もしかして：冒険王ビィト
概要
いわゆる今で言う所のテレビマガジン（講談社）、てれびくん（小学館）辺りに該当する漫画雑誌。1949年の刊行当時は「少年少女冒険王」というタイトルで漫画雑誌として刊行されていたが、1970年代からは子供向けのアニメや特撮番組を中心とした記事やコミカライズを掲載することとなる。70年代は東映特撮のコミカライズを多く持ち、当時の東映特撮番組のOPには大概「連載 冒険王」の文字が記されている。
1979年、小学館のコロコロコミック刊行により、売り上げを大きく奪われ、打開策としてオリジナル漫画作品を打ち切りにし、TV番組などの情報を中心とする内容に切り替え、1983年には『TVアニメマガジン』に改題。1年後に売り上げ不振から廃刊となった。
冒険王掲載の漫画作品は、現在は秋田文庫から単行本化されているものも多く、週刊少年チャンピオンの漫画と並んでコンビニコミックス化されているものもある。
主要な掲載作品
- イガグリくん
- まんが水戸黄門
- 夕やけ番長
- 魔神ガロン
- どろろ第2部
- サイボーグ009
- 仮面ライダー（すがやみつる版。スカイとスーパー1は石川森彦、ZXは金山静雄）
- 変身忍者嵐（石川賢版）
- スパイダーマン（すがやみつる版。東映版スパイダーマンのコミカライズ）
- ライオン丸シリーズ（一峰大二版）
- デビルマン（蛭田充版。アニメ版のコミカライズであり、原作のスピンオフではない）
- マジンガーZシリーズ（桜多吾作版。アニメに比べて陰欝な描写が多い。詳細はこことここを各自参照）
- ゲッターロボG（ケンイシカワ御大。ゲッターロボサーガ第2章）
- 鋼鉄ジーグ（松本めぐむ版）
- アストロガンガー
- チャージマン研!(みやぞえ郁雄版)
- 宇宙戦艦ヤマト（松本零士版）
- 惑星ロボダンガードA（松本零士版）
- バトルフィーバーJ(古城武司版。バトルフィーバーロボが登場する、唯一のコミカライズ)
- 機動戦士ガンダム（岡崎優版）
- 伝説巨神イデオン(古城武司版。テレビシリーズのコミカライズ)
- 最強ロボダイオージャ
- ロボット8ちゃん
- 大戦隊ゴーグルファイブ
- 超時空要塞マクロス(雑誌休刊に伴い打ち切り)
- 六神合体ゴッドマーズ
- 聖戦士ダンバイン(杉山たかゆき版。雑誌休刊に伴い打ち切り)
- 装甲騎兵ボトムズ(岡崎優版)
- 重戦機エルガイム(杉山たかゆき版。雑誌休刊に伴い打ち切り)
