままに、主が導いた妖術師を支えた悪意の存在。そして再びカルデアの前に立ち塞がった新たな敵。


武蔵に宿業を埋め込もうとした際に、「妖術師殿同様に惑っている」と発言していた事から、妖術師にも宿業を埋め込んだと疑われており、この推測が正しければ下総の事件はこの男が全ての元凶だったと言う事になる。



第2部『Cosmos_in_the_Lostbelt』でもOPで姿が確認され、本格参戦する事が決定。

黒幕たる『異星の神』なるモノはクリプターとは別に異星の使徒として直属のサーヴァント3体を召喚しており、そのうちの1体が彼である。


しかし当の彼はどういう訳か、インド異聞帯の主を唆してその世界の無為な崩壊を助長させるという、本来の使命に真っ向から反する行いに執心しており、コヤンスカヤからも「何を考えているのか」と呆れられていた。


そこも頓挫した末に、己が本拠地とする「地獄界曼荼羅」なるエリアでカルデアを迎え撃つ事になる。


人物像

異星の神陣営のアルターエゴの1騎で、あらゆる形での不幸や災禍を周囲にばら撒き高みの見物を決め続ける悪の陰陽師。

饒舌で軽薄、しかも自身の思考に絶対の自信を持ち、他者の苦痛と絶望を弄んで愉悦する外道

「リンボ(辺獄)」というコードネームを強く気に入っており、自他共に真名ではなくそちらの名称で通している。


常に権力者の参謀に居座り、さも忠節を重んじる腹心のように振る舞うが、裏では黒幕気取りで権力者さえ手玉に取って一挙一動を嘲笑い、己は万能感に酔い痴れながら愉悦する「歩く人災」。


しかし、その割には嘘や隠し事がド下手という致命的な欠点があり、己の後ろ暗い部分が周囲へとだだ漏れている。作中で彼の偽言をまともに取り合ったのも、思考力を失った神ひとりだけという有様であった。


加えてかなりナルシストな傾向があり、9割9分までは着実に策を詰めるが、敵へ侮りや自らの采配に驕って、最後の最後で決定的な見落としや計算ミスをやらかす傾向にある。

当時してから幾度となくカルデアへ牙を剥いているが、そのすべてが初歩的な確認ミスで計画が瓦解している。


愉快犯、刹那主義、快楽主義というのがこのアルターエゴ・リンボと呼ぶべきサーヴァントの本質であり、より面白そうだと思ったことがあれば、すぐに今の計画を二の次にしてかき回そうとしてしまうのである。


同時に混沌とする場を眺めるのは好きだが、自己保身に徹し決して本体は現場には近づきたがらず、自らの姿をした式神に乗り移る事で、死のリスクを恐れることなく狼藉を働いている。


能力

「悪の陰陽師」の頂点として、多種多様かつ極めて高水準な闇の呪いを使いこなす。主に辺獄の大霊を嗾ける戦法を好み、五芒星の妖術も使用している。

最も厄介な点は、偽りとはいえ生活続命を使用して、無数の式神に魂をわけて、疑似的な不死を実現していることである。


ステータス

マスター筋力敏捷耐久魔力幸運宝具
異星の神????????????
藤丸立香CEDEXBB

EXという規格外の魔力ステータスを有する他、筋力もCと以外に高め。

敏速はEと最低ランクではあるが、俊敏な動きで毒爪を用いた接近戦も行う。スキル時には反閇ないし禹歩と思われる独自の四股を踏んで、自らの術を強めている。


保有スキル

陣地作成(B)キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる能力
道具作成(A)魔力を帯びた器具を作成できる。Aランクとなると、擬似的ながらも不死の薬さえ作りあげられる
対魔力(A)魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術師が彼を傷付けるのは不可能
道満の呪(A)詳細不明
ハイ・サーヴァント(A)以下、本来の道満は有していないと思われるスキル。複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァントの証左
暗黒の神核(B)完成した悪神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル
快楽主義(EX)詳細不明
リディクールキャット(A)詳細不明
黒き命(A++)詳細不明

宝具

狂瀾怒涛・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)

リンボ

  • ランク:B
  • 種別:対都市宝具
  • レンジ:1〜80
  • 最大捕捉:400人

「光の時、これまで! 疑似神核、並列接続! 暗黒太陽、臨界! 『狂乱怒濤・悪霊左府』!! ンンンンンン! ごちそうさまぁ~っ!!」


時の権力者・藤原道長を呪殺せんとして仕掛けた、都市そのものを殺すに等しい驚天動地なる大呪術の再現。

成し遂げられれば都はたちまち荒れ果て、人々を不幸が襲い、餓死者が往来を埋め尽くす事となるだろう。当然、権力者も滅び去る。


宝具としての呪詛行使にあたり、アルターエゴとしての道満と融合した左大臣・藤原顕光の怨霊「悪霊左府」を一時的に召喚。これによって、術の成功確率をきわめて大幅に上昇させている。


ゲーム上での性能

下総国の実装から実に3年超の月日を経た2020年12月4日、地獄界曼荼羅の実装に伴い、SSRのアルタ-エゴとしてついに実装される。


地獄界曼荼羅クリア前にリンボを引いた場合再臨自体は問題なく行えるが、第三再臨以降のセイントグラフ及びバトルキャラは地獄界曼荼羅クリア後に解放される霊基解放クエストをクリアしないと解放されず、ガチャを引く前にもアナウンスが入るという徹底的なネタバレ防止措置がなされている。ただし、12月16日18時以降は、地獄界曼荼羅クリアが条件から外され、最終再臨さえすればクエストが開放可能となる。


NPチャージが可能なアタッカー兼混沌・悪専門バッファー。第2スキル以降は混沌か悪のどちらかがあれば効果があり、両方持っていれば効果は倍になる。秩序/中立・善/中庸であっても(スキル強化で)悪特性を付与できる教授がいれば恩恵にあずかることはできる。


実装が決まるとトレンド入りまでした「陳宮の弾」については第1スキルのガッツ2回によって3回まで使える。しかし陳宮は混沌・善なので道満のスキルの半分しか恩恵にあずかれない。教授で悪特性を付与すればいいのではと考えるだろうが、システムの要になる少女は2体必要、オーダーチェンジはクールタイムが長いためどちらかを捨てる必要に迫られる。


関連人物

生前

生前のライバル。魔性に堕ちてなお彼への対抗心だけは衰えておらず、その名を騙ったのも軽い冗談および嫌がらせといったところか。

晴明の方も手玉にとっている反面「自分に次ぐ技量の持ち主」と内心では高く買っており、リンボを見て「こんな衝動任せの無軌道な奴ではなかった」と称しているが…。


晴明の名誉弟子。実際に会ったのは道満が悪に堕ちてかららしく、彼女からは怪人・野獣と称されている。

なおその際「泰山解説祭」の被害に合い、思わぬ恥をかいた模様。


Grand Order

主であり、亜種並行世界の黒幕。

彼に宿業を埋め込まれたと言っていたが、明らかに召喚される前からの付き合いがあり、事件が始まる前から彼の事を利用していた節がある。


自身をアルターエゴとして召喚した謎の存在。

サタン様と呼び絶対の忠誠を誓っているが…。


下総国での戦いで、それぞれ少なくない因縁を作った者達。

想像以上に堕としがいのある存在として気に入っていたのか、それぞれの幕間ではカルデアのシステムに分身を送り込む形で、両者の前に立ちはだかった。

前者に至っては、より絶望を深めるという理由であえて塩を送るような事さえ行っている。


異星の神に協力して仕事をしていた間柄、異聞帯世界にて人々を悪辣に弄ぶ者同士。

しかし同族嫌悪なのか互いに嫌悪感を露わにしており「陰湿で粘着質なクソ坊主」「そんなだから晴明に及ばない」とこき下ろされている。向こうも隙あらば彼女を排除しようとしているほど非常に仲が悪い。


異星の神陣営のアルターエゴの1騎である神父

どんな場所でもやりたい放題を極めるため、さすがのラスプーチン(言峰綺礼)も道満は制御しきれず、彼からは半ば疎んじられている、度々道満を諌めている。


4つのユガによる創世と滅亡を繰り返しているインドの王。しかし道満はこのアルジュナに対しユガの周期を日単位まで縮めるという恐怖の提案を唆し、「どうしようもない異聞帯」化を煽った。


インド担当のクリプター。ペペは表面上「仲間」としての態度を保っていたが、内心では上記の破綻そのものな治世を煽った彼への決定的な不信感・嫌悪感を抱いていた。

この件が決定的な動機となり、大西洋異聞帯にて生活続命を「輪廻転生のまがい物」と定義することで、自慢の不死性を消し去られる事になる。


「美しき獣」を「人に化けた獣」と誤解釈し服を剥ぎ取ろうとしてくる為、調子を狂わされ困惑している。


彼女から一緒に遊ぼうと誘われるが、式神を解体する物騒な遊びを発言して、彼女にカルデアでそんな遊びはしてはダメと怒られている。代わりにおままごとに提案され、仕方なしと舅役を希望した。


アルターエゴのサーヴァントとしての成り立ちは彼女達とほぼ同じ。女神が構成要素に含まれている点も同様。


余談

今までに散々やらかした所業の数々もあって云うまでも無いが、多くのユーザーからもカルデアにいる英霊からも、露骨かつ徹底的に嫌われている


マイルーム会話でも武蔵ちゃんから「どの面下げてマスターのところに来たわけ!」と言われ、ユーザーからも「どの面下げて(自陣の)左側向いてる」と実装された側から言われる始末であった。


また、実装当時にACでは鈴鹿御前(サンタ)が実装されたのに対し、地獄界曼荼羅では蘆屋道満の目論見で鈴鹿御前が敵対するフラグ満々であった為、そうした面でも彼に戦意を向けるマスターは多い。とんだクリスマスプレゼントである。


しかしいざ実装されてみれば、ボイスと相まってそのやたらとハイテンション且つ楽し気な振る舞いが妙なコミカルさを醸し出しており、密かな人気を着実に獲得している。


  • 名前に関する小ネタ

羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満

作中では「羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満」だの「黄幡神」だの名乗っていた彼だが、そもそも彼はラクシャーサの類を組み込んでおらず、第一、黄幡神の元の姿であるラーフはアスラである。

なお、「黄幡神」は日食を引き起こした神として日本神話のスサノオと習合したが、実はこの男、何かとスサノオ関係のサーヴァントに邪魔されている傾向にある。1度目には都牟刈を作成した刀鍛冶、2度目は自分が呼びだしたはずの神霊から草薙剣の剣を借り受けた頼光四天王の若武者に計画の要である亜種空想樹を伐採されている。(余談だが、その若武者の上司である源頼光自身もスサノオと習合される牛頭天王の力を借り受けている。)


前回、ヤマタノオロチに縁にある望月千代女酒呑童子を召喚した結果、カウンターとして都牟刈を振るえて、「エド」に特攻を持つ千子村正を呼んでしまったように、此度もまた召喚するサーヴァントの選出の時点で彼の計画は崩れたも同然だったのだろう。(黄幡神=スサノオや源頼光、そして平安時代の京都と計画瓦解のキーとなった伊吹童子の縁があるものが揃っており、どのみち亜種空想樹伐採の為に彼女が呼び出されていた可能性は高いが。)


ちなみにラーフは乳海攪拌の折、太陽と月に不死身の霊薬を飲んだ事をチクられ、ヴィシュヌ神に首を切断されたと伝承されている為、インド異聞帯にて太陽神の息子ヴィシュヌ神の化身彼の戦輪を受け継ぐもの月の癌の名を冠した象乳海攪拌で生まれた女神を内包した戦士が計画の支障となったのもなかなか因果なものである。


なお、彼は羅刹王を名乗ったせいで、概念的には羅刹退治の英が天敵になりうる恐れがある。


総じて自分に有利な状況を作り出してあと少しの所までは行くが、同時に墓穴を掘って計画を台無しにしてしまっている。



関連イラスト

リンボ

蘆屋道満Fateログ4
3年


関連タグ

Fate/GrandOrder Cosmos_in_the_Lostbelt 創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ

アルターエゴ(Fate)

外道 呪い ナルシスト 美形悪役

吐き気を催す邪悪


ベリアル:別ゲームの美形悪役。狡賢く人を貶めるのが大好き、内情が本気半分冗談半分なので全く読めない、後に味方として実装(いけしゃあしゃあとやって来た)など似た所を上げるとキリがない。

役割論理:口癖が「ンンンン」なのでよく同一視される。

レッツゴー!陰陽師:陰陽師繋がりで触媒にする人が続出。実際に出た例もある。

バンギラス:身長が全く同じ。










この先にはFate/Grand Order第2部5.5章「地獄界曼荼羅 平安京」に関する重大なネタバレが含まれます。


















生前の蘆屋道満

蘆屋道満という男は、安倍晴明と敵対した陰陽師として反英雄にカテゴライズされる存在である。

だが実はリンボの様に無軌道なまでの加害を望んでいた程ではなく、理性的な人物であった模様。


口調や容貌こそ全く同じだが、元々は真面目かつ大人しい性格で、(数多の可能性の一つとはいえ)悪鬼と化した未来の自分にショックを受け死を選ぼうとした程。

恐らく本来のキャスタークラスで召喚された場合は、こちらの人格で現界するものと思われる。


作中でも藤原道長からは相応に信用を受けており、リンボが暴れ始めた際に討伐を命じられた同僚の陰陽師達から「許されよ」と言われている等、周囲の人物達から悪印象は持たれていなかった。


実際、彼の本所である兵庫県などでは、市井の人々にも手を差し伸べる立派な陰陽法師として称賛され、現在でも足跡の残る地で道満は厄除けの守り神として信仰されている。

一方で物語集などの当時の伝承をまとめた書簡では、安倍晴明の偉大さを宣伝するかのように兎角道満を悪党としてこき下ろすようなものが多く、現代の我々が知る「悪玉陰陽法師・道満」の形成に大きく影響を及ぼしている。

Fate的に言えば、まさに「無辜の怪物」の成り立ちに相当する現象といえる。


生前は晴明と比較される事へのコンプレックスを拗らせた末に道を踏み外してしまったらしく、未来の自分にそこを突かれてつけ込まれる等、心を闇に飲まれ悪に堕ちてしまう弱さ・危うさも確かにあった。


サーヴァントのアルターエゴ・リンボはそんな彼の"悪性"という"一側面"のみが抜き取られ、カリカチュアされた似て非なる存在である。

更にアルターエゴとして成立するにあたり、アステカ神話の女神イツパパロトルスラヴ神話の悪神チェルノボーグ、平安日本の怨霊「悪霊左府」という三体の神霊および怨霊を組みまれたハイ・サーヴァントと化し召喚されたのだ。


結果、悪意と悪霊のみで構成された存在となった"リンボ"は、普通の悪人にも存在する理性での歯止めすら効かなくなった、行き当たりばったりに悪逆を貪るモノと成り果ててしまったのである。

プレイアブルとしてカルデアに召喚された彼は、異星の神との契約は既に切れているがリンボとしての全ての記憶を有している。

しかし、彼が『リンボとしての記憶がある別霊基』なのか『霊基そのものがリンボ』なのかは曖昧にされている。


所謂今までの様々な因果による「悪縁」が作用したと思われるが、そうなった正確な理由については現時点では不明(マテリアルでも不明とされている)。

それ故に今までの黒幕サーヴァントと異なり、元黒幕でありながら完全な味方というレアケースとなった。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました