概要
闇の魔術。これを掛けられた物は夢見心地の気楽な気持ちになり、術者の念じる命令が脳裏に浮かび、それをそのまま実行してしまう。
マルシベールの十八番。またバーテミウス・クラウチ・ジュニアは実の父にこれをかけ続けられていた。(のちに逆転)。
クルーシオと異なり、相手をひたすら気持ちよくさせる効果なのが面白いところ。
これを打ち破るには強い自我、意志の力が必要であり、ハリー・ポッターはジュニアの授業でこの資質を示した。
セブルス・スネイプいわく閉心術も同じような力であるらしいが、こちらはハリーはからっきし。むしろドラコ・マルフォイの方が閉心術向きだった。閉心術に必要なのは頭を空にして自分を押し殺す技術なのでインペリオの抵抗能力とは似て非なるものなのだろう。
ヴォルデモート全盛期に大量の人間が操られた。また呪文の特性上、単純な操り人形にするのではなく術者の命令を最優先とする形で操るため、本人確認のための質問や暗号がまるで無意味となってしまい、誰が裏切っているのか分からなくなってしまう。
これによりヴォルデモート全盛期において、魔法界全土は極端な他人不信に陥り、結束などしていられる状況ではなくなってしまうこととなる。
この呪文に掛かっていたのか否かを判別するのは困難であり、ルシウス・マルフォイなどはインペリオのせいにして狡猾にも収監を逃れている。(ベラトリックスなどの真の忠臣と呼べるモノは自分の意思で従ったと供述し、アズカバンに収監されている)
社会に混乱をもたらすという面では非常に厄介な魔法である。